花と音楽のある暮らし

花と音楽のある暮らし

2013年10月6日日曜日

13.10.06大平街道

妻籠宿集合の「大平街道をゆく」は
「探訪」とはいえ「43km、坂度数11、上級」の表示。

自分の脚は思いっきり贔屓目に見ても中級だから、躊躇していた。
最初にサイクリング協会の掲示板に参加表明したのはKUOTAのたな兵衛さん。
次にコシダさん。

平均6%の坂を20km上りっぱなしだが、もし着いていけずに待たせてばかりという状況になったら、その時点でリタイアを宣言し、同じ道を下りていくことはできる。

カミさんに「妻籠宿に行ってみない?」って声をかけたら、二つ返事でOK。
婆さんも息子も一緒に、秋の妻籠宿ドライブをすることになった。

「マイペースで参加」と掲示板に載せると、まじめ少年さん、コジマさん、じぇーむすでぃーんさんtakatoriさんkuwanaさんと続く。
みんな坂バカばっかり。



6:30出発。
最初はすこし雲がかかっていたが、高速道路を飛ばしているうちに、どんどん青空が広がってきて、日差しが眩しいほどに輝いてくる。

8:00頃には妻籠宿駐車場に到着。
家族は観光に、自分は自転車の準備。
予定には入っていなかったGARMIN夫妻も、やはり坂のあるところに引き寄せられてきて、幹事さんを含め、総勢11名。
「探訪あいち」も長野県を出発点とするようになった。
もっとも、そこは街道の達人、まつぼっクリさんの主催のサイクリングだから、ただ単に坂を登るだけではなく、江戸時代から続く「大平(おおだいら)街道」と「大平宿」を体感しようという、社会見学の色合いも強い。

takatoriさんの奥様に集合写真の撮影をお願いして出発。
国道256号線のスタート地点からけっこうな坂道。
まつぼっクリさんはたんたんと同じペースで牽いて行くし、後ろも無言のまま同じペースを保っているので、内心、もし遅れ出す者がいるとしたらそれは自分だなと思う。

あららぎ温泉が給水ポイント。
前も後も、コンビニはもちろん、自販機のあるのはここだけ。
ボトルを満たしたあと、256号線と別れ、大平街道を進む。
やはり街道の面影のある、気持ちの良い道が続く。

 
秋祭りの時期とあって、子供の行列や神輿とすれ違う。

 
勾配も苦しいほどではなく、話をしながら町並みを、杉林の中を、景色の見渡せる開けた道路を通り抜ける。


   
国道を横切った向こう側に「大平峠」の木製看板。
「えっ、ここが大平峠?」と思わず声に出したが、そんなはずはなく、ここがその入口。
峠はスタート地点からおよそ18kmほどのところ。
まだ半分来たところだ。

いがぐりがいっぱい落ちていて、それを避けながらの走行ではあるが、車の通りも少ない落ち着いた走りやすい道。
神坂峠もこのくらいの勾配なら楽しんで走れるのにと思うが、もちろんヒルクライムがこれでは満足しない坂バカが大多数だろう。



 
ともあれ健脚の人も飛び出していくことなく、同じペースで上り、木曽見茶屋に到着。
ところが木曽見茶屋は閉まっている。
娘さんと柴犬と一緒に、軽トラでお昼を食べに来た地元の年配者に写真を撮ってもらい、ここから見える山々の説明をしてもらった。

   
このすぐ先が木曽峠(大平峠)。
標高1358m。
トンネルの上には山があるわけでもなく、道路が通っているわけでもない。
雪を避けるための施設じゃないかなあということだった。


   
4~5km下って大平宿。「いろりの里」という案内看板もある。
江戸時代から伝わる宿場の建物を保存して、希望者には宿泊してもらえるようボランティア活動が行われている。
それぞれの宿には屋号がついていて、軒先には薪が積み上げられている。
中を覗くと、どこも囲炉裏がきってある。
電灯がぶら下がっているところもあるので、電気はきているようだ。

自転車合宿に来て、毎日妻籠からの往復練習をしようかという提案もあって、確かに神坂峠のようにきついところは1度走ったらしばらくは無理だが、大平峠ならそういうことも可能かなとは思う。


掲示板に浅田次郎の「一路」のことを書いていたKUOTAのたな兵衛さんに、図書館で借りてきましたよと話しかけると、本の感想や、ほかの作品のことも教えてくれた。
そういえば最近はブログを書いたり読んだりすることに時間をかけて、しばらく本は読んでないなあ。
takatoriさんによると、浅田次郎が出演して「一路」の舞台を歩く番組があったようだ。
NHKなら再放送もあるだろうが、どこのTV局だったんだろうか。


   
峠まで上り返して、風よけベストを着る。
ここからは15kmに及ぶ下り。
安全第一に30km/h以下に抑える。

あららぎ温泉で、一枚板のテーブルに11人がゆったりと席を取って昼食。
温泉も併設されていて、大人500円。


ここから駐車場まで256号線を、速い人は飛ばしていく。
動体視力の衰えた自分は抑えて、最高速度も47km/h。
到着後kuwanaさんに聞くと、60km/hでていたようだ。
グランフォンドではこの差は大きいが、もし怪我をしたら治りも遅い年齢なので、そのへんをわきまえて自分自身をコントロールするしかない。


家族とは3時の約束をしていたが、2時には終了してしまったので携帯に連絡。
近くで時間つぶしをしているということなのでちょうど良かった。
運転を息子に任せて、当初思いあぐねていた勾配と往復の運転は、案ずるよりずっと楽々サイクリングになった。




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14 件のコメント:

  1. 私は展望台から見える南木曽岳へ登山したことがあります。
    ここを自転車で登る?
    やはり坂バカの(失礼、坂好きの)探訪でしたね。でも良い所でしょ。知っています。
    こんな坂も登れるサイクリストになれたらなあ~・・・。

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  2. ぶるほんアンカーさん
    そうそう、木曽見茶屋から正面に見えるのは南木曽岳でした。
    「上級」に躊躇した割には、みんなで楽しいサイクリングでしたよ。
    ガー民妻さんの感想は、「楽しかったけど池田山の練習には、ちょっと物足りない」でした(驚)

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  3. グランフォンド(ノーマル)上位常連のF山田さんが中級な訳ないでしょう!
    間違いなく上級者です<(`・ω・´)ビシッ!

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  4. ルートラボ見たらず~っと上りじゃないですか、
    初級の私では無理なコース、平坦が長くないと無理、
    かなりな差が付いてしまいました。^^;

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  5. やはり、探訪あいちは楽しい!
    とても印象的なツーリングでした。
    これから「街道めぐり」にハマリそうです。

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  6. こるなごさん
    おだて過ぎです(≧∇≦)/
    おだてられても登れません。
    池田山もオソロシー。

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  7. ☆うっさ☆さん
    下りも長いから大丈夫です(笑)

    みんなで和気あいあいとお喋りしながら上るので、楽しかったですよ。

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  8. コシダさん
    伸び盛りのようで、本当に楽しそうです。
    GF池田山はぜひロングに行ってください。
    スーパーロングに行っちゃってもいいですよ(≧∇≦)/

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  9. やっとカメ2013年10月7日 23:26

    ん?
    ヒルクライムだったんですか
    坂好きなんですね♪~

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  10. 坂づくしの大平街道にも大いに心惹かれましたが、残念ながら当日はGF三河フリーランを優先しました。
    山田さんのアルバムを拝見して、さも行ったかの様な気分にひたっています。
    ちなみに私も山田さんは、上級者だと思いますよ。

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  11. こんばんは。
    この探訪、とても行きたかったのです。大平宿に一度行ってみたくて。
    幹事はまつぼっくりさんだから、街道&史跡はきっと解説付きだろうし・・・って。
    (決して坂道探訪だから、じゃないですよ)
    けど、この日、残念ながらモリコロパークのサイクルフェスティバルに
    エントリーしていて行けませんでした(泣)
    写真を拝見したら 想像通りの雰囲気ある街道と寂しい宿場町、
    皆さんの楽しそうなご様子、やっぱり行きたかったです。。。
    (モリコロも楽しかったですけどね。観戦にきていたトッシーさんにお会いしました)

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  12. やっとカメさん
    坂が好きなんじゃないですよ。
    昔、お侍さんも往来したであろう情緒ある街道筋を、のんびりと味わってきたんです。
    高尚な趣味でしょ(-^〇^-)

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  13. フタイさん
    のように、先回りしていいアングルを見つけたりできればいいんですが、置いていかれないようにするのが精一杯で・・・

    次はGF岐阜・池田山でお会い出来そうですね。

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  14. 秋さん
    坂に釣られてくるかなと思ってましたが、
    イベントが重なって残念でしたね。
    というか、どちらを選んでも楽しめたようです。

    しかもエンデューロ初参加でいきなり表彰台!
    スキーで鍛えた足腰は財産ですね。

    トッシィーさんは観戦だけだったんですかねぇ。
    次回参戦に向けての偵察?

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