フルートフェスティバルにゲストとしてて参加してくれた上野星矢さんがクレモン・デュフールさんと組んでのコンサート。
この二人は共にジャン・ピエール・ランパル国際フルートコンテストに優勝した仲で、年齢も近いこともあって気が合うらしい。
6月10日に大阪公演を済ませ、翌11日に名古屋公演。15日に東京公演でプログラムは共通。
名古屋公演は音の良さで定評のある電気文化会館ザ・コンサートホール。
2部に分かれ、前半はデュオの曲を挟んでクレモン-デュフールさんのソロが2曲。
後半は上野星矢さんが2曲吹いた後デュオの曲が3曲という編成。
ピアノは内門卓也さん。
知っている曲はドビュッシーの「牧神の午後への前奏曲」のうちのさわりの部分くらい。
それでも上野星矢さんがコンサートのために選んだ曲。
2本のフルートが絡み合い響きを増幅させる様子を一挙一投足を見守り(というのは言葉の綾で、実際には口元、指先の動きを注視しながら)ppからffまで自在に行き来する曲の流れに耳を傾けていた。
アンコール曲の後、上野星矢さんが話し始めた。
15日には東京公演があること。
パンフレットと同じ図柄が印刷されたクリアファイルを全員にプレゼント。
ロビーでサイン会をするという告知。
長い行列ができたが自分は前から1/3くらいの位置を確保。
いただいたクリアファイルの裏にサインをしてもらうときに「写真を撮っても大丈夫でしょうか?」と聞いたら快くOK。
さらにしつこく「ブログに乗せても大丈夫ですか?」
「もちろん大丈夫です。」
なんというファンサービス。
私が持っているCDは「Seiya Ueno into Love」
J-POPや歌謡曲といったジャンルの曲を超絶技巧を披歴することなく、ごくシンプルに美しく歌い上げている。
クラシック以外にもこういう優しい曲も生で聴いてみたい。