現在の力で一番無理なく楽しんで走れるコースだろう。
できれば3年前よりゴールタイムが短縮していると嬉しいと思う。
駐車場に着くとぶるほんアンカーさんが声をかけてくれる。
隣に駐めて準備を始めたところに☆うっさ☆さんといちみんさんが現れる。
ここまで自宅から80kmほど走ってきて、ここからスーパーロングのコースに向かい、奥琵琶湖を廻ってくるとかで、帰りは自走・輪行の両面作戦だそうだが、どちらにしても超・超ロングライドに違いない。
受付を済ませ、顔見知りと話しているうちに集合時間。
カラフルなジャージの中に、お揃いのジャージ集団、OCCとOCAが大勢いる。
長浜城をバックに集合写真を撮って、スタートの合図を待つ。
2コマ/秒で連写して最後尾につく。
公園入口の信号でいくつかに分断されているから、先頭集団とはだいぶ離されてしまっただろうが、逆に大集団にならず、安全に走れるのはいいことかもしれない。
この小集団を追い越して、一人で前を追うというのもちょっと勇気がいるなあと思いながら後ろについて走っていると、役目を終えて追いついてきた9noQさんが「今日はおとなしいね。前に出ようよ」と言いながらスピードアップするのに着いて行く。
集団の様子を伺いながら健気に先頭を牽いていたトッシィーさんにも声をかけると、ぴったりついてきた。
9noQさんが32km/hで気持ちよく牽いてくれる。
途中、先頭交代すると、「調子がよさそうだね」と言ってくれるので、自分でも今日は調子がいいぞと暗示をかける。
賤ヶ岳トンネルは今日も暗いが、路面が濡れているようなことも無く、大型トラックが後を追ってくることもなかったので安堵した。
ところが最後のトンネルは狭い歩道走行。暗い上にところどころ壁から染み出してくる水が路面を濡らしている。
鉄板の蓋を避けようと右に寄りすぎると車道との段差が気になるし、車が大きな音を反響させながら通過すると、平衡感覚が失われる。
トッシィーさんがどんどん前に行ってしまうが無理はできない。
と、何かを踏んで跳ね飛ばした。前方を注意していたはずだが、そんな異物があるのは気づかなかった。
こんなところでパンクでもしていたらと、どきどきしながらトンネルを脱出。
ぶるほんさんに追いつき、電ちゃんも合流して、8名ほどのトレインを形成。
ずっと牽いてくれたトッシィーさんのスピードが落ちてきたのを機に先頭交代。
風は追い風か。先頭に立っても34~35km/hくらいを維持できる。
10kmくらい走ったかなというところで、さすがにこのまま走りきれるわけも無く、代わってもらう。
すぐ後ろの人の気配しか気にしていなかったので、ぶるほんさんを置いて5人の集団になってしまったようだ。
白髭神社を通過。70km地点だ。このまま米プラザまで休憩なしで走れそうだ。
ノーマルとロングの分岐点。
電ちゃんは久しぶりにロングに向かうというのでここでお別れ。
9noQさんとトッシィーさんと三人で琵琶湖大橋を渡り、コンビニで初めての休憩。
ソフトクリームを食べたり補給しながら話していたら、トッシィーさんが「ミラーを落としちゃった」
というので「それ、踏んじゃったかもしれないよ」といったら、「トンネルの辺り」と。
やはりトンネルの中で踏んでパンクしやしないかとビクビクしたのはトッシィーさんのバックミラーだったに違いない。
帰り道は50kmか55kmか。フリー走行中の若い人を交えて4人でトレインを組む。
5kmを目安にローテーションしようということになって、自分の番になったときに、以前、シマウマ男さんに言われた、乗車位置と姿勢に注意すること、ペダリングは6時の位置まで押し込もうとしないことと自分に言い聞かせ、とりあえず5kmを最高のパフォーマンスで走りきることを考える。
下ハンを持って風の影響を軽減する。
35kmで先頭を牽くって気持ちいい。と走っていたら、「ふたり千切れてますー」と声がかかる。
まだ先は長いから4人で協力していかなければいけない。
交代して、32km/hを維持してもらう。もちろん向かい風がきついところは28km/hまで落ちる。
そのときサイコンの矢印は右向き、つまり同等を示している。
ここまで100km以上の道程をAve28km/hで走ってきたわけだ。
その後もローテーションを繰り返し、12:30ゴール。
ん、最後に2人を置いてきてしまった。2人は1分遅れ。
これだけ天候にも恵まれ、理想のトレインを組んで走ってきたが、タイム記録は2枚目に記入。
自分たちより速い人が22人もいた。
もしこれ以上に上位を狙おうと思うなら、速いい人は強制的にロングかスーパーロングに行ってもらうしかないか。
とはいえ、順位にそれほどこだわっているわけじゃない。なるべくなら1枚目に記入したかったなあと、ちょっと思うだけだ。
3人で一風呂浴びて昼食にありつきながら、受付の電動マンさんに連絡してみると、スーパーロングの人たちもすでに7人ゴールしているとのこと。
急ぎ引き返すと、黄色のスカイジャージを着たこるなごさん達がまだ輪になって語り合っていた。
しまった!今日はせっかく自分もスカイジャージを着てきたのに、さっき風呂で着替えてしまった。
スカイジャージのツーショットを撮り損ねてしまった。
こるなごさんより先にゴールした恐るべき60代のつむじかぜさんや、目印や曲がり角をワッカにした手作りのアンチョコをフレームに取り付けているMetalさんや、次々に帰ってくる人たちと話をして楽しい時間をすごした。
そういえばやっとカメさんの悟空の輪をみるのを忘れてしまったが。
走っている最中は最後までついていけるか、脚がもつのか、無事にゴールできるのかと心配事も多いのだが、終わってみればツール・ド・あいちはいつも楽しい。
楽しさを共有できる人たちがいるということがまた、更に楽しさを倍増させてくれるんだな。
ロードバイクのバナー
クリックしていただけたら嬉しいです
にほんブログ村