花と音楽のある暮らし

花と音楽のある暮らし

2010年6月6日日曜日

10.06.06 三重 松阪・美杉

10.06.06三重 松阪・美杉

天気予報は晴天。最高気温30℃。

激坂を含むアップダウンの繰り返し。
暑さ対策が必要だ。
UVカットのクリームとUVカットのアームウォーマー。

今日はショートコースと決めているので、最初の矢頭峠をクリアーすれば後は何とかなりそうだ。
距離も80kmなので、言ってみれば最近のちょっと過激な「探訪あいち」のようなものだ。

午前3時に目覚ましをセットし、4時出発予定。
この、早朝というのがいけない。
思ったように寝付けず夜中に何度も目を覚ましてしまう。
こんなことではグランフォンドどころか行き帰りの車の運転すら危ぶまれる。

顔を洗って、ラジオ体操。
軽く食事を済ませて、ボトル2本用意する。
1本はBCCA入りの元気回復用。
もう1本はスポーツドリンクを半分に薄めたさっぱり感のあるやつ。
どちらも氷をいっぱいに入れた。

予定の4時より少し前に出発できた。
今はまだ暗いが、すぐ明るくなるだろう。
東名阪を名古屋西JCTで乗り換えて亀山、久居ICへ。
東名阪は同じ名前でも名古屋西までと、それ以降は別料金。
逆にいつの間にかつながった伊勢自動車道の久居ICまでは同じ1,000円枠に収まった。


集合場所の一志総合支所の駐車場に停めると、道の向うからOhbaya4さんが現れて、道の向う側の駐車場に止めるように指示してくれる。
すでに電ちゃんの車も来ている。

受付の準備が始まって、荷降ろしをちょっとだけ手伝ったり、話をしているうちに、コース設定をした名物オヤジ(なんて失礼な呼び方をしていいものやら)のO西さんも到着して、何だか知らないけど握手を求められた。
ヘヘッ!悪い気はしないけど、おだてられてもロングには行きませんよ。
ショートを楽しんで走れれば十分満足です。
ひょっとしたら同じブロガーとして、はたまた同世代のサイクリストとして扱ってくれたのかな。
経験も貫禄も全然違うんですけど。

カウントダウンが入って、8時ちょうどにスタート。
最初Ohbaya4さんの先導できれいに1列で進む。
フリー走行になると先頭はガンガン飛ばしていく。
先頭からこぼれて27~28km位で走っている人の後につくと、ミシガンさんがそれでは遅いとばかりに前へ出て牽いていく。
最近ヤル気十分だね。三河山間部でそうとう鍛えているらしい。
牽いてもらえりゃこちらも走りやすい。黙ってついていきますたい。

そうこうしているうちにだんだん上り斜面に差し掛かる。
山に入るとどんどん傾斜が厳しくなる。
最初はアウターで、ダンシングをやってみたりしたけど、距離があるのでそうばかりもしていられない。
インナーにしてシッティング。
ハアハア言いながら回していてもちっとも進んでいかない。
このいらいら感が精神衛生上よくない。
一旦リセットするために降りて歩く。
ミシガンさんは苦しそうな体勢ながら決してあきらめることなく上っていく。
後から来たピナレロレロ大矢さんやギセンさんが傍らを過ぎていく。

まだ体力を使い果たしてしまった訳ではないので、しばらく歩くと気力がよみがえってきた。
乗って走ればいくらゆっくりだとはいえ、歩いているよりはるかに速い。
ピナレロレロ大矢さんやギセンさんが歩き始めたのを追い越し、
ちょうど峠のところでミシガンさんにも追いついた。


君ヶ野ダムのW形に蛇行する美しい湖面を目にしながら、写真を撮る余裕がない。
ショートコースは帰路にもう一度ここを通るので、その時は必ずここで止まって撮影しようと思う。

軽快に下ったと思ったら、すぐに緩い上りになる。
鎌倉トンネルで尾灯を点けて、フロントライトのスイッチを押すと・・点かない。
集団走行だからまあいいようなもんだが、急に電池が切れるのは困るなあ。


逢坂峠、飼坂峠とダブルで苦し楽しみながら上ってきて、トンネル手前でフロントライトの電池を取り替えているとピナレロレロ大矢さんとギセンさんが連なってきた。
トンネルを抜ければ美杉のチェックポイント。
ロングとショートの分岐点だ。

飲み物、バナナを貰って、しばらく雑談。見るとバナナは1本しか残っていない。
ストック分は車に載ったままどこかへ出かけてしまったらしい。
到着したミシガンさんが最後のバナナを見事にゲット。


道の駅美杉でトイレ休憩して、またしばらく時間を費やした。
ピナレロレロ大矢さんは当然のごとくロングに向かい、我々ミシガンさんギセンさん3人はショートコースに進む。

ショートは基本的にずっと下りだ。危険のないように注意しながら行けば、きついところはない。
あまり急がず行きましょう。

君ヶ野ダムで予定通り記念撮影。次いでダムの下へ回って放水しているところを撮ろうと下り始めると、ギセンさんがパンクだ!と言うや、パーンと音が響いて、ギセンさんは止まった。
シューという音がしてタイヤが不安定になったそうだ。
パンクの勢いでそうなったのか、タイヤの端も破壊されている。
とりあえずパンク修理をして、タイヤの破損部分は気がかりだが、様子を見ながら走り出す。

伊勢竹原駅の近くの交差点で左向きの矢印が出ているが、これは一周目の案内表示で、間違って矢印通りに進んだらスーパーロングコースになってしまう。
ここから20kmほどの道程。
だんだんお尻も痛くなってきたがここで離脱するわけにもいかない。
淡々とペダルを回す。
一人で走っていたら最後の休憩を取りたいところだ。
ポケットに入っているSoyjoyを思い出した。口を動かしていると気が紛れる。

信号で止まって、あとどのくらいかと聞いたところはゴールまでわずか数百メートル地点だった。やれやれ。到着だ。
今回は下りが得意なミシガンさんの、上りの粘りを見たし、
ギセンさんのダンシングによる一瞬の切り換えを目の当たりにした。
こんどどこかで試してみたいものだ。


時間を記録して、自転車を片付け、ついでに着替えも済ませてから受付に戻る。
飲み物やお菓子もたくさん用意されていて、くつろぎながら感想文を書く。
開放感というか、まったり感というか、心地良くて腰が上がらない。
どんどん到着する人を見ながら、お茶やお菓子を勧めて居座り続ける。

ロングに行ったNPO北條さんも疲れて帰ってきた。
ロングは20km距離が長いだけでなく、険しい峠が2つ余分にあるのだ。
難易度はショートの2倍だ。
それにしてはみんな速い。記録用紙を見ると、我々よりずっと前に帰ってきたロングの人も何人もいるほどだ。
まあ、そういう人たちと比べてもしょうがない。

ACAに参加して、山岳グランフォンドの一部を体験させてもらい、自転車を始める前には決して知ることのなかった、この気持ちの良い風景や達成感、すがすがしい空気を、そして共に走る喜びを全身で感じているのだ。


ピナレロレロ大矢さんも満身創痍といった悲壮感を漂わせながら戻ってきた。
今日は意に反して坂をいくつも押して歩いたそうだ。
そういう体調の時もあるよ。
でもきっと2~3日するとリベンジに燃えるようになるんだろうね。
自転車ってそういうやつだ。

2 件のコメント:

  1. 楽しいグランフォンドでした。三重のコースも2回目となると景色を楽しむゆとりが出てきたような気がします。 

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  2. ミシガンさん、走りにも余裕を感じます。
    来週の探訪「三ヶ根あじさいくりんぐ」も楽しめそうですね。

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