風とともだち---週末サイクリング

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2010年7月18日日曜日

10.07.18 道交法/メカ講習会

10.07.18 道交法メカ講習会

長かった梅雨もようやく明けて、昨日今日と自転車日和になってきたのに、残念ながら今日は室内での講習会。
せめて行き帰りだけでも自転車に乗ろう。
Tシャツにアームカバー、白山スーパー林道で貰ったサコッシュ風の肩掛けバッグ。妙な出で立ちだと家族に笑われながら出発。

信号で止まり止り、会場のアイプラザ津島に到着。
思ったよりは時間が掛かってしまったが、それでも9時前なら大丈夫だ。


いつも探訪あいちで一緒になるメンバーがほとんどで、最初から和気あいあいのムードだ。



10時になると幹事さんが進行していく。
理事長挨拶の後、JD翁が本日の道交法の講師を紹介。
すぐに講習が始まる。

婦警さんによる道交法の解説

まずは<意識>の話。
車の事故で近年特に増えている
 ・出合い頭の事故
 ・追突事故
人は本来、危険予測しながら運転しているので、とっさの危険を回避するのだが、
ケイタイをしながらの運転、
「もしもし、私。あんた今日どこでご飯食べるのぉ」
「わたし、今日ラーメンにしようと思っとるがね」
「ほんで、どこ行くのぉ」
―みたいな、名古屋弁丸出しの、大阪の漫才にも引けを取らないほどのパワフルな話術の後―
そういう、話しながらの運転で、意識が完全に話のほうへ持っていかれてるので、危険予測が出来なくなってしまっている。



その後「グーパー体操」を参加者全員にやらせる。
1)右手でグー、左手でパー。右手でパー、左手でグー。
2)次に右手を前に伸ばしながらパー、左手を胸にグー。右手を胸にグー、左手を伸ばしてパー。
ここまでは皆余裕で出来ている。

3)次に右手を前に伸ばしながらグー、左手を胸にパー。右手を胸にパー、左手を伸ばしてグー。

ここで混乱が生じる。両手ともパーになったり、慌てると次は両手を伸ばしてしまったり。

参加者は童心に帰って笑顔でやっている。(見ようによってはデイサービスの一場面に見えなくもない)
しかしそれこそ参加したことにより一気に引き込まれていく。


次に<周辺視野・盲点>
道路に出る時「左右をよく見なさい」と言われます。
では、どのくらいよく見えるものでしょうか。
人の目は180度~200度の範囲まで見えるといわれています。
では実験です。
両手のヒトサシ指を目の前に立てて、それをず~っと後ろへ持っていってください。180度以上になるまでなんとなく見えますね。
次に両手のヒトサシ指をもう一度目の前に立てて、今度は右目をつぶって右指を後ろへ持っていくと、この位(35度くらい)のところで、もう右指が見えなくなりました。
左目をつぶって左指も同じです。
つまり両目で確認できるのはたった70度程度なのです。
ではどうするか。
人間には首があるんです。
意識して首から動かして確認するんです。
首を回してもよく確認できない時はどうするか。
人には腰があるんです。私にはほとんどないけど。
だから、腰から回してみるんです。

こんどはもう一度両手のヒトサシ指を立てて、左指は前にして、左目をつぶります。
右指は右の方からゆっくり前に持ってきます。
ある程度――人によって違いますが左指と15cm位になった時に右指が消えます。
これが盲点です。
人の特性としてこういうことがあるんです。

それから、車を運転している時に、2つ先、3つ先の信号で曲がるんだと、意識をそちらに集中してしまうと、手前の信号を見落としてしまう。そういうことが起きてくるんです。

<自転車に関する道交法>
自転車は「軽車両」です。
軽車両は他には「馬・牛・リヤカー」があります。
――(馬!牛!)生徒一様に驚く――
軽車両は車道の左側端(さそくたん)を走ることと規定されています。
それから(ホワイトボードに標識の絵を描いて)こういう標識のある歩道だけは自転車も走ることが出来る。走らなければならないではありません。走ることが出来る、です。
ただし、こういう標識のない歩道でも、70才以上の人、または13歳未満の人は走ることが出来ます。




そのあと参加者の質問に答える形で、
◎横断歩道の渡り方
・歩行者用の横断歩道だけがある場合で、人がいない時はそのまま横断歩道を走ります。横断歩道に人がいる時、自転車は降りて歩行者となって渡る。
この時、歩行者信号に従って渡ります。
・自転車用横断用の線が引かれている場合は、自転車はここを渡らなければならない。――車道から少し左に入ってこのラインの中を通り、渡ったら右に出て車道を走る。このとき見る信号は車両用の信号です。
◎スクランブル交差点、セミスクランブル交差点の渡り方
等々、例の名古屋弁丸出しの一人漫才、身振り手振りを交えての熱演は爆笑のうちに予定時刻を過ぎる。

<交通道徳という考え方>
相手を思いやる。運転する人の心の問題。
自分は凶器を持っているんだ、それを相手に向かって振りかざしていくのか、人を傷つけないよう鞘に入れたり自分の方に向けるのか。
子供たちにも積極的に繰り返し教室を開いて、交通道徳を植えつけていく。
次の世代に繋げていく。

最後に、用意してきた「酩酊メガネ」を掛けて歩いてもらう。
視野が狭くなり、暗く、ものが曲がって見える。メガネをかけた途端モウロウとした気分になって、一歩二歩踏み出しただけで物にぶつかってしまう。
徐々に酔っ払った人はこういう状態になっても「全然大丈夫だ」と言い張るが、実はこういう危険な状態に陥っているのだと全員が体験した。




道交法が制定された歴史や経緯。実情に合わせて少しずつ改正されていること。
ただし、道路を造るのは百年計画といわれるように、自転車先進国を見習ってすぐに同じように出来ることではない。など、非常によく勉強されて、説得力のある講習会だった。





<メカ講習会>
Ohbaya4さんとH澄さんによる講義と実践

◎パンク修理
実際にパンクさせたタイヤから、チューブを取り出しパンク箇所を探し出してパッチ貼り。チューブを元に戻して携帯ポンプで空気を入れるところまで。
実演と、希望者による実習の手助けを軽妙な語り口と細部にわたる注意点の指摘。
昼食を挟んでの実習に参加者も傍観者も熱心に取り組む。
実習生は見事にやり終えて自信をつけた。



◎チェーン切り
8速・9速・10速用のチェーンのピンの大きさと形状の違い。
専用工具を使っての「チェーン切り/チェーン継ぎ」実践。
初めての経験とあって、実習生は微妙な力加減に苦労しながら、うまく行ったときの喜びはひとしお。



◎ホイールの振れ取り
最もプロ職人的な技術だ。
スポークを1本外してしまって、振れ取り用の器具に装着すると回転が左右に大きくぶれているのが分かる。
このようにスポーク全部が均等に張られていないとブレが生ずる。
どのように均等にスポークを張っていくかによってこの「振れ」をなくす職人技だ。
経験と勘と根気強さが必要だ。
講師のOhbaya4さんはこれを1から組み上げていくそうだ。
プロが驚くほどの技術らしい。





こうして熱のこもった講習会が終わった。
外はカンカン照りの上天気。
今日習った道交法を反芻しながら、ゆっくり走って帰ることにしよう。
しかし、常識かと思っていたのが、ただの思い込みだったというか、法律が実情に合ってないと言うか、意外な発見がたくさんあった。
だいたい「自転車は軽車両なので車道を走る」というのは、自動車やバイクと同じように走れということだと思っていたのは大間違いだったな。
これからはもっと謙虚に道路の左端を走ることにしよう。
しかし、車道の左端は側溝だったり、アスファルトが盛り上がっていたり、コンクリートとの継ぎ目が段差や溝になっていたりで危険がいっぱいだ。
歩道を走ると横道が来るたびに段差。通行可の歩道は段差をなくしてもらいたいもんだ。
これは「道交法」じゃなく、道路整備の問題か。
じゃ、次の講習会は「道路整備」を管轄する部署の美人係官がいいかな。

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