花と音楽のある暮らし

花と音楽のある暮らし

2010年4月29日木曜日

10.04.29 知多半島 Hill Climb & BBQ

10.04.29知多半島 Hill Climb & BBQ

集合場所の「あいち健康の森」はその名の通り緑豊かな森になっていた。

天気の快復が遅れ、午前中の降水確率が60%。強風注意報なんかも出ていたもんだから、BBQに釣られて出てきたのは僅かに4人。幹事さんを含めても5人だ。
昼頃からは確実に快晴になるというのだからもったいない。




記念撮影の後、幹事さんはBBQの準備のためワンボックスカーで本宮神社へ直行。

我々サイクリストは地元のひらぽんさんを先頭に、K原さん、ピナレロレロ大矢さん、私FOCUSの山田と続く小さなトレインを形成。


出発してすぐ緒川相生の坂を下ったところで交通事故発見。車と電動アシストママチャリの事故で、自転車のおばあちゃんが横たわっている。
さすがにK原さん、てきぱきした指示で警察、救急車に連絡し、当事者達を冷静にさせて現場を後にする。


いくつか小さなアップダウンを越えて半田橋を渡る。
半田市内の官庁街である住吉町には税務署、警察署、検察庁、裁判所、保健所などが固まっている。
この辺りは車が多かった。
ひらぽんさんによると、大潮で知多半島は潮干狩りで賑わっているそうだ。

東郷町の交差点を右折すると、まもなく半田ICだ。





知多半島道路は言うまでもなく自動車専用の高速道路なのだが、半田ICから武豊ICまでの6~7kmはフェンスやグリーンベルトで分離された自転車・歩行者用の道路になっていて、非常に快適に、安全に走行できるのだ。
今まで何度か走ったけど、砂や石ころが堆積しているようなこともないし、草が伸び放題になって走行を邪魔するなんていう目にあったこともない。
定期的に整備、清掃されているんだろう。
すべての自動車道にこうこういう側道がほしいね。


南原交差点を右折すると、知多半島の丘陵が連続している。
でも、しかし、上りっぱなしという訳でもなく、ちょうど疲れてくる頃に下りになるので疲労の蓄積はない。
それにしてもピナレロレロ大矢さん、今日はロードを温存してクロスバイクでの出陣だというのに、軽く回してますねェ~。
ご本人曰く、ロードと比べると随分重いけれども、そこはそれ、エンジン性能が上がってきたんだとか。
三河湾一周でまじめ少年さんや小牧市民さんと一緒に走ったのが大きな自信になったようだ。うらやまし~。


本宮神社まで自転車でそのまま行けるようになったが、12%の傾斜だそうだ。しかしいやでも上りきらないことにはBBQは始まらない。




せっかくのBBQに男5人とは寂しい限りだが、特大のオージービーフの炭火焼。aQsimさんが手際よく料理してくれるのを我々は感心しながら写真を撮ったり、皿に取ったり。

神社の鳥居の枠の中に対岸のセントレアが納まる。風で幟がはためくものの、神社の杜が防いでくれる。
青空に飛行機が飛び立っていく。


昼食後も山の中の道は車も少ないので、気持ちよく丘の高低を楽しめる。
長い下りも50km/hの制限速度で風を切る。
知多半島は海岸沿い以外は全て丘の道だ。
春には春の、夏には夏の表情をみせて楽しませてくれる。

今日は少人数なので、何だかあっけなくゴールしてしまった。
また大勢でわいわい言いながら走りたいね。

2010年4月25日日曜日

10.04.25 春の作手高原ライド

10.04.25春の作手高原ライド


鍼とマッサージのおかげで腰痛はほとんど感じなくなった。

若いから治りも早いのかな。
医者の見立てや薬よりも効果絶大だと思う。
ただし保険がきかないので高い。
本当はもう少し通ったほうがいいようなのだが、痛みがなくなってしまえば、そうは行けない。




朝から快晴。
今日は風もなくおだやか。絶好のサイクリング日和。
しかも行き先は標高550m新緑の作手高原。
期待に胸が膨らむ。


柏森駅から東岡崎駅まで名鉄特急で1本、50分程度で到着だ。
集合場所の岡崎総合公園まで5km程度、1号線を避けて走る。




公園は広大な敷地。しかも起伏に富んでいる。なおかつほとんど上り。
集合までに息が上がってしまう。
輪行用にウィンドブレーカーと長パンツを重ね着していたのを脱いで、半袖ジャージ、短パン姿になった。これじゃ真夏の服装だ。でも快適に走れそう。


15人のメンバーが集まって、コース説明、見所案内、記念撮影の後いよいよ出発。


最初はしばらく下りが続く。
寒い。
さっきまであんなに熱かった体が一気に冷やされる。
リュックにしまいこんだウィンドブレーカーをもう一度着るのは、結構手間がかかる。
しばらく漕いで体を温めるしかない。




くらがり渓谷まで緩い上りが続く。
途中、天恩寺を見学。わずかな距離だが激坂だ。
国の重要文化財に指定されるほど由緒ある立派な建物だ。
石垣も鉄平石を小端積みしたような、明確な美意識を感じさせる。
仏殿は大きく反り返る桧皮葺きの入母屋造り。
「家康公見返りの杉」という大木の杉まであって、しばらく時間を掛けて散策した。



天恩寺 



くらがりキャンプ場入口から、本日の苦楽しい田原坂の上り。
5%、6km、気持ちの良い坂道だ。


田原坂入口



とはいえ、ニューバイクを導入したまじめ少年さんは無論のこと、ピナレロレロ大矢さんにもかろうじて姿が見える位の所まで離されてしまった。
NPO北條さんにはとっくに、あっという間に抜かれてたし。


こんなに気持ちのいい坂道、ゆっくり味わって上っていかなきゃもったいないよ。



つくで手作り村

峠を下ると「つくで手作り村」
車やモーターバイクもたくさん来て賑わっている。


中央でもうもうと煙を上げて、うまそうな匂いを撒き散らしているフランクフルトは行列が出来るほどだ。
ハヤシライスのレストランや焼きそば、おにぎり。
ずっと奥の方には、とうふ(料理?)の店、五平餅を焼いてる店もある。




英気を養って少し走ったところに山の自転車屋さんがある。
こんな山の奥に小奇麗な建物。
この辺り一帯の自転車愛好家の拠点となっているのだろう。
マウンテンバイクを中心に、自転車、関連商品が並んでいる。


山の自転車屋さん

オーガニックコーヒーを淹れてくれるママさんはマウンテンバイクの元全日本チャンピオンだそうだ。
そういえば今中大介さんとか鈴木雷太さんとか、現役を退いてから山の中にショップを開いたり事業をしながら情報を発信していく人は多いのかもしれない。
ここのマスターも講習会を開いたりツアーをしながら自転車文化に貢献している人のようだ。


しばらく平らなところを走った後、今度はずっと林道を下っていく。
右に左に振られながら下りていくと、突然目の前に廃材で組み立てられた秘密の城が現れる。
覗いているとオーナーが出てきて、なんだかいろいろ説明をしてくれる。
中国人が訪ねてきたとか、裏のツリーハウスに外人が泊っていったとか、TV局が取材に来るとか・・・取材日と番組名が掲示してあり、今後書き加えられるスペースも作ってあった。

廃材アートヴィレッジ キタロー村





さらにどんどん下って桜形を通りすぎ、快調に飛ばしてくる。
岡崎墓園のほうに右に曲がると、ここからは急に上りになる。
1.5kmを平均勾配8%の上り。距離はなくても厳しい上り坂だ。


インナー・ローでゆっくり上っていくと、NPO北條さんはダンシングで道幅いっぱいに蛇行しながら同じリズムで上っていく。シングルギアで!
見とれているうちにどんどん離され、カーブの向うに消えていった。




岡崎市美術館の正面で記念撮影をして集合場所でゴール。
ミシガンさんの緻密なコース計画と下調べのおかげで、距離も時間も予定通りだ。

岡崎市美術博物館

それにしてもこのコースを嬉々として走ってくる60代の人たち!恐るべし。
晴れた日のサイクリングは最高だね。

2010年4月24日土曜日

10.04.24 春の庭

10.04.24春の庭


今日はいろいろ用事があって、自転車には乗れなかった。

風は結構つめたかったけれども、明るい陽射しが差し込んで、
狭い庭にもいろんな花が咲き始めた。
間もなくバラの季節到来。

2010年4月18日日曜日

10.04.18 ロングライド三河湾一周

10.04.18三河湾一周

予定では5:32柏森駅出発、河和駅6:55着の輪行。そこから12.5km走って師崎フェリー埠頭まで。ちょうど良いウォーミングアップになるはずだった。

日曜日の早朝とあって電車は空いている。好きな場所に座れるので角の席を確保して、パイプに輪行袋のベルトをくくりつけ、寝不足を少しでも解消しようと眠りにつく。

―――腰が痛い。背骨を垂直にしている時はまだしも、少しずれるとギクッと痛みが走る。上半身を回したり、前後に移動すると、ある位置でギクッと痛い。ぎっくり腰の軽めのやつ。元はといえば伊吹山ヒルクライムの疲労が抜けていなかったんだろう。

うとうとしながら、何度もギクッ!で起こされた。
河和で降りたら12.5km走って、今日のロングライドに出場できるのか様子を見よう。無理そうならフェリーを見送って同じ道を帰ろう。

そう思っていたのに、河和駅に近づくと「師崎方面へはバスをご利用ください」とアナウンスがあった。
なるほど、駅の前にバスが止まっている。さすがに名鉄電車→バス。うまく連携している。間もなく出発するようだ。

師崎港行きバス


誘われるままバスに乗り込む。客は釣り道具を持ったおじさんと二人だけ。
これなら輪行袋も大丈夫だ。
楽した分、自転車に乗れるかどうかのテストは出来なくなってしまった。
せっかくここまで来たからにはスタートラインに立とう。
輪行袋は持っている。蒲郡あたりまでがんばって、あとは電車で帰ってもいい。


伊良湖スタート


9:45伊良湖スタート。
先頭集団はすごい勢いですっ飛んでいく。
半ば以降の我々は順番を待ってゆったりと出る。
目の前にいるミシガンさんが果敢に前を窺っている。
自分は、自転車に乗れないかもしれないと思っていたのに、この姿勢は大丈夫そうだ。別にどこも痛くない。行ける所まで行ってみよう。


ミシガンさんは前へ前へ追い越していく。右側は車が来るのでなかなか追い越しは難しい。ミシガンさんとは随分離れてしまった。
更に、赤信号で止まると、前の集団は先に行ってしまった。
仕方ないよね。安全第一。前の集団も、その先の信号で止まるかもしれないし。

青信号と同時に元気良く飛び出す。徐々に集団を捕らえればいい。集団が見えてきた。少しずつ近づく。するとまたしても信号。前の集団はらくらく通り過ぎる。
そして信号は赤。
タイミングの悪い時はいつもこうだ。走っても走っても赤信号。
何度か繰り返しているうちに、左足にちょっと力を入れたとたん、足が攣ってしまった。
歩道に逃れて足をもんでいると隊列が差し掛かった。
けいたろうとうさんが「山田さんどうしたの」と声をかけて通り過ぎていく。

足はカチカチのままだが自転車には乗れた。ペダルも回せる。
また信号がちょうど赤になったところで歩道に入りウィンドブレーカーを脱いだ。
六○ファイターさんが車道を走っていく。緩い下りの途中で六○ファイターさんがスピードをゆるめた。
お先に!
ウィンドブレーカーを脱いで、ジロ・デ・イタリアのピンクのジャージで身も心も軽くなって前を追う。

23号に入るところで追いついた。けいたろうとうさんやMorimo10さんたちのグループ。これは心強い。
しかし、23号の側道は工事中で、右へ左へ振られ、ついに舗装のないダート道。本当にこんな道を通るんだろうか。もしこの集団に追いつかず一人で走っていたら、こんな道じゃないと、違う方向へ走り出していたに違いない。


集団で階段を上り下り、豊川橋の仮設の歩道を恐る恐る走る。
三河三谷のコンビニで小休止。おにぎりや水の補給。ついでにトイレもすます。
ここまでまだ56km。しっかり体勢を整えて後半に備えなければ。


このあとちょっとしたアップダウンが始まる。ちょっとした坂でもロングライドの時はきついんだよね。足を使っちゃってるから。

下りた後はほとんどフラットなはずなのに、相変わらず向かい風が強く、なかなか進まない。
探訪あいちでも何度か走った道。矢作川大橋を越えたら間もなくというか、ようやく衣浦トンネルだ。
12階降りて、海底を半田側に渡り、また12階上っていく。

半田市役所手前の信号でSPEEDの派手なジャージの人に会った。Sengaサイクルさんのグループの人だ。道も良く知っているようだ。後につかせてもらった。
しばらく行くと前の人に追いついてつまってしまった。これ以上スピードを上げる気はないらしい。SPEEDさんも後についたままになってしまった。
もう少しスピードを上げたいのだが、かといって一人で飛び出すのは不安。
SPEEDさんに「もう2~3kmスピードを上げてってもらえませんか」と厚かましくもお願いをすると、きっちり28km/hで牽いてくれた。しかもクロスバイクで。これが天の恵だった。

矢梨から最後のアップダウン。
特にダウンは気持ち良い。ゴールまで一気に駆け抜ける。

終盤ずっと牽いてもらったSPEEDさんと


ゴールではスタッフが温かく迎えてくれる。
自分でタイムを記入。15時17分。
風がきつかったけど、終わってみれば楽しかったなあ。
足はカチカチのままだけど、ぎっくり腰やヘルニアは爆発を免れた。
別れを惜しみながら、ひとり内海駅へ向かう。

豊浜から内海までは12kmの平坦地。
念のためNuviを入れる。
河和から矢梨までの道のような渋滞はなく快適。
山海の交差点で右折するよう指示が出る。近道があったのか。
入っていったらどんどん坂がきつくなる。全く山の中に入り込んでしまった。
山海から内海への近道

Nuviはほんのちょっと近道をするために、平均斜度10%以上の道を選んで遊んでくれた。
足も限界。

今日も一日楽しませてくれた自転車を袋に詰めて階段を登ると、ちょうど発車しようとしている電車に乗れた。
座ると腰痛がぶり返す。
電車は速い。常に80km/h以上で走っていく。しかしそれでも時間は掛かる。

6:20柏森駅の薄暮

柏森駅着6:20。
いつのまにか陽が長くなっていて、外は美しい薄暮。
これから本当にサイクリングの季節だ。
腰痛を早く克服しなくちゃ。

2010年4月11日日曜日

10.04.11 伊吹山ヒルクライム

10.04.11 伊吹山ヒルクライム

今年は昨年より1週遅らせての開催になったにもかかわらず、残雪のため12kmのコースに決定された。
昨年初めて挑戦して、ここまで何とか力を振り絞ってきたのに、ついに力尽きて足をついた関門地点が今年のゴールだ。


1日中曇りの予報。
せっかくの眺望も見られないかもしれない。

受付だけ済ませて車に戻ると雨が降ってきた。まだ6時半。
実際に動き出すのは9時過ぎてからだ。今からあわてて準備することもないし、しばらくは様子見で車内待機だ。


雨脚が強くなってくる。受付のために本部テントへ行き来する人たちは皆、傘をさしている。そうでない人はもちろんレインコートを着ている。
みんな手回しがいいなあ。雨に降られるとは思っても見なかったから、雨具のことなんか頭になかった。
もしこのまま降り続く雨の中でレースが開催されたら、レインコートの集団の中で、自分ひとり濡れ鼠になって、震えながら走ることになるのかもしれない。
山の上は寒いだろうな。

まてよ。去年の乗鞍も夜明けまで大雨だったが、スタート時刻には見る見る晴れ上がってすばらしい天気になった。
そこまでは無理としても、早いうちにしっかり降ってしまえばそのうち雨は上がるかもしれない。山の天気とはそういうものだ。それまでは休息時間としよう。と言い聞かせて、8:15に目覚ましをセットして車中睡眠。



予定通り8:15に外へ出てみると、雨は小降りになっている。そのまま本部や集合場所へ様子を見に行くと、急に陽が差してきた。これなら大丈夫だ。


車に戻り準備。下山用の荷物はリュックに詰めてあるし、自転車も車外へ出せばそのまま走れるようになっている。
今回は工具類の入ったサドルバッグも取り外してリュックに入れておいた。いくらなんでも上りの途中にパンクすることはないだろう。きっと。



駐車場周りを少し走ってみる。ゆっくり走っている人を右側から追い越したら、名前を呼ばれたような気がしたが、当てがないので知らん顔して通り過ぎたあと、やはりちょっと気になって立ち止まると、健脚のO原さんだった。
この人に名前を呼んでもらえるなんて嬉しいね。
でもO原さん、もっとガンガン走って心拍数を上げておくのかと思っていたのに、こんなにゆっくりでいいの?
NPO北條さんやピナレロレロ大矢さんに会場で会ったそうだ。電ちゃんはこの雨に出鼻をくじかれて出走を取りやめるようなことを言っていたそうだ。

3周走って、大会本部に集合時間や場所を確認に行ったら、ちょうど前にいた人が同じ事を聞いていた。
すると、「何番ですか?400番台の方でしたら、ここに9時半に案内の看板が出ます」と教えていた。
それまであちこちうろうろして9時半前にこの場所に看板を確認に来たら、O原さんが見つけてくれて、「山田さんのカテゴリーは9:30集合だから、もう集合場所の一番前にいなきゃダメですよ」
そうだ、確かカテゴリーEは9:30集合、そこから移動してゲートのところから10:06スタートの予定だった。
それなら大会本部の人は「間もなく案内看板が出ますが、400番台のカテゴリーEの方は9:30集合ですから、時間までに役場正面に集まってください」と言ってくれなきゃだめでしょう。
ともかく、人と自転車をかき分けて先頭のところまで行ったら、ちょうど移動が始まった。



スタートはカテゴリーごとに30名づつ。
最初にカテゴリーFA、FB、続いてEの我々400番台かと思ったら、Eの中にも200番台、300番台400番台が年齢別に分けられているようで、400番台は後ろへ後ろへと下げられてしまった。


いよいよスタート。今日はあらかじめインナーにしてある。
2列目の中央、やや右寄り。合図とともに一斉に走り出す。
クリートも一発ではまった。幸先良し。
でも、1列目に陣取った人たち、さすがに速いね。すーっと離されてしまう。
まあマイペースで。先は長いぞ。

スタート直後は緩やかだった坂も、すぐに勾配がきつくなる。
なんでまたこんな苦労をしているんだか。もう少しすいすいっと走れるとか、前を軽く追い越せるとかだったら気分もいいのだろうが、追い越すどころか、ついて行くのがやっとだ。
もうすでに息が上がってハァハァ言いながら走っている。
何キロ上ってきたんだろう。サイコンは外周を練習走行するときにリセットしたまま、スタート地点で直さなかったから、距離もタイムも分からない。

案内表示で6kmを過ぎた辺りで集団に追い越される。500番台の連中だ。
ハッ!ハッ!と荒い息をしている。
何だ、同じじゃん。こんなに強い人たちでも息が苦しいのか。・・
ちょっと違うかな。彼らはハッ!ハッ!と力強い。自分はハァ~ハァ~と息も絶え絶え、似て非なるものだ。


7km過ぎころか、下りに入る。アウターにしたかったがそこまではせず、右手だけ急いでシフトアップしながら漕ぎ続ける。2~3人は抜いたか。


前にいる300番台の人たちはペースが落ち着いて同じように走っているが、右側から500番台、600番台、700番台の人たちが続々と追い越していく。


9kmあたりで女子を拾う。そうだ、何分か前にスタートしたとはいえ、ここまで一人も見かけなかった。路肩に座り込む人も自転車を降りて歩いている人もいなかった。
こっちはもうへとへとだ。女の子と併走して行こうかな。
いやいやあくまでマイペース。自分のリズムを狂わせては完走すら厳しい。


もうあと1kmくらいのところまで来ただろうか。
係員が「あと2キロです。頑張ってください!」
手を振って応えたものの、1kmの遠さに気落ちする。もうさっきから腰が痛くなってきているのだ。
ロングライドのときは走りながらストレッチしろと言われるけど、ここで変な動きをしたら、後ろへ下がっていってしまいそうだ。そして、一旦動きが止まってしまったら次の踏み込みには恐ろしく脚力が必要になるだろう。回転を止めないように。ゆっくりでも回していく。

あと500m。益々傾斜がきつくなった。
ゆっくり、ゆっくり、ゼーゼーハァハァ・・・
ダンシングしたいんだけどインナーローからのダンシングは難しいなぁ。
軽すぎてスカ喰らったら自転車がブレて、フォローが大変だ。
あと300m。じっとがまん。
200mなんて自転車なら一瞬だと思うのに、ゴールがまだ来ない。
最後の100m。もがいて一人でも捕らえるか、両手を広げてゴールしようか。
そんな余裕はなかった。何とか持ちこたえて、やっとの思いで静かにゴールした。

腰の痛みがそれこそ痛かったなぁ。もうちょっと力強いペダリングが出来たんじゃないだろうか。
多勢に抜かれてしまったけど、何人かは抜いたし、濃霧の中、最後まで諦めずに走り切れたのは良かった。


あたり一面グレーの霧がかかっている。視界は10mといったところか。
眺望は全くきかない。せっかくの伊吹山の残雪も樹林も、下界の村や琵琶湖も全く見えない。





荷物を受け取り、左側の下山の列に並んでいると、ゴールしたNPO北條さんに声を掛けられた。そういえば走っているうちにどこかで抜かれるんじゃないかと思っていたけど、今回は抜かれずにすんだようだ。やれやれ。


あとは濡れた路面を慎重に、履き替えたMICHELIN PRO3 RACEのグリップ力を感じながら下っていくだけだ。

2010年4月10日土曜日

10.04.10 タイヤ交換

先週「淡墨桜・伊自良湖ツーリング」に行ったときに、そろそろタイヤの交換時期だと指摘があったので、まだもったいないような気もするが、だんだんその気になってきた。

じてんしゃひろば遊のホームページで探す。
やっぱりドイツ車だからタイヤもドイツのSCHWALBE アルトレモ Rか。
ドイツメーカーでもう1つ、Continental グランプリ4000もある。
フランス製ならMICHELIN PRO3 RACEだし、
日本製ならもちろんブリジストン・・・と思ったら、載ってないや。

善は急げ。どうせなら伊吹山ヒルクライムに間に合わせたい。
大府の清水Cycleに寄ってみた。
SCHWALBE アルトレモ Rが目立つところにあるが、色がブルー(紺)、ローズピンク、イエローで、FOCUS CAYOにはちょっとハデ過ぎる。白かシルバーが欲しかったが置いてない。しかも値段が定価のままだ。
じてんしゃひろば遊なら10%Offなので、やめた。

翌日カトーサイクルに行った。
カトーサイクルなら何でもあるかと思っていたが、ない。
SCHWALBEは取り寄せになるそうだ。
あれやこれや手にとって、迷いに迷って結局MICHELIN PRO3 RACEに決めた。
決め手はじてんしゃひろば遊で6,900円だったのが、ここでは6,520円になっていて、すごくお買い得に思えたからだ。
最近ライトグリーンのウェアを着ていたので、その辺のことが影響したらしく、色はバイクに似合うかどうか微妙なライトグリーン。



取り付けた感じは、ん、まあだんだん見慣れてくるかな。
乗り心地は、明日の伊吹山と、18日の三河湾一周次第。

ロードバイクランキングでも人気の高い「フォトポタ日記」にも同じようにタイヤ選びで迷った記事があり、面白かった。
ただし、彼は技術屋らしく理路整然としていて私とは大違いだが。

2010年4月4日日曜日

10.04.04 淡墨桜・伊自良湖

10.04.04淡墨桜・伊自良湖

尾並峠を通って淡墨桜、伊自良湖を巡るコース。
峠が大小合わせて4つあるコースだ。

朝はちょっと曇りがちで肌寒い。根尾はもう雪は消えているだろうが、ここよりはずっと寒いに違いない。
ソデなしのアンダーシャツに夏用半袖FOCUSロゴ入りジャージと冬用のジャージを重ねた。下も揃いの冬用レーパン。

集合場所の岐阜ファミリーパークまで25km。1時間半みておけば大丈夫だろう。

7時に出発。
走り出してすぐに指が冷たくなった。
写真を撮るのに指なしグローブを選んでしまった。
冷たくてしょうがないが、まさか凍傷になるようなことはないだろう。陽が差してくれれば少しは温まる筈と、指折り数えるように閉じたり開いたりしながら走る。


開花状況が思わしくないせいか、掲示板での申し込みが少なかったので、今日は少人数でのツーリングかと思っていたら、意外にもどんどん増えて17名の参加となった。


武儀川の手前を左折して、交通量の少ない道を進む。
NPO北條さんが先頭で快調に飛ばす。
緩く上っているので、どうしても列は長くなり離れていく。
道が二股に分かれるところでは後続を待ち、合流するとまた飛ばしていく。




谷合で小休止。この先のコース説明を受ける。
ここからずっと上り基調で、更に勾配がきつくなると尾並坂峠だ。

尾並坂峠のヘアピンカーブは下から見ると、とんでもなく落差があるように見えて、こんなところを上れるわけがないと、気持ちが萎えてしまうのだが、実際にはそれほどのことはない。
目の錯覚というべきか。
まあ、まだこれが1つ目の峠だから、ここで撃沈してしまうわけにはいかない。

上りの最後で前を行く2人をかわして、喝采を浴びる。
こりゃ動物の本能だな。

峠から淡墨桜まではずっと緩い下りで爽快だ。




淡墨桜公園は渋滞はなかったものの、観光バスなんかも来ているし、売り子さんが出て、少しは観光地らしい賑わいを見せていた。
ただし桜は全くの蕾で、一輪たりとも咲いていなかった。
次の週が見頃だそうだ。



金坂峠、鹿穴峠と小さな峠を越える。
伊自良湖までの緩斜面は満開の桜並木。気持ちの良いサイクリングロードだ。




フラワーパークすいげんで面白いものを見つけた。
自転車を停めるためのバーが10数本並んでいる。
我々のバイクをずらっと並べると、なかなか壮観だ。
簡単に停車できて、なかなかのアイデア商品だ。
どこの公園にも設置して欲しいアイテムだ。





伊自良湖は入鹿池よりずっと小さな湖だ。
湖って「ミシガン湖」とか「琵琶湖」というように、池より大きなイメージがあるが、定義はどうなっているのだろうと話し合ったが、答えは出ずじまい。


伊自良湖からもうひとつ峠を越す。
先にスタートするもNPO北條さんがあっさりと抜いていく。
ピナレロレロ大矢さんや何人かに抜かされる。
6.5%の坂。
ダンシングを織り交ぜようとするのだが、インナーローに近いところを使っているので、ここからシフトをチェンジしながらダンシングの体勢に入るのが億劫なのだ。
アウターでのダンシング・シッティングの切り替えは問題ないんだけどなあ。
それとも、インナーはいいけど、ローがいけないのかな。

伊吹山ヒルクライムに向けて、ちょっと研究しておかねば。って、もう来週だよ。
練習する暇ないじゃん。

2010年4月3日土曜日

10.04.03 五条川・犬山祭

10.04.03五条川・犬山祭

車検で車を預けた後、五条川を岩倉まで下ってみた。

もう満開間近。


「堀尾金助の母」の裁断橋

大口の裁断橋あたりから五条川沿いに

車も通れない遊歩道をゆっくり下っていく。

ウォーキングの人や、

陽気に誘われてきた人たちが立ち止まっては桜を眺めている。




岩倉五条川の鯉のぼり


岩倉に入るとちらほら屋台が並び始める。

人の数も増えてきて、

自転車も時速10km以上は出せない。せいぜい人より少し速い程度。

右岸も左岸も、橋の上も歩行者だらけになってきた。

今日、明日の土日が天気も良くて最高だね。




山車揃え



今日は犬山まつりの日だ。

犬山周辺は渋滞していた。

自転車も本町からは降りて歩いた。

本町は電線が全て取り払われて、古い町並みの風情がでてきた。

針綱神社の前の広場は人がごった返している。

山車が1台前に進むと、山車を引く若衆の後に続いてぞろぞろと付いて歩く。

まだ待機している山車の近くでも1杯入っているせいか、賑やかな談笑が始まっている。

針綱神社の桜もすがすがしく咲いているし、今年の犬山祭はいい日に当たったなあ。



桜と犬山城



坂を下りて犬山ホテルの前にでると、

木曽川沿いのこの辺りの歩道も人気スポットだ。

日本ラインの雄大な流れと、凛々しい犬山城。

桜の枝越しに犬山城が見える。

ライン大橋を渡って、反対岸から眺めてみる。

いいですねえ。

景色最高。