10月28日(土)
先輩に誘われて、「はんだ山車まつり」に行ってきた。
昭和54年5月に始まり、第2回からは5年毎の定期開催になっていたが、コロナの影響もあり今回が六年ぶりの「第九回はんだ山車まつり」。
名鉄知多半田駅で降りると駅前の道路両側に屋台が出て賑わいを見せている。
ぞろぞろと人が歩くのに合わせ、JRの線をくぐり抜けてJR半田駅前に出る。
山車が数台とその周りに人だかり。それがずっと遠くまで続いている。
半田の山車は一見少し地味な感じがするのだが、近づいてみると紫檀や黒檀の彫刻が実に見事なことがわかる。
待機場所までやってくる山車を見ながら市役所前までの大通りを進んでいく。
さらにその先の「さくら会場」が山車が31輌整列してからくりを披露する場所。
有料の桟敷席が設置されていて、山車31輌全部が整列してからでないと一般者は入場できない。
その手前のさくらエリア(グルメ・ショッピング)に立ち寄ってみた。
キッチンカーとテントブースがぐるりと取り囲み、中央部は休憩・飲食用に長椅子が並べられている。
そのキッチンカーの大きさや充実ぶりは目を見張るものがある。
市役所前に戻ると、山車はさくら会場の入り口を先頭に整列し始めていて、その後ろからもこちらにやってきている。
山車には担ぎ棒の他に長い綱があり、この綱を大人も子供も混じって牽いていく。
山車の周りには特に屈強な若者たちが固めていて、大声を張り上げながら指示を出したりそれに応えたり、鼓舞したりしている。
それだけに動き出しのとき、また角を曲がる時の迫力がすごい。
半田運河に向かう。
MIZKAN MUSEUMを過ぎたあたりに船が浮かんでいる。
「ちんとろ船」と呼ばれる、住吉丸と入宮丸の二隻で、夜に提灯をお椀型に灯して、その上で子どもたちが三番叟を舞うというもの。
準備をしているおじさんが親切にいろいろ教えてくれた。
今は棹をさすための筒がついているだけだが、4時頃から提灯に灯入れの作業をして巻藁舟を完成していくようだ。
花火の用意も出来上がっている。
JR半田駅前に戻ってきた。
駅舎は仮設で大掛かりな工事が始まっている。
SLの展示場所へ行くと、その後方に伸びているのは橋桁。
半田駅は高架駅に生まれ変わろうとしている。
この辺に待機している山車は出動までまだ時間があるようで、引き手たちはしっかり英気を養っているもよう。
すべての山車がさくら会場を目指して移動していったのを機に、われわれも知多半田駅に向かった。
この間ずっと飲まず食わずの立ちっぱなし、歩きっぱなしだったので、金山の居酒屋で生き返る。
0 件のコメント:
コメントを投稿