花と音楽のある暮らし

花と音楽のある暮らし

2011年10月3日月曜日

11.10.02恵那峡と新旅足橋・帰路


昼食後、少し坂を下った所で分かれ道。
蛭川峠に向かう人は右に上る。
この峠を避けて地蔵滝方面へ迂回する我々は左に下る。

タロウちゃんやOhbaya4さん、ひげおやじさんは当初から一緒に行ってくれることになっていたのだが、ガー民夫妻とS藤さんも加わってくれた。
ATLASにルートを入れてきたし、難しい所はなさそうなので先頭を牽く。

「ゆっくり行きますから」とは言ったものの、坂好きの人達ばかり、特に下りの技術は自分より上手い人ばかりだから、あまりスピードを抑えすぎずに下る。


深い渓谷を過ぎて右に折れたところから、緩い上りの、気持の良い川沿いの道。



そのうちS藤さんが並びかけてきて、話しながら進む。
蛭川峠は先週走ってきたから、きょうはこちらに変更したのだとか。
ブルベをされる人だから、さすがにあちこちよく走っている。



坂折棚田の最後の傾斜はきつかった。

田んぼと田んぼの段差が大きく、刈り取られた稲の跡と、土手部分の草の緑のメリハリが、くっきりとした棚田を印象づけている。
自然の中にも、そこで暮らす人間の明確な意志が伝わってくる。



しばらく眺めたり、土地の人や他の観光客の人たちとおしゃべりをしていたが、この先まだ上りが続くので、峠まで先に行って待とうということになった。
そうそう、ここで合流すると、上りでまた待っててもらうことになるから、そろそろ行ったほうがいいだろう。

北條さんにその旨伝えようと電話すると、「間もなく到着する」という返事。
1時間以上余裕があると思っていたのに、なんという健脚揃いだ。



Ohbaya4さんから、せっかくだから潮見小学校を見ていこうと提案。
高台にある小学校からは、空気の澄んだ日には名駅JRタワーや名古屋港が見えるのだという。
肉眼ではちょっと見えなかったが。
小学校からあちこち眺めているうちに、下の道を蛭川峠越えをしてきた一団が通りすぎていく。

後を追って「しおなみ山の直売所」に到着。久しぶりに「白クマ君」にありついた。


ここからは延々下り。
トンネルをくぐった後、「新旅足橋」で停止するので、いい気になって飛ばし過ぎないよう注意があって、下り始める。

直線道路になってからは50km/hを超えている。
後ろからゴーッというかシャーッというか、小気味良い音と共に右側を一瞬にして追い越していくバイクは70km/hも出しているそうだ。



新旅足橋から谷底を覗き込んだり100mもある橋脚を写真に収めて更に下る。
こんなに長い直線の下りは初めてだ。




八百津の緑屋老舗は何度も立ち寄ったところ。今日も賑わっている。

ちょうど今が旬の栗きんとんをお土産用に買う。
小さくて軽いからフロントバッグに入る。

この先、最後の峠に差し掛かる。
ウィンドブレーカーを脱いでフロントバッグに押しこむ。栗きんとんは大丈夫か?


ガー民妻さんの後ろを追うが追いつけない。
彼女は身体を左右に振って、体重移動しながら上る。あまりヒルクライムの本に出てこない上り方だと思うが、彼女はいつでもこの調子で、グランフォンドもロングコースを完走してくる。
リズムの取り方が楽しそうに見えるから不思議だ。・・と思っている間に離されていく。


上ってしまえば下りがくる。
下りが大好きと言う人も多いが、さっきまでのような直線道路で風を切り裂いて下るのと違い、山中はカーブも多く、路肩に砂が浮いていたり枯葉に埋もれたりもする。

向こうから上ってきた車が道を譲ってくれるつもりか、カーブの所で止まった。
通れるスペースが狭くなったのでブレーキを引くと、自転車が暴れて肝を冷やした。
とっさにブレーキを緩めて体勢を整えたので無事通過したが、注意をしているつもりでも危険は潜んでいる。



駐車場で挨拶を交わし、可児駅に向かう。
すごい向かい風。疲れた脚では20km/hが限度。
でもこの風のお陰で、秋らしい澄んだ夕陽を目にすることができた。

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