花と音楽のある暮らし

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2010年11月7日日曜日

10.11.07浜名湖一周

10.11.07浜名湖一周

集合は三ヶ日IC近くの湖岸の駐車場。
朝のうち曇りがちながらも薄日が差して、空も明るさを増してくる。
湖はまだ鈍色だが、松林のある景観が落ち着いたたたずまいをみせている。


今日はツール・ド・あいちとして初めてロングコースに挑戦だ。
ゆっくりポタリングペースで走ろうと思ったが、準備が早かったので前の方に並んでしまった。
静岡の河西さんがするするっと前へ出ていく。
町並みを抜けて信号の少ない山への導入路にくると、まじめ少年さんがマウンテンバイクながら力強いペダリングで加速していく。
とてもついていけない。ここで無理に力を使ってしまっては峠を越えられない。
ここは自重してマイペースで進むことにした。
ピナレロレロ大矢さんはすぐに反応して前を追う。

前の集団とはずいぶん間隔が開いて、小集団の先頭を牽く形になってしまった。後ろにピタリと付いた白いアンカーさんは、今日は記録とか順位は関係なく、最後までサポートしてくれる覚悟のようで、前に出る素振りすら見せない。


宇利峠でNPO北條さんにサラッと抜かれる。抜くやつは抜いていけ、まだまだ頑張らないのだ。
小さな峠を一つ越えて平坦地に出ると、また集団の先頭だ。
このペースではちょっと遅すぎるかなあと考えていたとき、後方から集団を一気に追い越した人がいる。この後に付かせてもらうと、先頭で走っていた時よりずいぶん楽に走れる。先程までより明らかに速度も上がる。
しかしそのうち後ろに付かれるのを嫌って一気に加速して振り切られてしまった。


本坂峠の標識が見えて、本線と脇道があるので、どちらに進むべきか迷ってしまった。朝礼の時に「本坂トンネルを潜らず、脇道の小さいトンネルを」と言っていたように思ったからだ。
前を代わってもらって脇道を上っていくと、幹線と脇道の間の草地にACAのチェックポイントの車が見えた。車も道を間違えたとかで今到着したばかりだ。
ということは、我々より先に行った人たちは、チェックしないまま先に進んでしまったんだな。


年齢と名前を告げてチェックしてもらい、ここから脇の山道に入っていく。
GFやHCほどきつい坂でもないので、N島さんと話しながら上っていく。
この峠を上って、下ると、そこからが浜名湖沿いの50kmの行程が始まる。
ここは頑張りすぎず楽なペースを心掛ける。マフェトン氏の教えもあるし。

しかし、先程から気づいてはいたが、Flight deckがケイデンスはとれているのに距離計が作動していない。Atlasもスタートボタンを押したはずなのにデータ表示にすると、Dstが0のままだ。
それでも地図上に進路はしっかり青いラインで示されているので、これだけでも十分ありがたい。


下りで離されそうになりながらも、なんとか付いてきた。
6人くらいの集団を長いことN島さんが牽いていく。
先頭を牽くのは体力的には随分消耗すると思うが、ある種の快感があって後ろに下がりたくないらしい。

終盤に小さなアップダウンが連続してくるとN島さんは上りがきつくなってきた。
禁煙持続中で多少体重が増えたそうで、それが影響しているのかもしれない。


ちょっと長い上りで先頭に出てしまったので、そのまま前を牽く。
Flight deckが正常に働いていないので、ゴールまでどのくらいあるのかもわからないが行けるところまで行ってみよう。いつもタダ乗りさせてもらっているから、たまにはお礼もしないとね。
確かに何人も引き連れて先頭を走るのは快感。・・と同時に不安。
曲がり角でミスコースしたら自分だけじゃなくみんな付いてきてしまうだろう。

風はほとんどないが2~3番手にいるときとは明らかに違う風の抵抗。
周りの景色から判断して、ゴールまでそう遠くないところまで来た。
対岸の大観覧車が朝見た位置に少しづつ近づいている。


浜名湖インター第2駐車場の標識が見えた。最後の上りのようだ。
「これを上ってゴールか」と誰しも同じことを考えたようで、一斉にラストスパート、一気に駆け上がっていく。もう最後尾についていくこともできない。
最後の力を振り絞ってゴールするのみ。

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