花と音楽のある暮らし

花と音楽のある暮らし

2011年3月27日日曜日

11.03.27輪中の郷・ぐる輪サイクリング

11.03.27輪中の郷・ぐる輪

3月末だというのに、まだまだ寒い。
自走で行くから6:30出発。
家の周りの畑には霜が降りている。
服装はこのところ定番になっている、ジロ・デ・イタリアの長袖ジャージにパールイズミの冬用上下。更にウィンドブレーカー。
ヘルメットの下にはキャップ。靴にはシューズカバー。
まるで真冬の装備だが、これで丁度良い。


初めて走る道だが、ATLASにルートを入れておいたので、迷うことなく「なばなの里」に到着。42.8km。8:30



M下さんは見たこともないような自転車を持ってきていた。
ロードバイクとは正反対の、少し後ろに反り気味にディレクターチェアーに座ったような感じの小径車だ。
先頭を牽いていく時、なるほど、周りの状況を見渡せる姿勢だ。


伊勢大橋の側道の鉄板の上を延々走る。
継ぎ目のたびにガッタンガッタン大きな音をたてる。
たまにすれ違う歩行者や自転車も、お互い譲り合えばなんとか無事すりぬけられるほどの道。





桑名に入り七里の渡しに向かう。
公園もよく整備されていて、船の係留場所や、碧い海や、長良川河口堰が見える。
案内板に木曽川、長良川に挟まれて、いくつもの輪中の島が描かれている。
4月末に予定されている「しまなみ海道」の島々のようだ。
「輪中巡りツアー」を企画しようかと話していたら、実はこれは江戸時代の様子で、現在は全部がまとまって、「長島」になっていた。


「歴史を語る公園」はお江戸日本橋から富士山の横を通り、亀山、京都三条大橋まで、ウォーキングの人も楽しんでいた。


伊勢大橋を長島に戻って、外周の堤防道路を走る。
堤防は、この辺りが海抜0m地帯であるために、相当な高さを持っており、だいたい2段構造になっているらしい。
一番高いところな車道として整備されていて、車の行き来も激しい。
下の段は地元の車がたまに通る程度で、サイクリングコースとして最適だ。
ただ、道をよく知っていないと、最上段の車道のように一直線に伸びているわけではなく、たまに上ったり下ったり迂回したりするところがあるので、道案内をする人は大変だ。



船頭平閘門は重要文化財でもあり、現在も活用されている。公園の桜は見頃まで1週間ほどかかりそうだ。

デ・レーケの像の前で記念撮影をした後、隣接する資料館<木曽川文庫>に靴を脱いでスリッパにはきかえて入館。
薩摩義士やデ・レーケの紹介や船頭平閘門の模型に解説がつき、理解を深めた。
長島の空撮写真はいま通ってきた道や、これからのルートを確認するのにちょうどよかった。


木曽川大橋西詰の七里の渡し跡(何ヶ所かあるらしい)を見て、伊勢湾台風記念碑と、海抜0mの位置を表す標識を確認する頃には遠くにナガシマスパーランドのジェットコースター群が見えてきた。



伊勢湾岸道路の長島サービスエリアは高速からも、一般道からも利用出来るレストランがある。
ここの売りは「蛤」
今年は蛤が豊漁らしい。
中でも「はまぐり御膳」は豪華でお値打ちな気がした。


昼食後、家族との約束があるので先に帰るというOhbaya4さんに、
「堤防道路ノンストップ、30km巡行」とプレッシャーを掛けておいたが、午後からの北西の強風では難しいだろう。
それともOhbaya4さん、頑張っちゃっただろうか?



人通りの絶えない「ジャズドリーム長島」を見学して、いつの間にか奥へ奥へ入っていったら、迷路に迷い込んだようになって、集合時間に間に合うかどうか冷や汗をかいた。

なばなの里までも強風の中、JD翁K原さんを風除けにして帰ってきた。
ここまでは楽に来られたが、ここから先は一人旅。家まで42km。
今朝きた道を逆にたどる。
西に向かうときは35km/hもでるのに、北向きになったとたん20km/hだ。
16:20到着。2時間20分かかった。高橋尚子さんのマラソン記録とほとんど同じ。
マラソンランナーがすごいのか、自分が・・・?



自転車の手入れには先日届いたチェーン洗浄道具「バルビエリ・トルネード」を早速使ってみる。
チェーンにトルネードのアクリル部分 をセットして、左手の人差し指でレバーを引きながら親指でスプレーボタンを押す。
「右手でペダルを反対回しする」ことになっていたので、信じてやっていたらチェーンが脱落した。やはり正回転でないと無理でしょ。

気をとりなおして(スプレーは行き渡ったので)挟み込んだまま30秒ほど回転させると、アクリルケースの中は真っ黒。チェーンもまだ黒い。
今まで取りきれなかった油汚れがこびりついていたのだろう。
ボロ布で拭きとって、もう1回。
余分な液体を拭き取ると、今度はずいぶん綺麗になった。

わずか数十秒とはいかなかったが、今までの何分の一かに短縮された。
この後フレームのから拭き、汚れの取れないところは水拭き。
タイヤを拭きながら目視チェック。スポークのから拭き。
アクリルケースの底に少し残ったスプレー液はボロ布に染み込ませてゴミ箱へ。
これで全工程終了。
明らかに掃除が楽になった。

あとはゆっくり自分を磨くだけ。

2011年3月26日土曜日

11.03.26タイヤ入荷

11.03.26タイヤ入荷

注文したばかりのローラー台用タイヤ<MINOURA DUALIST>と
チェーン洗浄<バルビエリ・トルネード>&予備スプレーが届いた。


早速ルイガノの後輪タイヤを交換。
改めてルイガノのタイヤを眺めてみると MADE IN CHINA だった。
--知らんかった。よく6000km以上も使ったもんだ。





しかしタイヤ交換てこんなに力技?
取り外しにもけっこう力を使ったが、新しいタイヤはハマる気がしないほど硬い。
あっちへ押したり、こっちへ引いたり。
チューブを入れずに取り敢えずタイヤレバーを使ったりしながら無理やり嵌めこむ。
チューブが入っていなければある程度強引にやってしまっても大丈夫だ。

嵌ったところで、今度は片側をはずす。
タイヤレバーが折れそうなほど力を加えて外す。

こんどはちゃんとチューブを入れてタイヤを嵌める。
少し空気を入れたチューブを、バルブのところから入れていく。
次いでチューブを挟み込まないよう注意しながらタイヤをハメていく。
バルブのところはゴムが厚くなってハメにくいので最初にやっておく。
ここを中心に左右に均等にはめていく。
最後の1/4周くらいが硬い。
手だけでは難しい。タイヤレバーも使って攻めていく。
最後のところは両手で、向こう側へずらすようにして落としこむ。

完了。




今度の MINOURA DUALIST は「平均6000kmの長寿命」と謳っている。
1ヶ月に100kmローラー回しても5年間取替なしの計算。
要は「一生もの」という訳だ。

2011年3月25日金曜日

11.03.25 Net Order

ネットで検索しているうちに、だんだん絞られてきた。
自転車関連では



1)バルビエリトルネード:チェーン洗浄+注油=3,675円(税込)
2)ローラー台用タイヤ
a)Continental Ultra Sport Hometrainer(ローラー用の定番らしい)
b)Minoura DUALIST(国産・屋外もOK)
3)そろそろ次のタイヤ選び
a)Schwalbe Ultremo R1(ドイツ製・チューブもSchwalbeを使用)
→Wiggleで購入すると半額くらいになる。

あれこれ見ているうちに、以前購入してタンスの引き出しに入れっぱなしにしてあったブリジストンのタイヤEXTENZA RR2-7025を思い出した。
これをローラー用に使えば、Ultremoとトルネードだけで済む。

ところが、Schwalbe Ultremo R1 と ブリジストン EXTENZA RR2 の評判を見ていたら、Ultremo R1への不満に比べて、EXTENZA RR2は非常に評価が高い。
これをローラー専用にして良いものかどうか。

次なる選択はローラー台用タイヤ Minoura DUALIST(国産・屋外もOK)をローラー専用にして、FOCUSには EXTENZA RR2 を装着して、少しコンフォータブルな乗り心地を楽しむというもの。
これが順当な選択肢に思える。
現状のMicherin Pro3 も柔らかく、グリップ力が評価されているが、Ultremo R1のコーナリング時の評価の低さに比べ、EXENZA RR2は支持されている。
カラーも今回は黒にしようと思っていたのでちょうど良い。
黒いタイヤで自転車がしっかりとしたフォルムを保つことで、派手なジャージやヘルメットが引き立つというものだ。


次はショップ選び
できれば全部を同じショップから入れたい。
バラバラにすると送料がバカにならないからだ。
自転車ひろば遊、RIDE-ON、ワールドサイクル、O-TRICK、サイクルベースあさひ、Q-Bei、サイクルヨシダなどを見て回ったが、結局全てをまかなえるところはなかった。
初 Wiggle もお預けとなって、国内の2店舗からのお取り寄せとなった。


タイヤもチェーン洗浄も楽しみ。
レコードのデジタル変換プレーヤーは当分先伸ばしだ。(自転車に乗っている以上しょうがないか)

2011年3月21日月曜日

11.03.21ローラー練など

11.03.21ATLASとローラー練

春分の日
つまりお彼岸のお中日。
午前中にお墓参りを済ませて、帰りがけに尾張パークウェイと入鹿池、明治村の様子を見てきたが、朝のうちの雨のせいか、ローディーさんには一人も会わなかった。
午後からは特にすることもなく、パソコンの前に座り、あれこれ物色。
メモリーも1GB→2GBに増やしたせいで、動きに多少きびきび感がでてきた。

さしあたって欲しい物は「チェーンの汚れ落とし」の簡単なやつ。
昨日のようにたった30km走っただけでも、けっこう鉄粉や砂埃が粒状に付着してしまうし、余分な油が取り切れていなかったせいでスプロケットも黒く汚れてしまった。
検索してみると良さそうなのが見つかった。
バルビエリ「トルネード」3,500円+税=3,675円
洗浄と潤滑が同時に出来るスプレー缶と、アクリルカセットの中に、チェーンの内側を洗浄するローラーブラシと外側を洗浄するスクレーパーがセットになっていて、わずか数十秒でクリーニングから注油まで終了するという優れもの。
フレームも汚さなくて済みそうだし、サイクリング後の手間が随分短縮できそう。
通販ショップによっては、もっと安く購入できる。

もう一つはレコードをデジタルに変換できるプレーヤー。
以前チェクしていたときは、なんだか外観からしていかにも中国製みたいなもので、「レビュー」を見ても、音質が悪いか、壊れやすいのが多かった。
しかし、今日発見したのはDENON製で、さすがにこれは評価が高かった。

ネットで良い物2つ見つけたぞ。
でも、今月は無駄遣いしすぎているから、通販といえども購入は来月になってからだな。



来月予定されている「淡墨桜鑑賞ツアー」のルートをATLASに取り込んでおくことにした。
いつも通り、公開されているルートラボからGPS形式でダウンロードして、ATLASTOUR Plannerでインポート。
確認のために開こうとすると、ATLAS ASG-CM11は砂時計のマークが延々続き、そのまま固まっていた。
電源を切ろうと、スイッチを押しても電源は落ちない。
リターンも他のボタンも反応なし。

最後の手段で裏蓋を開けてリチウムイオンバッテリーを取り外す。
電源ON
無事に立ち上がる。
しかし再度トライしても結果は同じ。
自分でルートを描き直してようやく正常に地図が開けた。



ずっとパソコンで遊んでいたので、夕食までの間、ちょっとだけローラー練。
頑張っても「こるなごさん」のように100回転以上回すことは難しいが、85~90回転くらいで回していた。
マフェトン先生は心拍数120を推奨するが、この回転数だと130~140まで上がってしまう。
それはともかく、フレームにまでゴムの黒いカスが飛び散っている。シートの上もゴムのカスだらけ。
タイヤが真っ平らになってきたので、表面の硬い部分が無くなって、柔らかい部分が露出してしまったのだろう。

タイヤもネット検索か~。


GARMINも3月末に新製品を出すようだが、さすがにこれはチェックしてみるだけ。次から次へと物欲に走っては本末転倒だ。

2011年3月20日日曜日

11.03.20木曽川サイクリングロード


11.03.20木曽川サイクリングロード

明日の「探訪あいち」も中止になってしまったし、
(もっともお彼岸で参加は難しかったかも知れない)
午前中にちょっと出かけてみようと、入鹿池から定光寺のルートを思い浮かべたが、スタート時間がどんどん遅くなってしまって、これから峠を3つもこなすのは気が重い。
一番楽な木曽川堤防ポタリングに変更。
ツインアーチ138の往復ならば約30km平坦。
桜にはまだちょっと早いが、様子を見てくるだけでもいい。



愛岐大橋からサイクリングロードに入ってすいとぴあ江南の横を通り、川沿いに進むと「工事中」の看板。
堤防道路へ戻り堤防道路から川のほうを見ると、サイクリングロードは随分出来ているようで、ところどころフェンスで区切ってあるが、自転車に乗ったり散歩したりする姿も見える。




大野極楽寺公園の堤防の桜は、この辺りではいつも一番早咲きだ。
全体に赤みを帯びて、もうすぐ咲く準備が出来ているようだ。


ツインアーチの駐車場まで来たが、自転車は中へ入れないし、川の方へも行けないように柵でガードされている。
しょうがないから駐車場内をぐるりと一回りして、堤防道路を一宮方面へ進む。
サッカー場のある公園で、気の早い家族がバーベキューをしていた。

帰りも同じコースを辿ろうかと思ったが、
一部、反対向きの一方通行になってしまうので、
下へ降りて公園内のサイクリング&ウォーキングロードをのんびり走る。
お年寄りや家族連れが歩いていたり、子どもが自転車に乗っているから「のんびり」構えていないと危ないのだ。



堤防道路を走ると、やはり左下にサイクリングロードが続いている。
次の降り口へ行ってみると「遊歩道・サイクリングロードをつくっています―平成23年3月25日まで」となっている。もう少しで完成だ。
ちょっとだけ早く体験してみよう。
今日は日曜日で工事関係者も車両もいない。
同じように考えた人が何組かいるだけだ。

新しい道で、思いっきり回すと爽快。
30km-32km-36km-限界。
真っさらな平坦道路でも40km/hは出ない。
シーズン初めだからしょうがないか。
身体は十分暖まってるし無風で、条件的には申し分ないんだけど。

来週からその次にかけてが桜の見頃かなぁ。
桜の時期は物見遊山気分でゆっくり・のんびりサイクリングがいいかな。


のんびりと30kmばかり走ってきただけでも、チェーンやスプロケットはいっちょ前に汚れるのだ。ハァ~


往路

復路

2011年3月13日日曜日

11.03.13庭田公園~養老の滝めぐり

11.03.13庭田公園~養老の滝

巨大震災のあと、今後の成り行きも分からない状態で、他人の不幸を別物として遊び呆けて良いものかどうか、参加すべきかどうか。
だいたい、本当に開催されるのかどうか。

決行かどうか確認しようと、幹事さんのケイタイに電話したがつながらない。
夜になって掲示板を見ると、電ちゃんからの投稿があって、開催を確信した。

4℃~17℃のポカポカ陽気という予報。
これならシューズカバー不要。春らしいジャージに指ありのメッシュの手袋。
朝晩のために一応ウィンドブレーカーは着ていく。

しかし6:15出発すると、まず指先が冷える。
両手をこすりたい気分。
次いで足指。シモヤケになりそうな感覚。
靴の中で指を曲げたり伸ばしたりして血行を促す。


立田大橋の途中から駐車場に青い車が停っているのが見える。
GTO北條さんに違いない。

青いジャイアンさん、morimo10さんも自走で来た。
しだいに皆集まってくる。


コース案内の後、電ちゃんからも業務連絡。
「この災害にまず哀悼の気持ちを持って、後ろめたさを感じつつサイクリングを楽しみましょう。
愛知県サイクリング協会としても、義援金参加システムを構築していきましょう」という主旨の挨拶があり、集合写真を撮って、出発。


長良川のサイクリングコースを抜けて、駒野のコンビニで小休止。
ここでそれぞれ水分やエネルギーを補充して、二之瀬に備えてウィンドブレーカーを脱いだりしている。

しかし、まだ時間的に早いことと、朝、あれほど寒かったことや、二之瀬にはついこの間まで雪が残っていたことを考え合わせれば、ウィンドブレーカーはそのまま身に着けておいても大丈夫だろう。

S山田さんとちょっと話ができた。
やはりこの辺りはホームグラウンドだそうだ。
練習としては(1日に!?)5回二之瀬に上るとか。
フー。
さすが、乗鞍エコー・スカイラインのダブルヘッダーを2日間やろうという人だ。


前方からスタートすると、途中抜かれてばかりではモチベーションが下がってしまうので後方からスタートした。

菰野のカンさんがギヤの選定で迷っているのか、もたついている脇を通り過ぎた。
その前のグループに追いつこうと頑張ってみるのだが逆に間隔が広がっていく。
どんどん熱がこもって熱くなってくる。
ウィンドブレーカーを脱ぎたいが、坂道の途中ではそれも出来ない。
緑区のスギムラさんと桑名のI藤さんをかわすと、前にGo4さんがいた。

何とかこの人についていきたいが、無理は禁物。まだこの先長い。
深い谷、大きく曲がり込むカーブ。

親子連れが前にいる。子どもを励ましながら上っていく。
近づいたと見えてまた離されている。
離されたと見えてまた近づく。

Minouraのジャージの一団が次々と追い越していく。

親子連れを一度追い抜いた。
子どもは中学生くらいか。ひょっとしたら女の子かも知れない。

だんだん足が疲れて、ついにインナー・ローへ。
こうなるとGo4さんに離されていく。
カーブで振り返ると緑区のスギムラさんと菰野のカンさんも近づいてくる。
リヤギヤを24に戻す。

「もうそこが最後のカーブ。あとはゴールまで走れるよ」
という声がすぐ後ろで聞こえる。
親子が追い越していく。
子どもというのは、中だるみがあっても、目的地がはっきりすれば一気に気力を回復して力がみなぎってくるようだ。
あっという間にゴールに向かって走り去った。

最後は緩斜面になってシフトアップしながらゴール。
タイムは31分28秒。
これが今後の標準記録となる。





二之瀬の奥は芝生広場のような公園になっていて、展望場所の看板のあるところからは眼下に山並みと、その向こうに街が見える。

ひとしきり春霞の景色を楽しんだ後、同じ坂を下る。
安全のため追い越し禁止。
カーブが深いので、きちんとコントロール出来ないと飛び出しの危険があるのだ。



途中で撮影ポイントを決めて、ぐるりと回りこんだ向こう側の道を下ってくるところを写してやろうとカメラを構えていたが、いつまで経っても下りてこない。
仕方なく下りていくと、一番深い陰になったところに水飲み場があって、ここで全員が集まるのを待っていたのだった。


養老の滝も、疲れた足と空腹の身には厳しい坂となる。
二之瀬を上りきったおケイさんも、ついに押し歩き。



渡月橋に自転車を停めて、ビンディングシューズで歩き、
今日も豪快になだれ落ちてくる滝を見た。
親孝行なら酒に変わるかもしれない水を口に含んで、写真撮影の後食事に向かう。

レストランを通りすぎて交差点まで下ってしまった。
ここからの上り返しは、ハンガーノック寸前の空腹状態でへとへとに疲れ果てた。

食後は時間が押してしまったこともあって、ここから直接集合場所まで戻る人、お千代保稲荷へ向かう人と分かれた。

お千代保稲荷へは緩い下りの連続。風もなく暖かで、快適なサイクリングだ。
青いジャイアンさんは正面入口の手前から駐車場側へ入る。
ヒゲオヤジさんは正面で人と待ち合わせだとか。




串かつ「てっ平」で串を揚げてもらう。
欲張ると夕食が食べれなくなると言いながら、一人2本程度頼んでいる。
1本は味噌ダレ、もう1本はソースで。
時間的に多少まばらになってきた通路も一気に10数人の派手なジャージ姿の一団が来たので賑やかになった。
みんなが写真を撮ったりしているから、店のおにいさんたちも頬を少し赤らめながらも愛想がいい。
「サイクリング協会の掲示板に写真が載るからね」
串かつに満足して、ここで解散。

しかしヒゲオヤジさんはどこにいってしまったんだろう。
正門の方へ捜しに行くと、morimo10さん、Go4さんも探している。
一緒に本殿の方へ行ってみる。
曲がり角のところで電ちゃんとおケイさんが待っていてくれた。
赤い鳥居の前に、Ohbaha4さんとヒゲオヤジさん、それに薩摩のT川さん。
懐かしい。1年ぶりの再開だ。



T川さんは鹿児島でサイクリング活動をしていて、鹿屋体育大の人たちにも協力を得ているようだ。
すごい行動力というか、交渉能力というべきか。
そうそう、「探訪あいち」の基はT川さんが提唱して始まった「県境を走ろう」を継承したものなんだとか。
まさに愛知県サイクリング協会の歴史と共に歩んできた人ですね。


同じ方向のOhbaya4さんとGo4さんと一緒に帰るということで、嫌な予感。
「フルスピードってことないよね」
「ゆっくり安全に帰るよ」
最初はそうだったかもしれない。しかし、堤防の1本道へ来たら回す、まわす。
下ハンに持ち替えて必死に付いていくも、ちぎられそう。
138タワーが見えてきたから、ここからは道に迷うことはない。
「ちぎれたらそのまま行っちゃってください」
まもなく濃尾大橋。
橋のたもとでまたT川さんと出会った。
出発前に駐車場のおじさんと話をしたりしていた分、T川さんのほうが前に進んでいた。

橋を渡ったところで3人は木曽川右岸堤防道路、私一人一宮方面へ。
これで疲れた脚をいたわりつつマイペースで走れる。
市街地はいつになく車が多かったが、一人の気楽さで臨機応変に車道・歩道を使い分けて帰った。
自走を含む120km。
足はパンパン。
シーズン初めとしては、ちょっとしたグランフォンドを走ってきたほどの感覚。

1日楽しんで走れたことに感謝しよう。
それから、誕生日祝いに派手なヘルメットを選んでプレゼントしてくれた娘にも感謝しよう。

2011年3月6日日曜日

11.03.05~06インストラクター講習会

3月5日(土)・6日(日)と二日間に亘ってアイプラザ津島で開催されたサイクリング・インストラクターの講習会を受講した。

先週も総会で走れなかったので、行き帰りだけでも自転車にしようかと準備もしていたが、朝の冷え込みを見て、やはり車で行くことにした。


初日の講義は小ホールで。
ステージにタイトル看板、ACAの旗が掲げられ、メンテナンススタンドに赤いGIANTがディスプレイされている。

Ohbaya4さんの司会進行、伊藤副会長の開会の挨拶で始まる。







サイクリングの基礎知識(Ⅰ)(Ⅱ)(Ⅲ)
サイクリングの基礎実技(Ⅰ)(Ⅱ)
サイクリングの基礎知識(Ⅲ)


サイクリングの応用実技(Ⅰ)

一宮警察署の婦警さんによる「交通法規とマナー」
とにかく安全第一
・視野の限界を知る
・二つのことを同時に出来ない実証--グーパー運動
今回もパワフルで飽きさせない話術で、自転車だけでなく「車対人」など、全般的な事項にまで踏み込んでいただいた。





2日目
会場は2階の第1会議室。
少人数だからこの方がしっくりくる。






サイクリングの応用実技(Ⅰ) 
1)サイクリングにおける救急処置
消防隊員の方による止血、骨折時の三角巾の使い方、人工呼吸の方法。
全員が実際にやらせてもらう。

2)グループ走行




サイクリングの応用実技(Ⅱ) 
・パンク修理
 (W/Oタイヤ、チューブラータイヤ)




サイクリングの応用実技(Ⅲ) 
1)応急修理 
2)フレーム・リムの損傷
3)スポーク・チェーン・ケーブル切れ




サイクリングの指導実習    
1)自転車の種類と特徴
2)自転車の分解と組立て
3)自転車収納法、輪行マナー



実技では優れた技術を目の前で見せてもらい、また実際に手に取ってやらせてもらったりと、全員参加型の実習だ。




参加者全員スピーチ
講義・実技が全て終了したところで、参加者全員が、このインストラクター講習会に参加しようと思ったきっかけや、今後どのように活かしていきたいか、3分程度のスピーチが課された。
トップバッターは女性。この人が自分の考えを的確に表現されたので、次へ次へとみんな自分の言葉で語り、それぞれが素晴らしいスピーチをした。



GTO北條さん撮影動画

こうして、いろんなものを吸収して得たものと、最後に自分の思いを伝え、全員で共有できた一体感と相まって、満ち足りた気分のうちに閉会した。

登録手続き
あとは申請書を提出して、参加者全員がサイクリング・インストラクターの資格を得るだろう。
このことは個人のスキルアップのみならず、愛知県サイクリング協会の大きな財産になっていくだろう。