花と音楽のある暮らし

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2014年12月14日日曜日

ミシガンツアー足助香嵐渓

14.12.14ミシガンツアー

12月14日(日)
12月の恒例行事となったミシガンツアーは、年末に帰国するミシガンさんと共にサイクリングしようという電ちゃんの企画。

「車で行くのなら一緒に乗せてって」と電ちゃんにメールしたのはいいけれど、起きて外の様子をうかがうと、近所の畑が白い。
ACAの掲示板に「中止」と出ているかとパソコンを立ち上げたが、何の連絡もない。

準備をしながら考える。
電ちゃんはきっと中止にはしないだろうな。
現地に行くだけ行って、もし走れないような状況であればそこで中止を決定し、懇談会に切り替える。そんな思考パターンだな。
外はまた雪が降ってきたけれど。


電ちゃんが車で来てくれたので、自転車を積み込み、ヘルメットを逆さにした中にカメラやサングラス、シューズカバー、手袋を入れたのを取りに戻り後部座席に置いた。
車の中で楽に過ごすために、スリッパで乗り込む。


高速道路は快調。
上空には雲がかかっているが東の方は明るい。午後からは晴れの予報だから足助方面はきっと大丈夫だろう。
上郷サービスエリアでコーヒータイム。時間調整をして集合場所へ。


豊田市の松平支所駐車場は日曜日だというのに車が多い。
そういえば衆院選最終日だった。

こんな天気にも拘らず、車で、自走で参加者が集まってくる。
ミシガンさん本人も自走。ちょうど10マイルだったそうだ。

自転車を降ろして準備を始めたらシューズが無い。
玄関に準備だけしておいて、スリッパのまま車に乗り込んでしまったのだ。
いくら距離が短いと言っても、これじゃ無理だな。DNSして投票所で過ごすか、喫茶店でも探してみるか。

すると電ちゃんが、ここまで来てそんな消極的なことではだめだからサンダルで参加しろと貸してくれる。ちょっと大きいがベルクロを締めればなんとかぎりぎり履けなくもない。
ぶるほんアンカーさんもスニーカーを貸してくれるといったけれど、履いてみるとやはり少し小さく親指が痛いので、電ちゃんのサンダルにする。

実はもうひとつ、手袋も片方ヘルメットから落としてきてしまったらしい。
こちらはhbさんが予備をリュックの中から出してくれた。

本当はもうひとつ心の中にわだかまりがあって、今日はやめておいたほうがいいというお告げじゃないかと、記憶が甦る。
6年前の香嵐渓ツアーの自爆事故。ロードバイクに乗りはじめて6か月目、ちょうど乗り慣れてきたころの慢心からの単独事故。


でもせっかくのミシガンツアー。その時より用心深くなっているから、無理をしない程度に走ってみよう。



   

巴川沿いに16km。小さな橋を渡ったあと、平均勾配15%の坂を1km登って真弓城へ行く。
途中まではなんとか頑張ったものの、白のトレックさんが止まったあと、サンダルが滑って諦め。
もうあと少しのところだったが、今日は無理はしない。
しかしぶるほんさんは頑張ってそのまま上っていった。

 

入場料を払ってまで足助城(真弓山城)を見に行くのか、サイクリング主体の探訪の場合はパスしてしまうかもしれないが、今日は距離もなく、時間的にも余裕があるので、今を逃したら絶対次はないということで、300円払って入場することになった。
係りの人が案内してくれるという。


門の前でカメラをお願いして次々に集合写真を撮ってもらい入場。
「ふるさと創生事業」の資金を元に、戦国時代の鈴木氏の城を発掘調査し検出した建物跡を忠実に再現したこと、創生資金は1億円だったが、実際には5億円かかり、国や県の助成金から捻出したことなど教えてもらう。

   

西の丸腰曲輪から登っていく道にはモミジの絨毯。ちょっと時期が遅く茶色になっているとはいえ、見事な質量。もう2週間も早ければどんなに素晴らしい紅葉だっただろう。
西の丸からの眺望も見事。

 

南の丸では煮炊きをする小屋や厨房を見たりして物見櫓のところまで来る。
この物見台は以前は階段が作られていたが、登った人が足がすくんで降りられなくなったりしたので階段を取り外して登れなくしたのだとか。そうと聞いたら余計に登ってみたい。


さらに登って長屋と本丸。
ぶるほんアンカーさんが「ここはマチュピチュのようですね?」と言ったら、案内の女性が、「本当にそうなんですよ、私は足助のマチュピチュと言ってるんです。あとでその写真を見せてあげる」

 
受付に戻るとカメラを取ってきて、写真を送っていく。
手が止まったところに写っていたのは霧が立ち込めた中に浮かび上がる城郭。
日本のマチュピチュとは言えなくても、「足助のマチュピチュ」は名乗っても大丈夫だ。

本来の目的はちょっときつい坂があるから入口まで登ってみようというくらいのことだったと思うが、隠れた名所名跡だった。
秋の紅葉の頃はもちろん素晴らしいに違いない。春の新緑のころだって外れはないだろう。
もう少し宣伝したらいいのにと言ったら、やたらに観光化されることが良いわけじゃない、良さを分かってくれる人が来てくれるのがいい。という謙虚な答えが返ってきた。

  

お昼は和食のバイキング。と思ったらピザやサラダやカレーもメニューにあった。
65歳以上はシニアの格安料金。参加者11人中、2人が該当。

 

帰路は下りかと思ったら、まだまだ上ります。
足助川沿いの山の中の狭い道。車はほとんど来ません。
ミシガンさんもhbさんもよく道を知っています。
それはいいんですがこの時間になって雪が降ってきました。
しかも気温が下がって寒いです。kuwanaさんのガーミンには-1℃と表示されている模様。

SPDペダルをサンダルで漕ぐ私の足は、足の裏の筋が攣りそうになったりしますが、だましだまし走ります。
最後のほうは7%を超える下り。
路面が濡れているしサングラスをしていても雪で前が見にくい。
とにかく安全第一に下ります。


 

そしてゴール。
お借りした手袋とサンダルの写真を撮っておきます。


松平支所には投票する人が次々現れます。駐車場の出入りも多いです。

自走で帰る人を見送っていたら、hbさんが立ちごけ。出入りの車に気を取られてバランスを崩したらしい。
家に帰りつくまでが交通安全義務。気を緩めず無事に家に帰りましょう。






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10 件のコメント:

  1. お疲れさまでした。
    帰って来て気が付いたのでしたが、今日は討ち入りの日でした。
    舞台は雪のちらつく足助城・・・
    いにしえの武士(もののふ)たちの戦いの様子がうかがえる良いお城でしたね・・・
    それにしても、あの激坂を足もつかず上れたとは自分でも驚きです。

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  2. ほんと寒かったですね?ほどよくバラけて楽しく走れました。

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  3. ぶるほんアンカーさん
    いつの間にか歳が押し詰まっているんですね。
    あとはお正月に向けて大掃除・・・じゃなく、打ち上げパーティーと走り納め知多半島一周が残ってました。

    日頃の精進の賜物ですかね、それとも古の武士が乗り移った?

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  4. kuwanaさん
    冬装束もばっちり決めて、全然寒そうじゃなかったですよ。
    雪はちらつきましたが、路面は心配するほどじゃなく良かったです。
    自分一人では走る気にならないような天候でしたが、みんなで走るとやっぱり楽しいですね。

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  5. Focusの山田さん サンダル履きとは思えない走りに脱帽しました。
    雪の峠超えをしちゃうところがACAの底力ですねぇ。
    帰国早々の洗礼、ごちそうさまでした。

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  6. サンダルにシューズカバーで見た目は分からないのでいいとしても
    走りはどうかなぁと思ってましたがあの激坂上りでも漕いで行くんだから驚きましたよ、
    足助城は事細かく書き込みしてあるのであーそうだったんか、と思ったり、(^_^;)
    お疲れ様でした。

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  7. ミシガンさん
    SPDペダルにサンダルでは無理だと思いましたが、やってみるもんですねー。

    これからはミシガンツアーいっぱいできそうですね。

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  8. ☆うっさ☆さん
    サンダル履きはやっぱりお勧めできません(笑)
    激坂では最後に足が滑って断念してしまいました。

    香嵐渓は有名でも、足助城は全然知りませんでした。紅葉の時期は素晴らしいでしょうね。入場料取るからすいているかも。

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  9. 足助城も下山方面も走ったことがないので、ぜひ行きたかったのですが、
    都合がつかず残念・・・皆さんのブログを見れば見るほど ご一緒したかったなぁ、と。

    サンダル履きでSPDペダル、それも10%越えの激坂付き。
    走れるものなんですね・・・というか、山田さんだからできるのですね?
    すごいです。

    ミシガンさんは・・・日本人、でいらっしゃるのですね・・・
    (集合写真に外人さんはいらっしゃらないですよね?)

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  10. 秋さん
    雪予報で中止になるとばかり思ってましたが、走ってみれば楽しいサイクリングになりました(^^♪

    ミシガンさんは4年位前まで日本にいたころはよくツールドや探訪で一緒に走りました。ブログをさかのぼるときっとたくさん出てくると思います(笑)

    サイズの合わないサンダルでは無理だと思いましたがやればできるもんですね。
    これからSPDシューズを忘れてもいいように、フラットペダルに変えようかなあ(爆)

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