花と音楽のある暮らし

花と音楽のある暮らし

2010年8月29日日曜日

10.08.29 豊明の史跡巡り








大高緑地公園の第1駐車場に集合。
JR大高駅からは少し坂を上って反対側に下りたところだ。
朝から直射日光がしっかり照りつけ、猛暑を予感させる中、大勢集まってくる。
熱中症対策にボトル2本、うち1本は頭からかけたり涼を取るために、氷入の水道水。
もう1本はなるべく冷えたスポーツドリンクを入れるために、空っぽで持ってきた。集合場所の自販機で調達する。
熱中症対策その2は首周りを直射日光から避けるためのバンダナ。
浜名湖1周の参加賞のオレンジのバンダナはさらさらしていて気持よさそうだ。
午後からの強烈な太陽のもとでは、これをビショビショに濡らして、放射熱で涼しくなる予定だ。


今日は「京都の自転車愛好家」さんも参加して、20名で豊明市周辺の史跡巡りと、愛知県の天然記念物「ナガバノイチモチソウ(長葉の石持草)」の観察など、盛り沢山だ。

桶狭間公園は名古屋市緑区にあって、最近整備されたようで織田信長像や今川義元像も新しい。
ここから豊明市に入り、桶狭間古戦場へ行く。
これは名古屋市と豊明市(または愛知県)が伝説の桶狭間の場所を、それぞれの都合で主張するためにちぐはぐになってしまったが、本来両方にまたがった大規模な戦いだったのだろう。だいたい緑区が名古屋市に組み込まれたのは、つい近年のことだ。
行政区画が変わると歴史認識も変わってしまうものかもしれない。
「戦人塚」は急坂を上って更に階段を登ったところに、古墳のようにこんもりしていた。




ここから知多四国八十八ヵ所の1番札所「曹源寺」を訪れる。大きなフクロウが目印のお寺だ。ガッキーさんはもともとフクロウのコレクターだそうで、すっかり大フクロウと仲良くなっていた。
阿野の一里塚から一之御前安産水、沓掛城址を見て回る。



愛知県の天然記念物に指定されているという、珍しい食虫植物「ナガバノイチモチソウ」の自生地に連れていってもらう。
田んぼの一角をフェンスで仕切って地元のボランティアによって保護されているような場所だ。
「ナガバノイチモチソウ」はちょうど今が花の時期で、幹事のオカポンさんはこの日の開催を最優先したのだそうだ。
繊毛のような葉っぱの先には、粘液の出る小さな玉が付いていて、これで虫を絡め取るのだそうだ。
この他には「ミミカキグサ」や「シラタマホシクサ」などが群生していて、おじさんが説明してくれていた。
ちょうど今年はCOP10の年、エコや共生がキーワードですね。
自転車乗りにとっても追い風だ。


豊明の景勝地「二村山」は、近くは通ったことがあるけど現地に来るのは初めてだ。
しかも上りの最後が砂利道で、何とか最後まで登りきろうとしたが、後輪が空回りしてあえなくダウン。転ばないよう降りるのが精一杯だった。
ここでタンドーさんに教えられた。
急坂だと思ってインナーにして前がかりになっているから後輪が空回りしてしまうのであって、こういうダート道はアウターにして後ろ荷重にすれば上っていけるんだと。
ほほう、矢張りテクニックが必要なんですな。



愛知池までは境川沿いに車の来ないサイクリングロードを走る。
2526km/hで気持よく走れるのだが、暑さに体力を奪われた人にとってはこれが結構きついらしく、列が途切れてしまう。
「初級、平坦」のはずが、ところどころのアップダウンも足が回らなくなった要因のようだ。

愛知池の周回コースはなぜか涼風が吹いて気持ちの良いサイクリングロードだ。
ランニングの人たちもたくさんいる。

愛知牧場でソフトクリームやサングリア(ワイン漬けしたフルーツのカップ)が人気で、木陰でしばらく休憩した。

ここまで結構時間が押していたので、自走で来ていたまじめ少年さんやミシガンさんはこのあたりで家路へと向かうようだ。









水をかけたバンダナはいくらも走らないうちにすぐに乾いてしまって、放射熱による涼しさは感じられなかった。
これほどの暑さの中のサイクリングには、やはりUVカットのバンダナが必要のようだ。



途中で別れた4名以外の16名は酷暑の中、無事大高緑地公園にゴールした。
京都の自転車愛好家さんも記念写真を撮ったりしている。
京都も、冬の冷え込み夏の暑さともに名古屋と並び称せられる都市なので、この暑さも驚く程ではなかったようだ。



同じ方向に自走で帰るタンドーさんと緑地公園を上る。
上りは当然インナーにして軽く上っていくのかと思ったら、タンドーさんはアウターのままリヤを11段小さくして、11まで持っていった。
回そうとせず、ゆっくり乗って行く感じがつかめれば出来るよと言われてやってみると、ちょうど坂の一番上に達してしまったので、今ひとつ分からなかったが、確かに重いギヤでも推進力を生み出している。
今日はタンドーさんにポイントを2つ教えてもらった。
どこかで試せるといいなあ。

2010年8月21日土曜日

10.08.21 乗鞍スカイライン&ご来光

10.08.21乗鞍スカイライン


今年の乗鞍は午前スタート、午後スタートのエコーライン/スカイラインと選択肢が増えたので、その分あれこれ考えて迷ってしまった。
エコーラインは去年参加したのでだいたい様子は分かる。
スカイラインも経験してみたいが、エコーラインより平均斜度でも1%上回る7.3%だ。
これで21km走りきるのは難しい。
幸いスカイラインコースは平湯峠をスタートとするショートコースが設けられている。
これなら楽しんで走ってこられそうだ。


21日(土)ゆっくり出かけて11時までに到着、いろいろ準備に掛かっても12時の集合には間に合うだろう。
今回はこれ1本にして、あとはずっと気掛かりだった乗鞍のご来光を是が非でも体験してみたい。
調べてみると夜中の3時半頃に、ほおのき平発乗鞍畳平行きのバスがある。
車中泊と防寒具の用意をして当日を迎えた。

朝は7時~7時半に出発すれば間に合うのだが、すっかり準備が整って、家でぶらぶらしていても仕方ないので、6時40分にはほおのき平に向かって出発。
一般道も東海北陸自動車道も中部縦貫自動車道もすべて順調に走行できたので、9時半にはほおのき平駐車場に到着してしまった。

第1駐車場は全国各地からのナンバーで満車だった。




ほおのき平スキー場は今は緑に覆われて、一部コスモス園として運営されている。

集合場所の第3駐車場へ行ってみると、NPO北條さんの車が停まっていた。
北條さんも午後の部のスカイラインコースだ。
ほかには誰も来ない。午後の部は人気がないのかなあ。
12時近くになって、貸切の大型タクシーに乗って電ちゃんたちがやってきた。
今日も熊が出て、午前の部のエコーラインも暫らく足止めを食って、時間を遅らせて三本滝からのスタートにしたそうだ。

エコーラインを完走後、こちら側に下りてきて、午後の部のスカイラインにも参加するという人達が到着しだした。
Ohbaya4さんや9noQさんも来て、本日のスカイライン午後の部は総勢13名。
うち、私とOhbaya4さん9noQさん、もう一人マウンテンバイクの人の4名が平湯峠からのショートコースということになった。




ロング9人のスタートを連続写真に収めてから、車で平湯峠に移動。
ずっと急な上りが続いている。一旦速度を落とすと、加速するためにはアクセルを床まで踏みつけなければいけないほどだ。
そんな道を自転車が走っていく。
ショートにして正解だったな。ロングにしたら平湯峠に到着するまでに脚を使いきってしまったに違いない。




13:35平湯峠スタート。
暑い。陽がカンカン照り付けてくる。
平湯峠でも1000m以上あるから涼しいんだとばかり思っていたのに、とんだ誤算だ。
最初から汗だくだ。
なんだか頭がぼーっとして、視点が定まらない感じ。



緩いところでは写真を撮ったりして気を紛らわせながら進むと、ちょっと陰になったところや霧が流れてくるところでは涼しさに救われる。

だがスカイラインコースは林道というのがほとんどなく、基本的に日当たりの良い道路なのだ。

完全にへばってしまって、速度もずっと1桁だ。ロングの人たちにあっさりと抜かれても追いかける気力がない。
気分転換にダンシングを試みても、やはり呼吸が苦しい。
問題は心肺機能の衰えだな。

最後、ゴール手前は若干下り坂なのか、急にペダルが回るようになる。
慌ててアウターにして思い切り回す。ここだけすごく気持ちいい。
気持ちいいまますっ飛んでゴール。
Maxは31km/hに達した。
つらい道程も最後に救われたな。


ほおのき平に戻って、日帰り温泉でゆったりと心身を癒す。
大きなガラス張りのきれいな温泉だ。
緑のスキー場が見渡せる。
そういえば昔、何度かここへスキーに来たっけ。
結構雪質もよくて楽しいゲレンデだった。40度を超える斜面もあって、ビビリながらも挑戦したりしていた。
スノーボードが流行って、スキー板もカービングに代わった頃からスキーが遠のいてしまったな。



車中泊するために車内を整理していたら、向かいのホテルのベランダから呼んでいる人がいる。
オカポンさんだ。
2階へおいでというので上がっていったら、大きな和室に家族でくつろいでいる所だった。
家族旅行と自転車と、一度に両方楽しめていいですね。
応援も兼ねているらしい。
本当に仲の良い家族「愛」だ。

ホテルのレストランで早めの食事をして、今日は泊まりだし、バスに乗せていってもらうだけだから少しはビールを飲んでもいいか。と思ってレストランを覗いてみると、ここは宿泊客だけしか利用できないとのこと。
それならば近くに食堂はないかとたずねると、高山市内まで行かないと食堂はないという返事が返ってきた。




こうなったらコンビニ弁当でも仕方ない。カーナビでコンビニを出すと、17km先にデイリーマートがある。そういえば来る時に「最終のコンビニ」と看板が出ていたっけ。
これだけご来光ツアーや登山客が来るのだから、もう少しお客さんのための施設があっても良さそうなもんだが。



コンビニから帰ったら駐車場は真っ暗。
満月でもなく、きりっとした三日月でもない亡羊とした月と、オカポンさん家族の泊まっているホテルの窓だけが黄色い光を放っている。
車内で一人きりの寂しい食事を済ませ、暇つぶしに購入した週刊誌も読む気にならず、早々と寝袋に入った。


時々出入する車の音や人声で起こされながら、ひたすら2時を過ぎるのを待つ。
2時半に起きだしてご来光ツアーの準備。



3時過ぎた頃バス乗場の明かりが点き、客が並び始めた。
補助席も全て使って満席だ。
乗り切れなかった人は次の、平湯から来るバスに乗ることになるらしい。
ご来光バスはこちら側からは3台準備しているそうだ。



畳平駐車場入口あたりに陣取る。
ウィンドブレーカー1枚では寒い。気温が低い上に風が強烈に吹き付けている。もう1枚重ね着して、道路側へ降りると、ちょうど石壁が風除けになっている。




山際がくっきりと浮かび上がってきた。静かな感動を呼ぶほの白い光の演出だ。
そのうち水平線に赤い帯が見えてきた。
真っ暗だった空がやがて青みを帯び、遠くの嶺の形が現れる。その地上と空をくっきりと、1本の赤いラインが区切っている。
赤みの領域が広がってくると、いよいよ朝日が顔を出す。
完全に地上に顔を出すと、周りを赤く染めながら、太陽自身はその高熱のためか白く輝いている。









今日、今、この場でしか味わうことの出来ない感動。頭の中で静かに音楽が流れていく。


ふと気づいて後方を振り返ると、すでに辺りはすっかり夜明けで、山も人も朝の光を浴びている。
昼間とは明らかに違う、朝日の色を照り返している。






陽が昇ると上空は雲ひとつない真っ青な空。これ以上はない完璧な青空だ。
標高3000mの剣ヶ峰を目指す。
標高差300m1時間半の行程だ。
今日はデジカメ2台、予備バッテリーも持ってきた。
歩きながらあちこちで手当たりしだいシャッターを押す。

どこを見ても、どの方向にカメラを向けてもすべて美しい。


















空気が薄いせいか、昨日のヒルクライムの疲れが残っているせいか、このくらいの登りですら息が荒い。

頂上の乗鞍本宮の周りは狭い場所だが、人が大勢座り込んで、思い思いに写真を撮ったり、おにぎりを食べたり、山々の名前を言い合ったりしている。

登山のベテランの人から見ても、これほど美しく遠くの山や嶺を見渡せるのは珍しいことらしい。
しかも眼下には峰の間を埋める波のように雲海が広がり、まるで何者かが意図的に、あるいは意図したとしても叶わぬほどの完璧な造形美を繰り広げている。
これが大自然の力というものなのか。







帰りのバスの車窓から22日午前の部スカイラインを上って来る仲間の写真を撮ろうと、窓際の席に着いた。
そのうち荷揚げ用の大型タクシーを見つけた。シャッターを切った時には半分通り過ぎて、車の後ろがかろうじて写った。
その後を追うように先頭の自転車が上って来る。速い。さすがにペダルがクルクル小気味よく回っている。
あっという間に通り過ぎてカメラには入らなかった。
まじめ少年さんも上位につけてきたが、これも撮影失敗。ほとんどバスの真横を1~2秒のうちに通り過ぎてしまうので、見つけたときにはすでに遅いのだ。

乗鞍の景色は捨てる画像が1枚もなかったのに、このレースの写真は3分の2は捨てる羽目になった。


こうして2日に亘る今年の乗鞍は終了した。
これほど目論見どおりに事が運ぶのは稀なことだろう。
自身のヒルクライムの出来はちょっと不甲斐ないものだったが、これは今の自分の力。練習量から見てもまあ、当然の結果といえる。
ご来光、剣ヶ峰登山。今年のこの日以外にはこれほどの乗鞍に出会うことはなかったろう。
頂上の乗鞍本宮のおみくじも「大吉」
この夏の最高の贈り物。

2010年8月14日土曜日

10.08.14 お盆朝練

10.08.14明治村からパークウェイ


せっかくのお盆休みも天気がイマイチで、何だか蒸し暑く体もだるい。

もっとも、12日、13日は初盆のため、お盆の行事はしっかりこなしたし、
それに伴って昼間から飲みすぎだったんだから仕方ないか。


昨晩は帰省する娘を待ちながら、NHK-BSのツール・ド・フランスの録画を観ていたら、やっぱり自転車に乗りたくなってしまった。
どの場面も息を呑むほどの美しい風景と、時間を追って変化する隊列は壮観だ。
それに小気味良い回転のピッチ。なるほど、90回転以上回しているなぁ。
上りでも速い。ダンシングですら速くてリズミカルだ。









朝起きたら曇り空。
二之瀬に行くほどの元気はないから、大宮浅間神社から明治村駐車場の激坂で
34×24を基本に、回転数を上げてみよう。

羽黒から長者町を抜けて大宮浅間神社。
ここを左折した後、右にカーブするところがすでに激坂だ。
浅間神社でストップウオッチを初めて使ってみる。
ギヤは予定通り34×24。
速度は24km/hくらい出ているが、余裕がないのでケイデンスに切り替えられない。
一体、何回転しているのだろう。
今日はこの坂でのケイデンスを見るのが目的だったはずなのに、もう全く余裕がない。
しかも計測するまでもなく、くるくるとは回せてない。
確かに重いギヤを踏んでいるときのように脚への疲労は感じない。
心肺機能がいかにも情けないのだ。


ねっとりと絡みつく湿気。
速度もどんどん落ちているだろう。
足を着かず上りきることだけが目的となった。
下り専用の道が右手に見えてきて、もう後ひとふんばり。
最後はやっぱりリヤを27まで落としてなんとか完走。
気になるタイムは 3分56秒。
随分長いこと苦しんでいたかと思ったのに、4分足らずのことか。





ゼーゼー言いながら写真を撮っていると、今来た道をジロ・デ・イタリアのチャンピオンジャージ「マリア・ローザ」を着た若い人が上ってくる。
一言挨拶を交わしただけで、そのまま休むことなく走り去った。
こんな余裕をカマしてみたいもんだ。

このあと入鹿池を半周して尾張パークウェイからモンキーパークへ抜けるいつもの練習コース。
このくらいの坂なら焦らずリズミカルに上っていけるようだ。
しかし人が気分よく走っているところへ、横に並んだ途端、思いっきりクラクションを鳴らし続けた「足場屋」のトラック。---こういうやつに何とか道交法を教えられないもんですかねぇ。




久しぶりに「サンパーク犬山」に寄って見た。
一時閉鎖になっていた年金・健康保険福祉施設、どこかの会社が買い取ったという記事を目にしたが、名前もそのまま使っているのかな。
何台か駐車していて、営業しているようだった。
犬山の観光に力を合わせて頑張っていって欲しいものだ。

犬山市内をポタポタ走って、犬山城を見た後は木曽川沿いにスイトピア江南へ。
青い愛岐大橋は大分前から工事をしていたようだが、青い色が塗り替えられたわけでもなく、今も歩行者・自転車道路が片側閉鎖されている。



アンツーカーの私の専用ロードを走って今日の仕上げ。





しかし、来週の乗鞍はスカイラインに挑戦してみようかとも思っていたが、
こんなに心臓や呼吸器系が弱いんじゃ無理だなぁ。
もともと弱い上に、1日1日衰えていく一方だよ。

でも、「自転車はテレビで観るだけ」になる前に、たくさん乗っておきたいなぁ。

2010年8月7日土曜日

10.08.07 釜ヶ滝 流しそーめん

10.08.07 釜ヶ滝 流しそーめん

釜ヶ滝流しそーめんは3回目だ。

暑い時期に冷たい流しそーめんを求めて走るサイクリングは年中行事になってきた。


美濃加茂にはマザックの大きな建物が少なくとも2つ以上あって、どうやら道を間違えたらしい。
誰かに聞こうと思っても、いまどき家の前で道行く人の動向をうかがっているような人がいるわけもなく、だんだん心細くなってくる。
町のほうへ降りていくとローソンがあった。

「中蜂屋333」というのは最近出来た地名のようで、住宅地図の「中蜂屋」のあとは1000番台の番地になっていて、ページを繰っていても特定できない。

と、そこへ若い人が入ってきて、顔を合わせるなり「FOCUSの山田さんですか」
おぉ!これは掲示板で「一緒に流しそーめん食べましょう」といっていたモリケンさんじゃないですか。
偶然とはいえ、これぞ運命的な出会い。思わず近寄って握手してしまった。

次の信号を右折して丘を2つくらい越したところだと聞いて、その通り進むと、手前にもマザックの施設があったが、これは違うとやり過ごす。
モリケンさんの説明を聞いていなければ、ここでも立ち止まって思い悩んだかもしれない。




集合場所に来ると、なるほど見慣れた風景。なにしろ3回目の集合場所だ。

集まっている人たちも見慣れた顔が多い。
ACAサイクリングに参加するようになって2年以上。足掛け3年。
しかも「探訪あいち」には毎年20回以上参加しているから、顔はよく知っている。
でも、名前を知らない人たくさんいるんだよなぁ。

特にOCCメンバーの人たちにはいろんなところでお世話になっているのに、OCCメンバーの人という認識で、個人の名前を知らない。どこかでちゃんと教えてもらわなきゃいけないな。




赤いランドナーさんは美濃太田からタクシーで駆けつけた。

ここから、バラバラに分解されたランドナーを組み立てる。何度か輪行でご一緒したが、こちらがモタモタと作業している間に、先にを終えているので、実際に組立作業を見るのは初めてだ。周りにも大勢集まってきて手際の良さに感心しながら見ている。
熟練の技だ。
28年前に手に入れて、日本一周も果たしたランドナー。その間あちこち手を加えて乗りこなしている愛車だ。
シフトワイヤー、ブレーキワイヤーも納め泥除けも取り付けて、輪行バッグをサドルに縛り付けて完了。ここまで10分少々。お見事。



22名で出発。第2集合場所の「美濃市にわか茶屋」に向かう。
ここでH澄さん、haggyさんやFさんも合流して、総勢27名になったようだ。

集合写真を撮って、次の休憩は「みなみ子宝の湯」川の駅のところだ。

先導のG10さんの乗るPinarelloには電動アシストがついているんじゃないかと思うほど、ゆったりしたフォームでスムーズに加速していく。ちょっとした上りで同じように回しているつもりでも、ちょっと気を許すといつの間にか離されてしまう。



先行したモリケン、テラッシーとも再度合流。全員揃ったところで釜ヶ滝までの上りだ。
気をつけなければいけないのは、「流しそうめん、川魚」の店で、到着したのかと安心すると、我々の行く「元祖流しそーめん」までのあと500mの上りがきつくなるのだ。
ところが、前回も試してみた「上り坂テクニック」に従って、坂の緩いうちからインナーで回すと、速度こそ出ないものの苦しさは感じない。ヒルクライムで使ってみる価値はありそうだ。



流しそーめんは賑わっていて、予約してあったにも拘らずうまく機能してなくて、注文するだけでも長い列になってしまった。

席に着いてそうめんが流れてくるのを今や遅しと待ち構えているのに、なかなか流れてこない。そのうち1玉分くらい流れてきたが、すぐに止まってしまう。
その都度厨房に掛け合って流してもらうのだが、そのときだけ。

よそも同じような状態らしい。店の陰謀かはたまた係りのおっちゃんの不手際か。
最後は業を煮やして、ザル盛りのまま貰ってきて、やっと食べた気がした。



三の滝、二の滝、一の滝と廻ってきて記念写真を撮る。



一の滝はいつも暗い森の中にレンブラントの光を投げかけている。
神々しい光を浴びて、これもまたサイクリングと出逢ったお陰と感謝の気持ちを新たにする。


暑さと満腹感と満足感で、帰りは緩い下り坂をゆっくり戻ればいいやと思っていたのに、それでは幹事さんのサービス精神が治まらないらしい。
長良川沿いの道をガンガン引張ってくれる。

G10さんとhaggyさんが牽く先頭集団にミシガンさんやピナレロレロ大矢さん、南濃のギセンさんの姿も見える。まじめ少年さんはMTBで同じようについていく。
一瞬の遅れをとった私は下ハンにして猛然と後を追う。必死で回し続けても近づかない。
何とか離されないようにするだけで精一杯だ。
いつもの、上り坂との分岐点にきて小休止。やれやれだ。40km/hで走っていたらしい。ギセンさんはリハビリ中とか言いながらよく走れるよ。




分岐点からは1kmちょっとの緩斜面だ。最後尾からカメラを手にして撮影しながら走る。
新しい試み。
しかし脚力がないから、そう何人も撮れないことも分かった。




そこで、次の坂は早めに峠まで行って、後続を連写。
これなら前から撮れるので顔も見えるし、合図すると手を振ったりしてリアクションを返してくれる。しかしこれもまた相当早くスタートしないと何人も撮れないことに変わりはない。



下まで降りてくるとやはり気温は高い。暑さで気持ちも散漫になるので十分注意しながらゆっくりと帰る。
車の来ない田んぼ道を選んで、会話をしながらのクールダウン走法だ。
この辺りもOhbaya4さんらしい心遣いだと思う。
最後まで一人のけが人も出すことなく無事ゴールインさせることがペースを初心者に合わせている。

もう一人、今日のメンバーの中で一番早いんじゃないかと思われる小牧市民さんは、レースや単独走行の時は無謀と思われるほどの力走をするのに、今日のような団体の時は全員の動向を見守りながらシンガリを務めている。
まあ、もちろんそれだけの余裕があるからなんだけど。

走り屋から初心者まで総勢27名の集団は、こういう人たちのサポートにより、無事に熱暑の最中のサイクリングを満喫した。



このところ大人気で品薄状態だと記事にまでなったガリガリ君。
単独の自走になってから入ったコンビニで見つけた。
これで20kmの一人旅も乗り切れる。

Dst   : 118.56km(自走:40kmちょっと)
Odo : 4922.0km
Max : 56.4km/h
Ave  : 23.0km/h
Tim  : 5:09:05