花と音楽のある暮らし

花と音楽のある暮らし

2009年10月25日日曜日

09.10.25 グランフォンド伊吹山一周

09.10.25グランフォンド伊吹山一周

金曜日の未明に気分が悪くなり、夜中に起きた。
朝起きても体調が悪い。

出勤の車内でも目の前が真っ暗になりぶっ倒れそうだった。
額からあごの下にかけて脂汗がべっとり。
ぎりぎりのところで駅に着いて、ふらふらと降り立った。
今度は悪寒がする。

午後から講習会があるので、それが終わったらそのまま帰宅。
朝はお粥だけ。昼もほとんど食べられなかった。
胃腸風邪なのか、食あたりか、ひょっとしたら新型インフル?
熱は微熱程度。早く直さないと日曜日のグランフォンドが危うい。
帰ってすぐに寝る。

土曜日も午前中、寝て過ごす。
お昼はやっぱりお粥。
午後からは図書館へ行ったり、バイクのチェーン回りの掃除やついでに猫トイレの水洗いなど、体力を使わない動きだけ。
明日走れることを期待して、持ち物の準備を済ませて、早風呂、早寝。

4時半起床。
バイクパンツをはこうとして屈むと腰が痛くて曲がらない。
こういうときは、のびのびサロンシップ。
到着までにジワーッと効いているといいな。


5時出発。車載ナビは一般道だと1時間50分かかるというのだが、そんなにかかる筈はない。
早朝の21号線のことで、1時間あまりで到着。

すでに役員の人たちが駐車場のゲート付近で誘導してくれる。
朝早くからご苦労様。

自転車を出し必要なものを詰め、体を動かしてみる。
気分も悪くないし、思ったほど背中の痛みもない。
道路を少し走ってみる。大丈夫そうだ。

今日は山岳グランフォンドとはいえショートだから、最初の岩手峠さえ這ってでも乗り切れば、あとはほとんど平坦の50km。
ここまで来たら行くしかない。

受付の準備が出来たので、名前と年齢を言ってバーコード付の名札をもらう。
(いつも年齢を言うたびに、最高齢に近づいている。いつも元気なシニアの方たち、もっと参加してください。)


バーコードリーダーでパソコンに読み込ませ、登録完了。
熊鈴をもらって自転車に取り付ける。
自分で購入した分もあるので、けっこうリンリンとガシャガシャの間の音が鳴り響く。


開会式でコース案内を聞く。
 ・岩手峠は勾配が12%もある。
 ・上りでは熊のほうが自転車より速い。
 ・下りは路面が荒れていて、コケの生えているところもある。
 ・スピードが出すぎていると盛り上がったバンプ舗装で吹き飛ばされる。
 ・グレーチング(排水溝の鋼製のフタ)が逆向きにはまっている所がある。
など、恐い話が次々出てくる。
まあ、なんとか上りさえすれば、下りはゆっくりゆっくりでも構わない。

いよいよスタート。
岩手峠の登り口からいきなり急坂が始まる。
荒れた山道だ。
ハーハー言いながら頑張ってきたが脇腹が痛くなってきた。
スタート直前に飲み下したウィダーがやはり良くなかったのか。
このところお粥しか食べてなくて、胃が小さくなってるからなぁ。

途中下車。休憩。
ミシガンさんがすぐ追い越して行く。
50mほど歩いて息を整える。ちょっと休憩すると足が回るようになるから不思議だ。

ピナレロレロ大矢さんが追いついて声をかけてくれた。
ヘルニア荘さんとも一緒になって、前を行くミシガンさんに合流した。
ピナレロレロ大矢さんは我々よりはペースを上げて先へ進んでいく。
そうそう、ロングの人はこんな坂でへこたれず、頑張って制覇してね。



この辺りはさっきまでと比べると随分楽になってきて、話しながら進められる。
ヘルニア荘さんとも話が出来た。

峠からの下りは注意を受けたとおり、ひどく荒れた路面だ。
アスファルトは剥がれ落ちてでこぼこ。
落石が多いのか、じゃりが散らばっている。
センターラインを越えようとすると、センターラインはちょうど、タイヤがはまり込む溝になっている。
ここにまともにはまり込んだら即、転倒だ。
ローリング防止用のバンプ舗装も頻繁に現れ、ほどんどブレーキ引きっぱなしだ。

ほうほうの体で下ってくると、ミシガンさんがカメラを構えて待っていた。
「君が代」発祥の、さざれ石公園だ。だが今は見学する余裕はない。
もう少し下ったところが春日香六のチェックポイントだ。



ほとんどみんな左折してロングのほうへ向かう。
私とミシガンさんは右折。
右手に川を見ながらずっと下り基調の道を快走する。
ミシガンさんの下りの走りは美しい。
しばらく行くと自転車乗りの姿が垣間見えた。
二人だけかと思ったら他にもいましたね。
相当飛ばしているのだが、ちっとも追いつかず、そのうち見失ってしまった。


「池田」の標識のある橋を渡ると、これはどうも池田山に登る道らしい。
川沿いにもう少し下ると粥川大橋らしいのを見つけた。1本早く渡っていたようだ。
ここで、さっき見かけたピンクのジャージ「花道」クラブの人と合流した。
彼も一人旅で寂しかったらしい。

霞間ヶ渓を越えてチェックポイントで komi さんたちに励まされ、バナナをいただいた。
「先に2人行ったよ。一人はUトさんだった。」(Uトさんがショートに回るわけないでしょ)

この先の道を教えてもらって再スタート。
池田温泉の前を通って山の中へ分け入る。結構急坂じゃん。
岩手峠だけと思っていたのは甘かったのね。
まあ、3人で励ましあいながら上りましょう。


ここが梅谷越と呼ばれるところなんだね。
谷だから下りかと思っていたよ。

ゴール寸前で道に迷ってしまったが、迷ったところで距離は知れている。
なんとか3人一緒にゴールを果たした。
ゴールタイムの集計表の一番上にUトさんの名前と、到着時刻 10:25 が記されている。
我々は10:51。3番タイだ。
ということは、Uトさんがまじめにロングを走っていてくれたら、我ら堂々の2位グループだったのになぁ。
まあ3位グループでも快挙だけど。

DNSすら危ぶまれたこの体調で、DNFすることもなく3位グループは立派なもんだ。
これも一緒に走ってくれた皆さんのおかげです。
私には「もがきながら楽しめる」ちょうど良いコース設定でした。

その後、ロングコースの先頭集団がゴールするシーンを見た。
ゴール寸前のスピードもさすがに速い。
12:13 到着。
ショートの2倍の距離、4倍の峠を越えて、この速さと元気。
すごいなあ。あやかりたいものだ。

いやいや、初心を忘れてはいかん。
無理をせずに、「楽しく走る」のが年齢相応のサイクリング流儀だ。
安全第一に、体調に合わせたサイクリングを心掛けよう。

Tim 2:26:36
Dst 49.96
Odo 1602.2
Max 54.4
Ave 20.4

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