時代は大正から昭和に入るころ。
そのうちの第1巻
音楽家になる夢が破れて盲唖学校の教師となった高橋。
聴こえない子どもたちと、音楽を失った自分は同じ立場。
そこから、子どもたちの心に音楽を届けようと悪戦苦闘が始まる。
手話を会得して物語を手話で語る。
あたかも指揮者が指揮棒を振って音楽を紡いでいくように、
美しい手の表情は、子どもたちの心に直接的に届き、
物語の場面と境遇が交錯して感性が開放されていく。
場面に応じて手や指の形が表されていて、
文章だけでは表現できないところまで
漫画だからこその強みを存分に発揮している。
高橋先生は大阪市立聾唖学校の校長先生になった方で実在の人物。
第2巻では
ろう教育が一時、口話礼賛の時代に入り、手話を否定したときに、
大阪市立聾唖学校だけは手話の必要性を堅守したという歴史的事実をとらえていく。
2巻まで読み終え、これから3巻。
手話の歴史にとって重要な時代背景でもあるが、
難しいことはさておき、
音楽と手話
自分にとっての音楽(フルート)と手話
この2つがもっと上達して、人の心に直接しみ渡っていくようになったらどんなに素晴らしいだろうと思う。
・・・なんて考えるだけでもおこがましい話だが。
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