教材はいよいよ ERNESTO KOEHLER 35 EXERCISES for FLUTE Op.33
そのうちの1冊目、Book1 Fifteen Easy Exersises
「Easyとなっているけれど、決して簡単じゃないですよ。」
と言われるまでもなく、8分音符の連続で、しかもスラーとスタッカートをきっちり吹き分けることが要求される。
後半にはド・ド・シ・シ・ラ・ラとかミ・ミ・レ・レ・♯ド・♯ド・♭シ・♭シ・ラ・ラ・ソ・ソ・ファ・ファと、1オクターブ上下したかと思うと、次にスラーで横に移動するような縦横の変化が出てくる。
1週間かけて、何とか音が取れるようになってレッスンに臨む。
Allegro moderato<穏やかに速く>4分音符を96~104で。
スマホでテンポを90に設定して練習してきたので、速さよりできるだけ正確にと吹き始める。
おおむね練習通り出来たかな、と思った。
先生は「いいですよ。じゃあ気づいたところを言っていきますからメモしてください」
・4/4拍子なので、1,2,3,4(強、弱、中強、弱)が基本。
・4小節ごとに分かれ、最初が「問いかけ」つぎに「問に対する応え」という構成になっている。
・クレッシェンドからフォルテ、ディミヌエンド、次にallargando(おおきくゆったり)となり a tempo(元の速さに戻る)ところは音楽的に、豊かに表現する。
・1オクターブずつ下がる音の、下がった音が高い音より長くなっている、8分音符を正確に刻むこと。
・2つずつスラーでつながっているところは最初の音をはっきりとタンギングすること。
いっぱい注文がつく。
ある程度低音から高音まで音が出るようになっていればいいかと安易に考えていたが、ちゃんと抑揚の付いた曲として仕上げなければいけないらしい。
これが音楽というものか。
最後に、「1曲目はそれほどでもないですが、2曲目は皆さん難しいとおっしゃいます。次回は2曲目も、さらっと見てきてください。」
自由曲はカーペンターズの「オンリー・イエスタディ」
覚えやすい曲なので、何度かやっているうちに鼻歌で出てくる。
ただつなぎの部分は歌わないところなので、これは覚えにくい。
Youtubeでカーペンターズの歌を聴いたら、タン、タ、タッとリズムを刻んでいる。
メトロノームは タ、タ、タ、タとしか言ってくれない。
リズムマシーンが欲しくなる。
それはともかく、小節にまたがってスラーでつながり、裏から入るところは曲を何度か聴いたおかげで何とかサマになってきていたようで、問題はやはりつなぎの部分。
これも音の跳躍とアクセントとスラーの使い分け。
一緒に吹いてもらって、一応◯。
次回は「ジャンバラヤ」と「涙の乗車券(TIKET TO RIDE)」
曲は知っているものの、歯切れよく、曲調にあったように表現するところまで持っていけるかどうか。