花と音楽のある暮らし

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2013年6月24日月曜日

13.06.23LR伊勢三河湾一周

13.06.23LR伊勢三河湾

梅雨の時期に開催されるこの大会は、毎年雨に泣かされ、後日、日を改めて自主走行することになるのだが、ノーマルは単独で、ロングは師崎から「探訪あいち」に合流して、そしてスーパーロングはOCCメンバーの中に入れてもらって走行したが、熱中症続出の7月の暑い日だった。

今年は平日雨の、土日だけ貴重な晴れという恵まれた天候。
なんとかスーパーロングに挑戦してみようと、あえて輪行袋は持たずに参加。

真っ暗な集合場所の車の中で、先日購入したイナーメのアップオイルを脚に刷り込む。本来はアップした後のほうがいいようなのだが、こういう状況では30分以上前に塗っておくという方法を取る。


そうこうしているうちに受付の準備が始まる。
顔見知りにちょっと声を掛けたり写真を撮ったりしたが、光量が足りないのでほとんど真っ黒。
暗闇の中のこるなごさんには声も掛けられなかった。




午前4時スタート。辺りはまだ真っ暗。
連写ではフラッシュが利かないので標準モードでシャッターを押してみたが、これも無理がある。ちゃんと準備して、夜間撮影ようにしておけば良かったのかもしれない。


最後尾が尾張大橋に入った頃、9noQさんとスタート。電ちゃんとOhbaya4さんはまだその気配がないので置いて行く。

尾張大橋の車道を走って前を追う。と言っても次から次へ現れる信号は全て赤。どこまで行っても前の人の姿が見えない。


そのうちやっとテールライトの点滅が見え始めるが、信号でまた離される。
1人2人パスして、最後尾集団に追いついたのは20km地点。1時間も費やしていた。


10人くらいの集団になっても、やはり同じ事の繰り返し。
むやみに多いクリートの嵌め外しに辟易しながら、7時半には鳥羽に到着するというトップ集団はどうやってこの林立する赤信号を抜けていくんだろうと口にする。


やっと信号から開放されて走れるようになると、コシダさんが果敢に前に出る。
一人黙々と漕ぐM野さんに徐々に追いついて、だがここからM野さんは後退すること無く、そのまま先頭位置キープ。
いつの間にかM野さん、コシダさん自分、S山さんともう一人、5人の列車。


23号線と別れて二見ヶ浦に向かうと、汐合大橋のところで影武茶さんがカメラを向けている。こちらからも撮ろうかとしたが、その余裕はなく、手を大きく振って応えるのがやっとだった。



 
トップグループよりたぶん1時間ほど遅れて8時23分到着。次のフェリーは9:30。

 
ここで何か食べておいたほうがいいのか、とにかく夜中から起きて活動するということに慣れてないから、体調管理の方法がわからない。
結局、伊良湖をスタートしたあとでは食事もままならないだろうと、船内でカップラーメンを買って、普段なら塩分が多すぎると思われる汁まで一滴残らず完食。走る続けるために塩分を摂取しておく。



伊良湖に降り立つと、追込職人さんが待っていてくれた。一番船はあまり親しい人がいなかったようだ。
ボトルの水を補充して9noQさん、T鳥さんと共に10:35スタート。

最初9noQさんが牽く。追込職人さんはこの速度では物足りないらしく、一気に前へ出て34~35kmで牽く。どこまでついていけるか分からない。


少しのあいだ牽いてみたが、ボトル補充のため豊川橋を過ぎたあたりのコンビニで小休止。
追いついてきたガー民夫妻や、先日のGFで一緒だった秋さん夫妻や、T鳥さん、スーさんと話しているうちにボトルの水を半分ほど飲んでしまった。

この先はまだまだ長いので、もう1本買いに行っているうちにみんなスタートしてしまって一人取り残された。

ラグーナのところでM井さんを見つけて「前を追うよ」と声をかける。

 

星越峠で追いついて、三河三谷~蒲郡で幅寄せするトラックと格闘し、愛知工科大、幸田サーキット近くでは坂と格闘する。

傾斜はそんなにきつくないのにダラダラと長く、途中で嫌気のさす緩斜面。秋さんが変速しながらインナーローを多用している。
「あんまりギヤが軽すぎると前に進まないから嫌になりますよ」と声を掛けたが、実はこの時ハンガーノック状態で、坂がまるで上れないと焦っていたのだと後で判明。まだまだ他人に何か意見をいうような立場じゃないと痛感。


下り基調になって先頭に出ると、下ハンにして一気にスピードを上げる。
平坦になっても下ハンのままガンガン走る。風は追い風なのか向かい風なのか、とにかく走っているあいだ顔や身体に当たる風が、気持ちを高揚させてくれる。
残りの距離があとどれほどあろうと、後のことは後で考えれば良い。今はこの風を見方につけて力の限り前に進もうと思う。


西尾から碧南に入り、追いついてきたコシダさんと衣浦大橋を渡る。
亀崎のコンビニでもう一度水分補充。残り距離50kmほど。
5分間の休憩でコシダさんの体力は一気に回復したようでグングン牽いてくれる。ペダルの回転速度の差で、離されてしまいそうなので、ギヤを1枚重くする。
ここまで走ってきて、まだ1枚重いギヤにしても走れることにちょっと驚いた。


結局残りの50kmをすべてコシダさんに牽いてもらい、17:14ゴール。
くものたいらさんがまだ残っていて、出迎えてくれた。
コシダさんは30番目、自分はもう1枚めくった一番上に記録。
もちろんこれは到着した順番で、順位ではない。弥富から鳥羽まで、伊良湖から弥富までの走行時間を計算して順位を決定する。

しかし今は最初から最後まで、手抜きをせず走りきったことが自分の誇り。
こんなに気持ちよく走れる伊勢三河湾って、そうそうあることじゃないと思う。
その時、その場所、その風。一瞬一瞬が今を生きていることの感動を呼ぶ。


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13 件のコメント:

  1. 「スーパーロングなんてとても...」
    と出発前はおっしゃていたが
    スーパーLを選択するなんてさすがです!
    鳥羽で食料調達に赤福を選択しましたが
    炭水化物,糖の摂取が素早くできて渥美半島豊川橋は乗り切れ,最高の食材でした!
    次回,どうぞ。

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  2. ぶるほんアンカー2013年6月24日 22:35

    お疲れさま、ご苦労さま、無事の完走ヨカッタです。
    雨降らなかったですか?知多では一時雨降ったみたいですヨ。
    とにかく「スパーロング」走る人、大尊敬します。
    好天の日に自宅より、まずロングに挑戦してみようかなあ~・・・?
    30日の探訪まで、充分、身体休めて下さい。

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  3. METALさん
    お疲れ様でした。
    信号はともかく、天気は最高でしたね。
    つむじ風さんとずっと一緒だったようで、良かったですね~。
    赤福、一人で一箱食べちゃったんですか(笑)

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  4. ぶるほんアンカーさん
    一緒に走れず残念でした。
    すごく走りやすい、気持の良い天気でした。
    その都度一緒に走って助けてくれる人がいて、特に伊良湖から弥富は自分としては最高の走りができたんじゃないかと思います。

    一人じゃモチベーションを維持するのが大変ですよ。
    でもタロウちゃんも一人でロング走りきったんですね。

    30日はちょっと都合があって、残念ながら探訪に参加出来ません。うなぎ堪能してきてください^^;

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  5. 200km越えは私にとって初めてだったので、
    終盤は精神的に辛くなったのですが、
    山田さんが後ろから追い風を送ってくれた
    おかげで、なんとか完走できました。

    一人で走っていたら、きっと途中で挫けて
    いたと思います。ありがとうございました。
    次はもっと速く牽けるように頑張ります!

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  6. コシダさん
    200km超え初めてですか(驚
    前へ、前へ行く姿勢がすごいです!
    もっともっと進化するでしょうね~。
    また牽いてください。
    置いてきぼりにならないように秘策を練らなければ(汗

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  7. おはようございます。
    この日は、とても楽しい1日でした。そして初めてご挨拶できて嬉しかったです。
    アドバイス、これからもどんどんお願いします!何しろ長距離も登り坂も経験がないので、何でもおっしゃっていただけると、そこから勉強したり考えたり練習するキッカケになります。どんなことでも気付かれたこと、アドバイスいただけると、とてもありがたいです。
    あの3連チャンの登り坂はキツかったですが、ゼリー2個補給のおかげで、あの後は弥富まで気持ちよく走って帰って来れました。補給って大事なのですね、エネルギーマネジメントもちゃんと勉強して走らなきゃいけないことも今回学びました。
    ひとつひとつ走り終えることで積み重なっていくことが増えていく感じで楽しいです。またご一緒させてください。今度はもう少しついていけるよう頑張ります!

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  8. 年甲斐もなくと言うか私と同じ歳ですが競うなんて真似できないです。
    しかし走行での記憶力が素晴らしいと言うかちゃんと日記に書き込めるなんてトコも真似できないです。
    私は走ってる景色と一緒ですぐに消え去ります。^^;
    今度は楽な探訪で御一緒しましょう。(^o^)/

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  9. 皆さん、お疲れ様でした。
    僅か1つか2つ先のグループに追いつくのに、20キロもかかるとはおもいませんでした。
    桑名、四日市市内の信号の連続には疲れますね。
    私は、津当たりから右膝が痛み出し、伊良湖をスタートしてからの35キロにはとても付いていけませんでした。
    後は、痛い右膝を何とか廻して4時20分頃に自宅にゴール。
    自宅からスタートしておいて良かったです。
    あの時間から野富まで行く元気はとても…
    弥富まで走った方々、すみませんでした(--)

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  10. 名前がちゃんと出てませんでした。
    すみません。

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  11. 秋さん
    ハンガーノックの後、脅威の回復力ですね(驚)
    蒲郡でやっと追いついたあと、坂道区間で置いていかれると思ってたんですよ。
    それにしてもGF青山高原も、今回のLR伊勢三河湾も、同じようなペースで走りましたね。
    また次回もよろしく。

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  12. ☆うっさ☆さん
    たまには年齢を忘れて競いましょう。
    脳の活性化、体力の維持、そして同じ時間を共有した仲間意識。
    愛が芽生え・・・るとこまではいかないか`;:゙;`;・(゚ε゚ )ブッ!!

    楽な探訪も大歓迎です!

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  13. 9noQさん
    お疲れ様でした!
    膝が痛くなるのは困りものですね。
    無理は禁物です。
    自宅発→自宅着と聞いていたので先に来てしまいましたが、意外に早く自宅に着いたんじゃないですか。

    膝のケアをして、神坂はのんびり登りましょう。

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