花と音楽のある暮らし

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2023年6月11日日曜日

44th JAPAN Flute Festival in NAGOYA

第44回 日本フルートフェスティバル in 名古屋

2023年6月11日(日)
15:00開演(14:15開場)
会場:三井住友海上しらかわホール

4月から練習を重ねてきて、生憎の雨の中いよいよ成果の問われる本番。

大合奏のステージのうち、「ジブリ・メドレーⅡ」と「Jpop Best Collection」の2つにエントリーしている。
本番前のリハーサルは本番のステージで「ジブリ」が12:00~。引き続き「Jpop」が12:35~。

会場近くのうどん屋で軽く昼食を済ませ、30分前に楽屋入り。
チューニングを済ませて揃って舞台袖に待機。
指示に従って入場して譜面台の前に立つ。

本番前最後の指揮者からのダメ出し。
「ジブリ」は調号や拍子や速度が目まぐるしく変わる。
そのうえ4の下のパートは長い休みののち低音部のスラーがずっと続き、ちょっと気を許すと入りそこねたり、十分音を伸ばせず焦ったりする。

「Jpop」はそれほど難しい指回しもないし、よく練習してきたのでちょくちょく指揮者の動きを見ていれば大丈夫そうだという感触を得た。


練習会ではずっとすれ違いだったHifuminくんが「Russia」のリハーサルを終えて楽屋に戻ってきたので、本番の時間まで外に出て、喫茶店で近況報告することができた。


プロによるステージのあとに20分の休憩がありその間に準備ができるので、プロのステージを客席で鑑賞していてもいいと案内があった。

オープニングは、西澤佳代編曲「しらかわメモリアル」
音大生によるステージは、荒川洋作曲「Rapsodia」

名古屋笛の会のプロによるステージは、ゲストに齋藤華香さんを招いての「グランドポロネーズ Op.16」

齋藤華香さんは中学生でも、高校生になってからも日本木管コンクール第1位に輝いたという天才的なフルーティスト。
2017年9月3日のリサイタルの様子は、以前ブログに掲載していた。
そしてステージに上ってきたのはマネキン人形のように細く均整の取れた美しい女性。
指の動き、音の強弱、高音から低音-低音から高音へ駆け巡る、降り注ぐようなきらめく音色。
圧倒するような演奏の後、司会者とのやり取りはまだあどけなさの残る可憐な女性だった。
出身校の東京芸大の高木綾子さんからもメッセージが届いていた。

その後を受けての名古屋笛の会のプロの演奏はドヴォルザーク作曲「弦楽セレナーデOp.22」

全部聴き終えて楽屋に戻り、フルートのチューニングをして舞台袖に待機。
いよいよ我々の本番。
出だしをきっちり合わせるように指揮者を注視。演奏が始まった。
休符の間はきっちり音を数えて、見失わないよう楽譜を目で追う。
「ミミちゃんとパンダ・コパンダ」の最後のところは何度も練習を繰り返したにも関わらず、指がついていかなかったし、最後まで息が続かなかった。

でも終わったことに気を取られている暇はない。
「世界の約束」にも落とし穴はたくさんある。
「崖の上のポニョ」は調子の良いときには気持ちよく指が回る16分音符の連続があり、これまた最後に難関が待ち受けている。
これだけ練習してきてもできなかったところもあるが、さほど迷惑をかけたわけでもないので、良しとしよう。


いったん袖に引っ込んで、すぐに「Jpop」の出番。
23小節をソロと1・2パートの演奏を聞いた後、As-durのラからPで入っていく。
曲はライオンハートに変わり、次いで「君がいるだけで」はメロディー部分を吹く。
順調に進んでいくうちに、指揮者に目をやると、その動きに気を取られて、楽譜の音の位置を見失ってしまった。
さいわい、よく吹き込んできたので、楽譜がなくても他の人の音を頼りに途切れさせることなく、演奏している場所を見つけることができてほっとした。


「ジブリ」でも「Jpop」のときも近くの位置にいた女性Sさんと健闘を称えあったり、楽屋では数少ない男性Iさんと話をすることができた。
なかなか会う機会もないだろうけど、来年またこのフェスティバルで会いましょう。
来年はしらかわホールが閉鎖するので、愛知県芸術劇場で開催されるらしい。

2 件のコメント:

  1. YMDさん、こんにちは!

    フルートフェスティバル・・・お疲れさまでした。
    演奏会の後の充実感・充足感は格別ですよね!(^▽^)/

    トラブルやアクシデントも無く、無事に済むのが良いのはもちろんですが・・・
    面白いもので、上手く行った演奏会の記憶はあまり残らないですが・・・
    トラブルやアクシデントのあった時の記憶は50年以上経っても
    今でも時々思い出します。(笑
    中でも一番なのは・・・
    演奏中に、シンバルの持ち手の皮が切れて・・・
    雛段から舞台の床に落ちて、ガシャ~ン・ガラガラワンワンワン・・・って、
    最高のハプニングでした!(おい
    今でも昔の仲間が集まると、この話が出ます。(笑
    まぁ・・・これもまた良い想い出なんですね。

    いえいえ!
    演奏会では、アクシデントなど無い方が良いに決まってますがね。(うん

    無事に終わって良かったですね。
    お疲れさまでした。

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    1. じぃじさん、こんにちは

      早速のコメントありがとうございます。

      フルートフェスティバルではいちばん簡単で目立たないパートだったんですが、それでもステージに上がると、この年齢になっても緊張するようです。
      無音のところで飛び出したりしない限り、少しくらい音を外してもたくさんの音の中に紛れ込んでしまって、お客さんに聞こえるわけもないんですけどね。

      じぃじさんにも失敗談があるんですね😁
      お客さんもびっくりしたでしょうね。
      今となっては共通の想い出があることで昔を懐かしんだりできるんですね。

      わたしもこれに参加することで練習に励んだり、練習会に出掛けたり、普通ではありえないような大きなステージに上がったり、緊張感を覚えたりというのが、いわば人生のスパイスになっています。

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