花と音楽のある暮らし

花と音楽のある暮らし

2021年12月22日水曜日

冬至の日

今日12月22日は冬至の日。
朝6時半には東之宮古墳に到着したが、駐車場はほぼ満車。


なんとか停められて急坂を登る途中に振り返ると、月明かりが木曽川や犬山城や市街地を照らし、青く澄んだ世界を作り出している。

落ち葉の積もる小道を登り、すでに陣取っている先客たちの後ろに回って日の出を待つ。

この東之宮古墳は犬山市を含む旧丹羽郡「邇波(にわ)」の王の墓で、愛知県最古・最大の前方後方墳と言われている。
冬至の日には後方部の真ん中から眩い陽の光が昇ってくる。

今日は若い女性が多い。小学生くらいの子供も何人かいる。仲間同士誘い合ってきたのか和気あいあいと話し合ったりしながらスマホを用意して日の出を待っている。

10分前になると市役所に人が来て、古墳と日の出の方向を簡単に説明してくれた。
この場所から見渡せるすべての地域を治めていた王の墓です。
古代はこの冬至の日が「はじまりの日」で、今日から新しい一年が始まります。
まもなく日が昇ってきますが、後方墳の下には王様が眠っていらっしゃるので登らないようにして、ここで静かにお待ち下さい。




スマホのカメラでは捉え切れないが、眩いばかりの黄金の光が差し込んできた。
辺り一帯が荘厳な空気に包まれる。
「おめでとうございます」の声もあちこちから湧き上がる。



冬至といえば「ゆず湯」が定番。


我が家の風呂にも、ゆずを浮かべた。
ゆずにしては結構大きいのを3個。
ちょっと数が少ない気もするが、伝統を守るなんて大げさなものでなくても、ちょっとした気遣いは嬉しいね。

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2021年12月13日月曜日

ランニングを始めたい

フルマラソン・夫婦合わせて最高齢ギネス記録を持つ内田夫妻をTVで取り上げていた。

夫が77歳、妻が73歳のときにスポーツジムのイベントで4km走って爽快感を味わった。
2014年にふたりでフルマラソンに参加・完走。
翌2015年大阪マラソン完走後、当時の合計年齢が161歳でギネス記録に認定された。
その後も何度も記録を更新し続け、夫は現在89歳で今後もギネス記録更新に挑戦する。

と、こんな内容だった。
77歳からでも走れるのなら、マラソンは無理としてもジョギングくらいはしてみたい。

家の近くの工場の周りを「500mくらいなら走れるだろうか?」と半信半疑で走り出したら、ゆっくりペースなら大丈夫そう。
2kmを完走した。


翌日からほぼ同じコースを同じくらいのペースで走る。
ログを取るのに良いアプリはないかと探して、TATTAを入れた。
RUNNETとも連動しているが、これは今のところ必要ない。

タイムと距離、キロあたりのペース歩数、獲得標高と、走行した軌跡がGooglemapに記録される。(ただし、GPS精度が低いのか、道から大幅にずれるので、走行時間はともかく走行距離はあてにならない)

3~4日走ったら、かかとが少し痛くなってきた。


やはりRUNNING専用の靴が必要だ。
速く走るためのものではなく、かかと部分が厚めでクッション性のある、値段も手頃な靴。



図書館でジョギングの本を借りてきた。
左は田中宏暁氏監修のスロージョギングからマラソンにつなげる極意を解説するA4サイズの本。
話しながら走れる「ニコニコペース」(歩くくらいの速さ)と「フォアフット」(足の指の付け根で着地)を中心に、ウォーキングとランニングは別物として解説している。

右は坂本雄次氏の監修で、自然な歩き方から歩幅を広げ、腕振りを早め、走るフォームにチェンジしていく(当然のことながらかかと着地)。

ニコニコペースのフォアフットは歩幅40~70cmのピッチ走法ということなので試そうとしたが、フォアで着地した瞬間にかかとに衝撃を感じて続けられない。

せっかく3kmくらいは走れるようになったが、ここで無理して故障者になってしまってもいけないので、しばらくは運動は散歩とストレッチくらいにしておこう。
TATTAはWALKINGにも対応しているのだから。

早見表を作ってみた。
9分/1kmのペースなら5kmは45分。10kmは1時間30分と分かりやすい。
来年、暖かくなったら5km→10km走るのを目標!としよう。


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2021年12月5日日曜日

平光広太郎トリオ

扶桑文化会館のワンコインコンサート
~ピアノトリオで楽しむジャズスタンダードの世界~ 平光広太郎トリオ
2021年12月5日(日)午後2時開演/扶桑文化会館

念の為、文化会館に電話して、当日券が買えるのを確認して出掛けた。
1時35分くらいに到着したら、車で、自転車で、徒歩で人が集まってきている。

手指の消毒と検温を済ませて当日券を購入し入場。
席は一つおきに間隔を開けている。
「封筒のおいてある席にお座りください」と言う係の人の声を聞きながら、ほぼ真ん中に空席を見つけて座った。



開演後は写真撮影等が一切禁止となるので、その前に1枚だけ撮っておいた。
封筒の中身はと見ると、氏名と電話番号を記入する用紙が入っていた。
開演後に回収し、万一新型コロナが発生するようなことがあれば保健所に連絡するための措置だとか。

「ワンコインコンサート」つまり500円の入場料で、出演料を始め、演目やプロフィールのチラシや入場券作り、チケット販売や受付や誘導や座席の手配、ステージの準備など、どうやって運営しているのだろうと思ってしまう。

それはともかく開演間近になると、1階席の座ってもいい席はほぼ埋まってしまった。
ここから2階は見えないが、1階だけを見ても520席のうちの半分は入場したということだろう。

定時きっかりに出演者がステージに上ってきた。
簡単に挨拶したあとすぐに演奏が始まる。
今日の演目は
 1. Night and day
 2. I love you
 3. Body and soul
 4. Helen's song
   <休憩20分>
 5. Donna lee
 6. The days of wine and roses
 7. Moonriver
 8. MGM
ところどころで平光さんによる曲の紹介やメンバー紹介もある。

平光広太郎:ピアノ
山崎  隼:ドラム
出宮 寛之:ベース

1曲目、2曲目はコール・ポーターの作品。
5曲目はチャーリー・パーカー、6・7曲目はヘンリー・マンシーニの作曲。
中でも6曲目の”The days of wine and roses”はオスカー・ピーターソン・トリオのアレンジで、ピアノの位置もその形態をとっているのだとか。

観客は年配者が多いが、もともとジャズ愛好家の人たちのようでノリがよく、平光さんが感心するほどステージと客席が一体となっていた。

8曲目は平光さん自身の作曲によるもの。敬愛するアメリカの演奏家に捧げた曲だそうで、美しく、ときに熱く激しく、最後を飾るにふさわしく盛り上がりのある演奏だった。

もちろん客席からはアンコールの手拍子が収まらない。

アンコール曲はクリスマス曲を3曲の大盤振る舞い。


文化会館を出て自転車置き場に向かう途中、後ろからおばさんたちの声が聞こえてきた。
「今日は良かったね!」
「ほんとに良かったわ!!」
・・・同感!話に加わりたいと思った。


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2021年11月4日木曜日

信長の築城思想が見て取れる、小牧山発掘調査

 


11月3日の中日新聞近郊版に小牧山城発掘調査の記事が載っていた。
それによると、3日~5日には現地公開が予定され本年度の調査区画を見学できる、というので散歩を兼ねて行ってきた。



北駐車場から園内に入ると発掘調査の案内板が目に入る。



芝生の緑や四季桜、それになんといっても澄み切った気持ちの良い秋空。
外周路をしばらく歩いたあと、木立の茂る山道に入っていく。



階段を登っていくショートカットの道も何本かあるのだけど、散歩の歩数を稼ぐためにも山沿いの舗装された道を螺旋状に歩く。
いつもの散歩道は真っ平らなので、起伏のある道は新鮮で楽しい。



お城(資料館)のすぐ下に『発掘調査現場公開中』と大きく表示されている。
近づくと、新聞にも出ていた考古学専門員の小野さんが参加者に説明しているところだった。






写真を撮りながら様子をうかがっていると、参加者からも質問が飛び出してくる。
愛好家たちらしく、質問の内容もしっかりしているようだ。

中には専門員の小野さんが「それはいま私の見解として論文にまとめているところで、『こんなこと言ってたよ』と喧伝されても困るので、ここではまだ言えません。」と応えるほどの質問内容もあったようだ。

係の人が手渡してくれた5ページにわたる資料には、写真や復元図、それに「小牧山の歴史」や「織田信長の天下統一への過程と城郭」といった表を用いて、発掘調査でわかってきたことが詳しく説明されている。


今回見つかったのは
[1]小牧山城の主郭(本丸)に至る大手の登城路が広い道幅を有し、その山側には岩と石垣の壁面がそそり立つ構造を持つことが確認されました。
(道幅は山の斜面にも関わらず山本来の岩盤を削平して9.5~10mもの幅員を持つことが判明しました。確認できた路面の総延長は19mです。)
[2]確認された壁面は、2段の石垣と人工的に切りたてられた岩盤で構成されていることが判明しました。

まとめ
今回の調査で確認した岩盤と石垣の壁面は、過去の調査結果と合わせて「岩の壁」に相当するものが小牧山城にも存在したことを物語っています。小牧山城で用いられた城郭、城道の建築思想や要素が、後の城郭にも影響を与えたと評価できます。

お城ブーム・戦国ブームの昨今、歴史に詳しい人達はワクワクしているだろうなあ。
そうでなくても、いろんな脇道を歩いたり、資料館を覗いてみたりするのも楽しい場所だ。



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2021年10月20日水曜日

千葉から東京へ

千葉のホテルで一泊して東京へ。

浅草は実は初めて。






雷門の大提灯の下をくぐる。
仲見世はちょうどそれぞれに開店準備を始めたところ。

宝蔵門から本堂に進む。
荘厳な雰囲気を味わいながら参拝。

まだコロナの影響下、しかも雨で寒い。
それでも仲見世は賑わいの予兆が見える。
お土産に舟和の芋ようかん。



雨では歩き回れないだろうと、水族館を予約してくれていた。



すみだ水族館は東京スカイツリータウンにある、最新式の水族館。
5階と6階の2重構造の中を公園のように自由に動き回れる。






国内最大級という屋内開放型の水槽ではペンギンがすぐそばを泳いでいく。
オットセイは客の通路にまでやってきてご挨拶。




大手町から丸の内まで歩いて地下街を散策&昼食。
八重洲側に回ると「東京キャラクターズストリート」は大賑わい。

関東でも中部でもこのところ新型コロナの感染者が安定して減っている。
このまま終息して、安心してどこへでも出掛けられるようになるといいな。


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