今日も輪行。
7:11柏森発、特急豊橋行きに乗って8:04東岡崎駅に到着。
特急なら1時間もかからないのだ。
でも8:04はホームに到着した時刻で、自転車を担いで階段を登ったり降りたり、乗越の精算をしたり、出口の方向を確認したりで、外へ出るまでに時間がかかってしまった。
急いで準備したけど、出発の時点でもう8:25近い。
ここから5kmくらいだが、集合場所の岡崎市中央総合公園というのが広大な丘陵地で、あせってもそう簡単に到着できるわけじゃない。
ちょっと遅刻気味とはいえ、何とか許してもらえる時間に受付を済ませた。
今日は総勢20名。Bianchiマニアさんが新車のMadoneに乗って先導、aQsimさんは車でのサポートに徹してくれるそうだ。
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Bianchiマニアさんの新車はMadoneでもチェレステカラー。ヘルメットもウェアもきっちりコーディネートされている。
自転車も軽いだけあって走りも軽快だ。
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六まるファイターさんは「変速バナナ」という部品を使ってフロントバッグを取り付けてきた。効果の程が楽しみだ。
スタート前にFlightdeckのスタートボタンを押したし、ATLASも押してから丘を下ってきたはずなのに、液晶画面の誤動作を防ぐために、タッチが無効になっていて動いていなかった。
坂を下って落ち着いたところで、やっとATLASのスタートボタンを押すことができた。
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東名高速と並行するような道も大きく右に回りこんだと思うと、名電山中駅に到着。ここまで輪行してくれば楽だったのにと冷やかされた。
ここで全員の集合を確認して再スタート。
一号線を通り越してすぐ左折すると、三河湾スカイラインへと道がつながる。
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快晴だが気温は低めで坂を登るにはちょうど良い。
平均斜度7%の坂を桑谷山荘へと向かうはずだったが、後続を待ったり写真を撮ったりしているうちに誰もいなくなってしまった。
慌てて桑谷山荘の標識を横目に通りすぎて、三河湾スカイラインまで来た。
ここまで来ても誰もいない。おかしい。
桑谷山荘で一度集合するんだった。出発前の諸注意はちゃんと聞いておかなくてはいけないね。
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桑谷山荘で全員集合。
初心者や坂の苦手な人にはここまで上ってくるのも大変だっただろう。
特に初心者には坂道の途中でのギヤチェンジが難しいようだ。
よく諦めずに頑張りました。
ここから三河湾スカイラインに入って遠望峰山までアップダウンを繰り返す。
分岐点で全員揃うのを待ちながらひらけた景色を愉しむ。
遠望峰山の読み方を尋ねるとBianchiマニアさんが「とぼねやま」と教えてくれた。桑谷山は「くわがいさん」だ。
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南側は眼下に街並みと海らしき景色が広がる。その先に青い島影が連続している。渥美半島のようだ。蔵王山や衣笠山が見えているのかもしれない。
なにしろ朝から天気が良すぎて、しかも無風なので、水蒸気やら排気ガスやらが立ち込めて、まるで春霞のようにモヤっている。
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北側は幸田の街だそうだ。左手に大きなデンソーの幸田工場がある。
こちら側も空は青いのに景色は霞んでいる。
まあ、白いベールをかぶせたような景色も悪くはないが。
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ツーリングのオートバイも多い。
ここで同じように小休止しているライダーもいて、同じバイク仲間として?会話を楽しんでいる人もいる。気軽に声をかけられる人は羨ましいね。
全員揃って、ここからは5kmに亘って7%近い下り。
スピードが出過ぎないように注意しながら下っていく。
下ハンはどうも使いにくい。ハンドルバーを変えるまでは我慢してブラケット中心にしておこう。
後方から白いアンカーさんがすーっと抜いていく。
下ハンを持つ姿勢がピタリと決まり、直線を、カーブを、自転車と一体となって下っていく。
蒼い稲妻のようだ。
見とれていたのもつかの間、すぐに姿は見えなくなった。
本光寺(春はあじさい寺として有名らしい)への右折に失敗して、23号線まで真直ぐ下ってしまったグループと、本光寺へ行ったグループも三ヶ根駅で落ち合って、そろそろお昼の時間だ。
道の駅「筆柿の里・幸田」で昼食。
食堂で食べる人や、外の売店で買って芝生の上で食べる人も。
芝生に車座になってのんびり気分。
ポカポカ陽気で身も心もリラックスはいいけど、このまま寝てしまいたいような誘惑。
この先にもう一つの山場、平原の滝までの20%のヒルクライムが待ち受けるのだ。気分を引き締めて再出発。
山の方へ入り込むと、木々の生い茂った暗い坂道。
「じゃんだらりん」という茶店の前で一呼吸。いよいよここから20%の激坂。
タンドーさんが上る。白いアンカーさんも、大矢さんも行く。
最初からギヤを軽くして上り始める。初めのうちは回る。だんだん重くなってくる。前方では先にゴールした人たちが見ている。
ここで足を着くわけにはいかない。最後はダンシングでかろうじて上りきった。
電ちゃんでさえハァハァ言いながら来た。
ヘルニアでリハビリ中のギセンさんも攻める。軽い足取りで回してきたが、ゴールして降車に失敗、倒れかけたところを運良く受け止めてもらって事なきを得た。
石段を登ると滝と、滝の水を枝分かれさせて、修験者が一度に何人も身を浄められるように、水筋が竹で作られていた。
流しそうめんを連想させる竹だが、こんなことを連想しているようでは修行は出来ないかもしれない。
滝まで行くためにスニーカーを用意してきたギセンさんに、滝の前にたってもらい、いかにも滝に打たれているといった写真を撮ろうとしたが、思ったより暗く、写真はボケてしまった。まあ後でボカシを入れる手間が省けたと思うことにする。
ここで行程としては半分を過ぎたあたりだが、この先はずっと平坦な道が続く。矢作古川、矢作川の堤防道路をポタリングして、名鉄の踏切を越えると一気に街中に出る。
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殿橋南も交差点のところでみんなに暖かく見送られて、一人東岡崎駅に向かう。
みんながこれから向かう先には岡崎市中央総合公園の、サイクリングの最後にはちょっと辛い坂が立ちはだかっているはずだ。
でもこれを乗り越えて一息つけば、あとは充実感に浸れるだろう。
本日のATLASデータは東岡崎駅からスタート地点まではOFF、スタート地点から丘を下りきるまでは操作ミスで記録が取れず、全61kmの行程のうち53km分しか無い。
ただ、これだけでもBianchiマニアさんが作ってくれたルートラボのコースを、ほぼ同じように辿った軌跡はよく分かる。