花と音楽のある暮らし

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2009年9月27日日曜日

09.09.27 偽 Tour of Japan 美濃

09.09.27偽Tour of Japan美濃

家から集合場所の美濃和紙の里会館までは35km。ぎりぎり自走で行けなくもない距離だ。
だが今回のは「偽」とはいえ、Tour of Japan 美濃でプロの選手が走ったコース。
ACAの選手たちもきっと、かっ飛ばして行くことになるんだろう。
その前に脚を使い果たしてしまっても良いものか。

問題はまだある。35kmの最短コースには桐谷坂が待ち受けているのだ。
なんとか足付きなしで上りきれる限界値。
これを避けようとすれば富加に回りこむ45kmのコースになってしまう。

あれやこれや考えた末に自走に決定。
なにしろ着替えも輪行袋も余分なものは一切必要がない。
自転車とボトルと少々の現金、サイコンとカメラ。あと、ウィダー。これだけ。

夜、ACAの掲示板をチェック。NPO北條さんも自走すると書き込まれていて安心した。

ならば明日は6時出発だ。一応5時起きということで準備を済ませ、10時半に早寝。
ところがイベントの前日にこうして早寝するとろくなことがない。
12時に目覚め、2時にトイレ。3時にまた起きて今度こそ寝られなくなる。
うとうとと浅い眠りのまま、ひたすら時間が過ぎるのを待つ。

やっと5時。着替えを済ませ顔を洗っていると、どこかでパリパリ音がする。
また猫が障子を引っかいて爪とぎをしてるなと、覗いてみても猫はいない。
ひょっとしたら!と思い、外へ出てみると、ガーン!なんと、雨がバシャバシャ降っている。
なんとか6時までに止んでくれないものか。
TVをつけても新聞の天気予報欄も、今日は晴れ!なのに。

だが6時を過ぎても雨は止まない。
いかん!これじゃ遅刻だよ。

自転車を車に積み込む。車で行くのなら7時過ぎでも十分間に合う。
走り出す頃は雨はあがった。これからどんどん晴れてくるのだろう。

桐谷坂をちょっとした感慨を持って走った。登坂車線のある峠道。


途中、うだつのある町並みに寄ってみた。
まだ人気(ひとけ)はないが、良く整備され保存されている。
昼間は賑わっているのだろうか。

美濃和紙の里会館に到着すると、NPO北條さんが自走で来ていた。
まじめ少年さんやピナレロレロ大矢さんも同時に集まってきた。
入口左側では朝市が始まっていて、おじさんたちが野菜を広げている。

バーベキューの設備の方に場所を移して立ち話をしているうちに、続々とみんな集まってくる。

コース説明を聞き、全員の記念撮影をすると、いよいよ出発だ。
Tour of Japan 美濃の選手が走った道をゆったりとしたペースで、全員の安全を確認しながら進む。
サイコンは20km~25km/hのところで推移している。
ちょっと表示を切り替えてみると、あれっ?距離が計測されてないぞ。
Shimanoのサイコンはスイッチがボールペンの先で押し込まないといけないほどで、使いづらい。
しかも電源を入れたから良い筈なのに、更にスタートボタンを押さないとスタートしないらしい。
一周走り終えて確認したときにはDstは14kmにしかなっていない。

2週目はリセットしてDstが動いているのを確認して出発。
ピナレロレロ大矢さんが先頭を引っ張る。
32~35km/h。時には38km/hに達する。

風が出てきて先頭を引っ張ってきた大矢さんもさすがにきつそうだ。
先頭が入れ替わる。
落ち着いていたスピードが更に上がる。
よくこんな人たちに付いてきたもんだ。
しかし、それもここまで。

大矢田トンネルへの上りでもまじめ少年さんのスピードは落ちない。
後ろからNPO北條さんが猛然と追いかけていく。
ピナレロレロ大矢さんに離されないようにと思うのだが、一周目はアウターで上りきった坂も、2周目の、ましてや、ここへ来るまでにオーバーペースで走ってきただけに、インナーに落とさざるをえない。
スピードは落ちる一方だ。

トンネルの前のきつい坂はインナーでもダンシングでやっと乗り切る。
ミシガンさんには下りであっさり抜かれないようできるだけ離しておきたいのだ。

トンネルからは長い下り坂。ピナレロレロ大矢さんの姿は見えているのに捕らえられない。
板取川まで来て、やっと後ろにつけた。
ここからはゴールまで1km程度のフラットな道。
最後に離されないように、下ハンに持ち替える。
下ハンにすると、ブラケットのときより1~2km/h速くなる。
ゴールスプリントはこれに限る。

2周目 Dst:21.41km Tm:0:42:30 Max:54.4 Ave:30.2
上りを含めてだから、なかなかのもんだ。



BBQは手馴れた幹事さんの采配で、肉もたらふくいただき、みんなで持ち寄った野菜も上手に焼けておいしかった。
時間もたっぷりかけて、話し、かつ食らい、楽しい食事で、まったりとしてしまった。
これからまだ走れるのだろうか。

こんなにゆっくり過ごしたのに、まだ13時前だったんだね。



3周目はまた全員で左回りコース。
寺尾ヶ原千本桜から坂の峠まで上り、その後一気に下るコース。
やはりミシガンさんがポンとスイッチが入ったように飛び出していく。

長良川には釣り人がいっぱい腰まで水に浸かっている。
156号とそれから板取川に沿った道を朝とは逆に回りこんでいく。

やれやれ、やっと到着。楽しかったなぁ。
でも、今日は車で来て正解だったかな。
ここからの一人旅はきっと苦しかっただろうね。
車なら余韻に浸る余裕があるね。


おっと!左手前方に元気に走っているのはNPO北條さんと豊明のオカポンさんだ。
せっかくだから前に回りこんで正面からの写真を撮ってやろう。
あー君たち、速すぎるよ。ちゃんと準備ができてないから1枚しか撮れなかった。
あとは車の中からの写真。
最後はなんだかクラッシュしたときの写真みたいになってしまった。
車も自転車も安全第一。

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