花と音楽のある暮らし

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2011年7月17日日曜日

11.07.17山岳探訪(東員町~多賀町)

11.07.17山岳探訪(東員町~多賀町

うーん、困ったなあ。
探訪だから当然申し込んだけど、だんだん増えてくる参加者の名前を見ていると、坂に自信のある人ばかり。
明らかに坂で置いていかれそうだ。

コース案内を見直すと
「110km 5★激坂多し 上級」となっている。
場違いなところへ申し込んでしまった。
しかし、「もちろん参加しますよ」と掲示板に書き込んでしまった後だ。
いまさら取り消すわけにはいかない。
天気予報は晴れ。中止になるようなことはない。



少々重い気分のまま集合場所に行くと、駐車場の入口近くに4人集まっている。
ほどなくして多度山の山田さんも到着。
あとは岡山から参加の岡山のJINさんと、仲間の金瀬さん。
この人達も奥のほうで既に準備を終え、待機していた。


一人だけ取り残されないよう、中間に位置して進む。
緩く自然に上っていくがこの辺りはまだ大丈夫。
しかし蒸し暑く、藤原の簡易パーキングに到着した時には汗ビッショリ。
自分だけオーバーペースかと思ったら、蒸し暑いのはみな同じだった。

鞍掛峠まではフリー走行ということで、元気なkuwanaさんがひとり飛び出していった。
今回は足付きをしないように最初から軽いギヤで回すようにした。
山の上部は濃い霧がかかっている。
進むにつれ霧雨が降ってきたが、涼しいのはありがたい。
呼吸の仕方が下手なのか、すぐに息が上がってしまう。
少し前に一人いるからなんとか頑張って付いていく。

多度山の山田さんがすぐ後ろを見守っている。
この人、自分より少々高齢だが、ツール・ド・あいちでも常に上位に入っていて、
乗鞍では1日2本☓2日間をやってしまうような人だ。
しかもこの辺りはホームグランドで知り尽くしているらしい。

3つ目の工事区間で、片側通行で止められた。
やれやれ、諦めて足つきした訳じゃないからね。
ほっとしたけど。

「もうあと少し、坂はすこしきつくなるけど」と言い残して、多度山の山田さんはスルスルと上っていった。
平均勾配8.9%を600m。かろうじて上りきった。
全体では6.3%の6.5km。二之瀬と同じくらいだろうか。



この雨の中を先に進むか、引き返すのか、あるいは途中ショートカットするか。
ぱんたあにさんが引き返したいと言ったのは意外だった。
多数決で決めようにも人数は分かれた。
向こう側の様子を見て決めようとトンネルを越えると、こちら側は晴れ。
道路も乾いている。
ここから長い下り。引き返すならここしかないけど、もちろん全員予定通り行くことになった。

急勾配のカーブの多い道はゆっくり下りるよう、幹事の青いジャイアンさんさんから何度も注意があった。
途中のカーブでオートバイがひっくり返っている。
道路脇に乗り手と見られる2人が座り込んでいるが、大丈夫ですと言っている。

我々もこんなことになってはかなわないから更に慎重に下りていく。



スーパーたなべの自販機で水分補給。
この先しばらくは補給場所がない。
先程の山中ではケイタイの電波も届かないそうだ。



犬上ダムで下を覗き込んだり、湖畔を吹き抜ける涼しい風に癒されて、二つ目の角井峠に向けて出発。



峠を下ると今日の昼食場所は道の駅「マーガレットステーション」入口はひまわり畑になっていて、開放的な感じの施設だ。
お弁当を買って休憩所で食べた後、ジェラートを堪能。


永源寺ダムの脇を通って山道を走っていたところ、細かい落石を撥ねたときに無念のパンク。
撥ねたというよりか、乗りあげて飛ばしたようで、チューブは見事なスネークバイト
シュワルベのULTREMO R.1はまだ買ったばかりなのに傷つけてしまった。
「この程度ならアロンアルファで着けておけば大丈夫」と教えてもらった。
エアーポンプでシコシコ入れていたら、
「そんなところで苦労することはないよ」とエアーボンベを提供してくれた。
ボンベで微調整は難しいから、中の空気は抜いておかなければならない。
「せっかく6barくらい入れたのになあ」とぼやくと、
「それを抜いてしまうのは非常に心苦しい」と言いながら一気に抜く。
全員大笑いになったところで、一瞬にしてエアー満タン。
これからはエアーボンベも練習しておかなければ。



「京の水萱」には大量のペットボトルを持参した人達が集まっている。
冷たさはそこそこだがおいしい水だ。名前からして何か由緒がありそうだ。
ボトルの水を入れ替えて、休憩した後石榑峠に向かう。

整備された道路の登坂車線を延々上っていく。石榑トンネルの入口から左の道にそれて、それほどの坂とも思えないが、脚にはしっかり乳酸がたまり、思ったように進まない。
後ろから観察していた白いアンカーさんが「どこが悪いのか分かったよ。今度教えてあげる」とペースを上げると、すぐに姿が見えなくなり、ひとりきりになった。
あと1kmの標識。そうそう、この標識が100おきに出てくると言っていたっけ。
励ましてくれるのか、気落ちするのか。最後の勾配が必ずきついんだよな。



峠の頂上は通行止めで、大きなコンクリートブロックの上で多度山の山田さんが風に吹かれてあたりを眺めている。
みんなで最後の走者(=私)を迎えてくれた。


ここから三重県側へ下りようとしたところで青いジャイアンさんがスローパンク。
多度山の山田さんは既に下りていってしまったがどうしようもない。
ここでもエアーボンベの使い方を見学した。
修理を終えたところへ一旦下っていった多度山の山田さんが上ってきた。
ここは12%もあるガレ場の道だ。ふつう上ってこようとは思わない。
「下りよりはパンクの危険性はないから」と涼しい顔。


カーブだらけの砂の浮いた山道が終わり、直線で前が見通せるようになると、多度山の山田さんや白いアンカーさんが下ハンで上体を小さくして一気に加速して追い越していく。
すぐ後ろには付けないが、それでも気持ち良く加速して下っていく。
下ハンが使えるようになってからは下りも怖いばかりではなくなったようだ。
大安町のイオンでかき氷が待っている。

かき氷を食べながら多度山の山田さんと話していて、山田さんが足首を掴んだ時に片手でまわってしまうのに気づいた。
本当にこういう人がいるんだね。まあ、手の指が長いこともあるんだろうけど。
自分は足首どころか手首を回すのがやっとだけど。


朝来た員弁川沿いの道を通ってゴール。


ATLASデータ
時間:8時間44分 距離:109.5km
最高速度:56km/h 走行速度:19.01km/h
上昇距離累計:1769m

先週に引き続き「探訪」と「ツール・ド」を合わせたようなサイクリングだった。

4 件のコメント:

  1. お疲れ様でした。
    探訪の顔ですね(^o^)もちろん22日も参加ですよね?

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  2. kuwanaさん
    残念ながら22日は参加できません。
    年寄りには1ヶ月ほどの休養が必要です(^_^;)
    23日(土)の乗り方講習会で生まれ変わってきます?

    返信削除
  3. 先日はご一緒できて愉しかったです♪

    カンカン照りを覚悟してたから、予想外の霧雨はキモチ良かったですねぇ~
    犬上ダムも立ち去り難かったし。

    「探訪」の良さを満喫できました。
    またお邪魔しますのでヨロシクですヽ( ・∀・)ノ

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  4. JINさん
    探訪が終わって、調べ物をするまで知りませんでしたが、神坂峠・乗鞍をトップグループでゴールしてたんですね。
    今回のは、私にとってはグランフォンドでしたが、JINさんにはゆる~い探訪だったようで・・・。
    でも、どちらにしても気持よかったですね。
    また「探訪」へも「ツールド」へも是非参加してください。

    そうそう、ヘルニア荘の親分の知り合いのJINさんとKINBOWさんだったんですね。
    親分にもそろそろお会いしたいですねぇ。

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