花と音楽のある暮らし

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2014年1月11日土曜日

久しぶりに映画、「永遠の0」

                     

図書館で予約しているのは「海賊と呼ばれた男-下」と「永遠の0」の2冊。
いずれも百田尚樹の作品。
探訪で、たな兵衛さんから聞いた名前だ。
「海賊・・-上」は予約から1ヶ月ぐらいで、12月中旬に手にしたが、同時に予約した2冊は未だに予約待ちの状態。


百田尚樹の名前も知らなければ、映画のことも全然知らなかったのだが、「永遠の0」が大々的に封切られ、興行成績を上げているらしい。
主演はNHKの大河ドラマでも主役を張るV6の岡田准一。監督は山崎貴。
夫婦割引2000円で小牧コロナへ。


小さなシネコンでも前の方はガラガラに空いている。
お客さんの年齢層はまちまちで、中年の女性もいれば70歳代の男性グループもいるし、女子高校生グループも。
みんな手に手にポップコーンやら飲み物を持って入ってくる。
13:30の上映だから昼ごはんを食べたばかりだと思うが、どうしてそんなビッグサイズのポップコーンを持ち込まなくちゃいけないんだろう。席に着いても周りはポップコーンの袋をガサガサ。

臭いが鼻につくし、途中で気分が悪くなったらどうしようと落ち着かなかったが、映画が始まるとさすがに静かになった。



戦後60年の現代と、宮部久藏を知る人の話から遡る戦争のさなかへと行き来しながら物語は進展する。

宮部久藏(=岡田准一)の男っぽさと、あの時代にあって信念を貫く姿や、何としてでも生きて還りたい、部下も無駄死にはさせないという生き様のかっこよさに涙は流れっぱなし。

壊れた飛行機の機銃を使って鍛錬したり、木にぶら下がって逆さ飛行の訓練をするシーンはまるで「こるなごさん」のようだなと思ったら、さらに映画との距離が近くなる。



映画というのは大抵、原作通り忠実に話が進展していくわけではなく、限られた時間の中で、いかに観客を感動させられるかと練り直していくものだと思うが、ここは原作ではどうなっているんだろうか。
・・・一旦自宅に帰って妻の松乃と娘の清子に会った後の別れの場面で、
「絶対に還ってくる。たとえ腕がなくなろうとも、足が失くなろうとも。死んでも生まれ変わって還ってくる」という言葉は、後に約束を守ることの伏線となっているが、ちょっと直截すぎるきらいがある。
本にはどう描かれているのか早く確かめてみたいところだ。


現在を生きる主人公の健太郎に話を聞かせる戦友たちのキャストもいいし、特撮の出来栄えも良かったし、サザンの主題歌もエンディングにふさわしく、誰ひとりとして途中で席を立つ人もいなかった。


ただし、「60年後の夏に驚愕の事実が明らかになる」という宣伝文句から、別の結末を考えてしまったのは裏の読みすぎか、ぼーっとしていて肝心なところが理解できていないのか。
この辺も原作本で確認したいところ。



それでも今なら言える。
「映画っていいもんですね」



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10 件のコメント:

  1. ロードに乗る前は、1年間に15本ほど映画を見に行きました。
    なにせネットで調べて、開演前30分に自宅を出ても間に合う映画館、109とミッドランドがあるので、ところが最近全く映画見ていません、ロード乗らない時や、雨天の日に映画見に行こうかなと思っていたところです。
    図書館にも行かれるんですか、ビックリ!
    知的好奇心何時までも旺盛ですね。感心!

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  2. この前帰国した時に永遠の0の映画を見てきました。52型と21型なんて久しぶりに思い出しましたね。原作はキンドルで読みましたが,原作のラストは映画にするには厳しすぎるので映画のエンディングシーンには感心しました。
    当地では映画が7ドル前後。-20℃の世界では冬は映画が一番の娯楽ですね。

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  3. ↑ぷるほんさんも映画、お好きなのですね。
    我が家は家族でかなり映画好きです。(ただ鉄人は 映画館より家でDVDで観る派ですが)
    私もロードを買うまでは、かなり映画館に脚を運んでいました。
    今は、晴れるとやっぱり自転車に乗りたいし、雨が降ったら行こう、と思いながらも
    雨が降ると 普段やり溜めている家事を片付けなきゃ、で、なかなか行けなくなってしまいました。

    この「永遠の0」も観たい映画のひとつなのですが、やっぱり行けていません。
    原作は読みました。原作は泣きっぱなしで読みました。
    百田さんの作品は好きですので、逆に映画はどうなのだろう?と思っていたところです。
    この記事を読んで、あ〜観に行きたいなぁと思いながら、
    でも天気がよいと自転車に乗ってしまうのですよね・・・自転車、ある意味、麻薬みたいな感じです・・(汗;)

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  4. YOSHI
    「永遠の0」原作は特に後半は、涙を流しながら読みました。カミさんの父親(2年前に死亡)は予科連の生き残りの為、カミさんも私の後で原作を読みました。
    お正月にカミさん;息子;私の3人で映画を見てきました。映画終了後2人に涙を見られないように、先頭を歩いて駐車場まで行きました。
    今は息子が原作を読んでいます。
    映画は全体がうまく纏めてあると思いますが、やはり原作の方が感動(涙の量)が多かったです。

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  5. 原作は、昨年人気が出る前に読みました
    とても感動したのを覚えています

    映画も見ましたが、原作ほど
    感動はできませんでした
    俳優たちは、よかったのですが

    原作で、自分なりにイメージしたことと
    本で詳しく書いていた部分がやはり抜けています

    是非、原作もお読みください

    私も映画大好きで、休みがうまく合えば
    2~3本一気にみます

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  6. ぶるほんアンカーさん
    どうせならミッドランドに行きたかったんですが、手近なところにしてしまいました。
    なかなかいろんな趣味を同時にはできませんよね。
    通勤電車の中で読む本を図書館で借りてくるんです。

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  7. ミシガンさん
    20年ぶりの寒波でミシガン子も凍結、5分も外に居たら凍傷になる、なんてニュースで言ってたので、安否を問うメールを入れようと思っていたところです。
    ご無事でなにより(≧∇≦)/
    アメリカは映画、演劇、コンサート、スポーツ観戦など手軽に行けるようでいいですね。
    でも日本語字幕は無いんですよね(・・;)

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  8. 秋さん
    スキーも自転車も映画も、御夫婦で同じ趣味があっていいですね。
    家事も一緒にやってますか~。

    自転車に乗ってる時はいつもハイの状態ですか。強くなっていくはずだ(@_@;)

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  9. YOSHIさん
    家族で仲がいいんですね。
    そして同じような感受性を持っている。
    いい家庭ですね~。
    息子さんもサイクリング誘ってください。

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  10. とみかわさん
    人気が出る前からって、どうやって見つけたんですか?
    もっとも、これだけ力量のある作家ですから、とっくに名前は知れ渡ってたんですね。
    私が知らなかっただけで。
    本は来週には回ってきそうな気がしてます。
    楽しみ~。

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