花と音楽のある暮らし

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2023年12月17日日曜日

岐阜関ヶ原古戦場記念館

生涯学習講座4回目は関ヶ原の史跡見学と古戦場記念館。

中央公民館で9:00出発のバスを待っていると、同じ参加者の人に声をかけられた。
雨の予報の中、「なんとか屋外での史跡の見学中は降られないといいですね」という話から、お互いに自己紹介。このあと◯場さんとはバスの中でも史跡巡りも同行することになった。

バスの中では先生から本日の日程とコース案内、昼食会場のメニューまで解説される。
そのあとプリントに戻って
「第2部:関ヶ原の合戦の経過」
 [1]合戦の経過
 [2]諸将の動向
 (1)島左近
 (2)大谷吉継・湯浅隆貞・藤堂高刑・平塚為広
 (3)島津義弘の中央突破
「第3部:関ヶ原合戦を巡る論点」
 (1)福島正則と井伊直政の先陣争い
 (2)小早川秀秋に対する家康の銃撃
 (3)秀秋裏切りの理由
 (4)「玉城」築城による東軍迎撃構想説
車内の温かさに眠りに誘われながらも講義を受ける。





予定通り10:00には関ヶ原笹尾山に到着。
石田三成陣跡にある「関ヶ原古戦場 史跡位置図」の解説を聞きながら山並みや地形を眺める。


山を降りて「決戦地」


「開戦地」



島津義弘陣跡



小西行長陣跡


家康最後陣跡
ここに座って首実検をしたという石も


関ヶ原古戦場記念館は眼の前にあるのだが、いったんここを通り過ぎて少し南に下ったところに立派な門構えの東首塚。


 首級墳碑


すぐ隣に井伊直政陣跡

これで野外での見学は終了。
先生は降雨を覚悟したうえで、それでも何とかならないものかと、てるてる坊主を作ってお祈りしたそうで、それが功を奏したのか、心配した雨に降られることもなく、このあとは古戦場記念館の展示物や映像を楽しむことになっている。


まずは古戦場記念館の隣の「伊吹庵」で昼食。
と、ここで財布(現金とクレジットカードが入っている)を忘れたことに気づく。
いつもはスマホで支払うのでうっかりしていたが、ここでは自動券売機でチケットを購入する仕組み。
人が食べているのを指をくわえて見ているしかないのか。



幸いなことに家の鍵を落とさないように小銭入れに入れておいたが、ここに現金で1,240円入っていた。
「関ヶ原合戦弁当」がちょうど1,200円。◯場さんと会話しながらゆっくり昼食タイム。


古戦場記念館では1階ロビーに展示してある甲冑やNHK「どうする家康」で着た衣装や、出演者のパネルなどを見て回った。







いよいよ入館料を払って2階の展示室へ。
ただしこの先は撮影禁止。それだけ貴重な書簡や武具が展示されている。

1階に降りると係員に誘導されて、暗い通路を通って映像体験。
「グラウンドビジョン」は大きな床面スクリーンの周りを腰より少し高いガラスで囲んであり、参加者全員がぐるりと取り囲んで、東西陣営の戦いを俯瞰する。
解説は講談師「神田伯山」。

シアターに移動すると階段式の座席は映像や音響に合わせて振動する。
霧が立ち込めるシーンでは館内にも霧がかかる。
合戦当日の関ヶ原に紛れ込んだようなリアルな体験ができるようになっている。


最後は5階の360°全面ガラス張りの展望室。



どの位置にいても窓の外の街の様子や美しい山並みが見られる。
床面中央部は航空写真に関ヶ原合戦の陣営を重ね合わせたもの。
ボランティアガイドの方が丁寧に説明してくれた。

14:20にバスが記念館「のすぐ脇につけてくれて、全員が乗り込むと予定の14:30ちょうどに出発。

バスの中では検定問題のプリントが配られた。
検定「徳川家康・三河家臣団」(入門編)
25問の三択問題なのだが、今回の講座以前の内容なのでほとんど答えられない。

適当な番号に◯をつけると先生が答え合わせ。
正解したのは11問。
なかには25問中20問以上正解した人が一人、15問以上正解の人も数名。
きっと前回の講座も受けていた人たちだろう。

そうこうするうち公民館に到着。ここでも時間は予定通りの15:30。
奇跡的な「雨なし」と時間。
◯場さんが車で送るというのを丁寧にお断りし、次回また講座でお会いしましょうと約して別れ、徒歩で帰った。
この日の歩数は14,500歩。
頭も体もしっかり使った。



自分へのお土産にしたのはお持ち帰り自由の「関ヶ原七武将ウォーキングガイドマップ」や「関ヶ原合戦広域ガイドマップ」「関ヶ原サイクリングガイドマップ」。
さすが天下分け目の合戦場「関ヶ原」。観光には力が入っている。



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