7月1日(土)
15:00開演(14:15開場)
15:00開演(14:15開場)
愛知県芸術劇場コンサートホール
指揮者:山田和樹
第51回ブザンソン国際指揮者コンクールで優勝。
世界の主要オーケストラで客演を重ね、2023年4月からバーミンガム市交響楽団首席指揮者兼アーティスティックアドバイザーに就任。
バーミンガム市交響楽団(CBSO)
イギリスを代表するオーケストラの一つ。
バーミンガムのシンフォニーホールを本拠地とし、世界各地で毎年150回以上のコンサートを行い、世界的な名声を獲得している。
ピアノ:チョ・ソンジン
2015年第17回ショパン国際ピアノコンクールで優勝し、国際的な脚光を浴びる。
最も優れた才能を持つ一人として、ベルリン・フィル、ウィーンフィル、ロンドン饗、パリ管ほか一流のオーケストラに招かれ共演している。
Program
ショパン:ピアノ協奏曲 第2番 ヘ短調 Op.21
ラフマニノフ:交響曲 第2番 ホ短調 Op.27
自転車仲間の北條さんから久しぶりのメール。
「バーミンガム市交響楽団のコンサートのチケットが1枚余っているので、興味があれば差し上げますよ」
クラシックにはとんと無知で、指揮者の山田和樹さんもバーミンガム市交響楽団も知らないので、ネットで調べたら、指揮者も楽団もかなり有名のようだった。
それに加えて、ゲストピアニストのチョ・ソンジンさんは、あの反田恭平さんが2位となって日本中を沸かせたあのショパン国際ピアノコンクールの2015年の優勝者。
お言葉に甘えてチケットを頂いた。
開演中はもちろん撮影禁止となるので、その前にステージを撮っておいた。
ここなら全体がよく見渡せる。
このホールに来たのは’22年3月の「天才トランペット少年と愛工大名電」の「フレッシュコンサート」以来かな。
そういえばこの愛知県が誇るコンサートホールで、自分も末端ながらステージに上って演奏したことがあった。
2019年5月26日(日)
名古屋笛の会「特別演奏会」
41th JAPAN Flute Festival in NAGOYA
こんなに立派なホールだったんだ。
開演時間の15:00より前に指揮者の山田和樹さんが登場して、演奏旅行の厳しい日程のことや楽団員のすごい体力のことなど、面白おかしく話し続ける。
時間になって楽団員が着席し、チョ・ソンジンさんがピアノの前に座る。
拍手が終わり静寂と緊張感が高まる中、静かに演奏が始まっていく。
ショパン:ピアノ協奏曲 第2番ヘ短調 作品21
Ⅰ.マエストーソ
Ⅱ.ラルゲット
Ⅲ.アレグロ・ヴィヴァーチェ
盛大な拍手でアンコール
20分の休憩のとき、北條さんがビュッフェに誘いに来てくれた。
しばらくぶりの近況を聞けたが、あっというまに休憩時間が終了、席に戻る。
ピアノが片付けられ、指揮台が中央にセットされている。
ラフマニノフ:交響曲 第2番 ホ短調 作品27
Ⅰ.ラルゴ_アレグロ モデラート
Ⅱ.アレグロ モルト
Ⅲ.アダージョ
Ⅳ.アレグロ・ヴィヴァーチェ
これらの曲をどのくらい知っているかと言われれば、ほんの少し知っているフレーズが出てくるくらい。
それでもそれぞれの楽器が時に際立ち、時に融合され、大きなうねりとなって、自分の体に、心に入り込んでくる。
いや、逆か。自分の体が気持ちが音楽の中に溶け込んでいっているのかもしれない。
開場中の拍手が鳴り止まない。後方の席の人たちはスタンディングオベーション。
アンコール。
大きな拍手の中、客席が明るくなり、終演が告げられる。
それでも団員の最後の一人が会場を後にするまで拍手が鳴り止みそうもない。
そこへ指揮者の山田和樹さんとコンサートマスターが現れたから、帰ろうとしていた客も帰るに帰れないで拍手を続ける。
北條さんが来てくれた。
「今までラフマニノフは何度も聴いてきたけど、今日のが一番感動した。さすがに山田和樹さん素晴らしい」
それほど素晴らしいコンサートに出会えたのだった。
ロビーに出たらアンコール曲が張り出してあった。
クラシックコンサートの高価なチケットにはなかなか手が出せないが、また少しづつ情報を仕入れて音楽文化に触れていく機会を作るようにしよう。