花と音楽のある暮らし

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2010年7月5日月曜日

10.07.04 神坂峠ヒルクライム

10.07.04 神坂峠


6月は6日の三重グランフォンドの後、毎週日曜日が雨。しかも用事が重なって一度も自転車に乗れなかった。

4日の天気予報は未明まで雨、その後午前中曇、午後雨。
久しぶりのツールドあいちで、準備を始めるも外は大雨。自転車を積んでおくこともできない。
夜中は雨が激しく屋根を打ち続ける。
4時起床。
軽く食事をして準備しているうちに雨は静かになってきた。
自転車や靴や荷物を積み込んで5時過ぎ出発。


雨はすっかりあがった。雲間から陽が差し始めている。
東名高速から小牧JCTで中央自動車道に乗り換え中津川ICへ。
19号線で沖田の交差点に近づくと、正面の山から膨大な量の水蒸気が発散され、森林の深い緑がくっきりと見えてくる。

19号線からの風景


到着する前にコンビニに寄りたい。
ナビで確認すると沖田の交差点にあるサークルKが最後のコンビニだ。
中に入ると電ちゃんがいた。
Morimo10さんも。
いつも準備怠りなく、早いですね。


クアリゾート湯舟沢を過ぎて500~600m行った芝生の空き地が駐車場だ。
昨夜の雨で、ところどころ水溜りになっている。
青空もちょっと覗いたりして、天気は回復しそうだ。

芝生広場の駐車場



コースチェックから戻ったO西さんによると、
ゴール地点は霧が立ち込めている。道路状況は石ころなどもほとんどなく、水が川のように流れ出しているところもあるが、おおむね良好。
冷気が出て寒いくらいのところがあるが、ヒルクライムには格好の気象条件のようだ。


何週間も自転車に乗ってないし、平均斜度7.7%、13kmのヒルクライムを2時間以内に完走できるかどうかやってみないと分からないが、暑すぎる気候よりは確かに良い状況だ。
道も間違えようがないということなので、あせらずマイペースで上っていくことにしよう。


いよいよスタート。やや後方からのスタートとなった。
最初は緩斜面。同じように進んでいく。
少し勾配がきつくなると脚力の差がでて、振るい落としが始まる。


前の人との位置関係を見ながらも、無理せず、着かず離れず進む。
小牧市民さんが右側をするするっとすり抜けていく。
そのうちNPO北條さんも同じように駆け上がっていく。

我慢して漕ぎ続ければ、いずれ落ちてくる人を何人かは捉えられるだろうと思っていたが、一向に落ちてこない。
逆にずいぶん離されてしまった。
そのうち前も後ろも誰もいない一人旅。

うぐいすの鳴く声が谷間に響いている。
滝から落ちて冷気が漂っている場所に来た。
霧が濃くなって視界も悪くなってきた。
カーブを過ぎて今来た道を振り返ると、後方から人が近づいて来ている。

もうなんだか限界の感じ。
もう少しで9km地点。なんとかそこまで頑張ろう。そうすればあと4km。そこで体力を回復させて、あと3分の1を乗り切るのだ。
9kmを過ぎた。もう少しだけ行けそうだ。
じゃあ切りのいい10km地点だな。
ちょっと足を着いて水を飲んでいると、派手なジャージに身を包んだ2人。
O西さんと、これがミルクボーイか?
元気な足取りだ。靴を貸してくれた人のパワーまで貰ったに違いない。
霧の中を上っていく人を撮影して、気合を入れなおす。


あと3km。
あと2km。道は緩斜面に見えるのに進まない。
サイコンの50mが500mに感じられる。
まるで修行僧だ。
しかし、今回は背中やお尻がそんなに痛くもならなかったことが救いだ。
ただ、踏めども回せども、ほんのわずかしか進まないことがストレスだ。
もう少しパワーが欲しい。もう少し速く回せる脚力が欲しい。
しかし今はあるだけの自分の力で上っていかなければいけない。


霧の中に人が立っているのが確認できる。その先は何も見えない。
どうやらここを右折するようだ。
右側を見ると、ぼんやりと人影と、ACAの旗が見える。
スタッフの女性が「10時26分です」とコールしてくれる。
Sガさんが出迎えて、ゴール後の記念写真を撮ってくれる。


山小屋「萬岳荘」


山小屋「萬岳荘」でスタッフが準備してくれたカップ麺をいただいてレースの余韻に浸る。
小牧市民さんは1時間2分だったそうだ。惜しい。もっと前列からのスタートだったらきっと1時間で走りきったのに。
まじめ少年さんも満足そうな表情だ。
ひげおやじさんやミシガンさんも到着した。
ひげおやじさんは一時の膝痛がウソのように、神坂峠を上ってきても何ともないそうだ。すごい回復力。

そのうち雨が降り出した。
こうなると防寒具どころか、完全に雨対策。
レインコートの上下、フード付き。買ってまだ一度も使っていなかった雨用のシューズカバー。リュックを背負って、ミシガンさんに先導してもらって山を下りる。

ところが、ロードのブレーキは使い勝手が悪い。三本指ブレーキを引いても雨で滑る。肩も腕もガンガンに力が入ってしまう。
疲れて握っていられなくなって下ハンに持ち替える。
ヒルクライム用にグリップを少し上げたせいか、下ハンブレーキは角度的に持ちにくくなっている。上体を随分前に倒して、しかも腕を下から上に持ってこなければならず、長時間この体勢を保つのは無理だ。

思いのほか長く感じられる下りもミシガンさんのコース取りの選択眼や、穴や溝や荒れた路面に対応したスピード制御のおかげで安全に下りてこられた。

再会を約して帰路につく。

天気予報と違い、空はどんどん晴れてきて、青空の占める割合が大きくなってきた。

今年の梅雨の雨量はそうとうあったんじゃないだろうか。
来週からも行事は目白押し。
担当幹事さんやスタッフの皆さんのご苦労を考えたら、どれも雨で流されたりしないよう、早く梅雨明けして、カラッと晴れて欲しいものだ。

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