12月11日(木)
13:30 松阪市
13:30 松阪市
松阪市役所の駐車場に車を停めて豪商の街並みを散策。
「旧小津清左衛門家」に行こうとして、一本手前の角を曲がったらそこは「牛銀本店」だった。
こんなところでは3人の有り金全部合わせて一人しか食べられない。
もっとも昼食を済ませたばかりだから別に食欲もないのですぐにやりすごす。
旧小津清左衛門家
いかにも豪商の旧家といった感じの家の玄関をくぐるとチケット売り場。
「旧長谷川治郎兵衛家」と2館共通入館券を購入。
係りの男性が付き添ってガイドしてくれる。
小津家の商家としての成り立ちや屋敷の構造装飾など。
江戸に小津屋紙店を創業し、18世紀には人口100万人、世界最大の消費都市となった江戸で一番といわれるほどの紙問屋になった。
部屋をいくつか回って中庭を観賞する部屋へ。ここでは少し下がって梁や障子を額縁に見立てて鑑賞するのが作法らしい。
これほど厳重警戒なのは宝物がたくさんあったからに違いないが、そういえば1階の玄関近くには千両箱ならぬ万両箱が展示されていた。
前蔵一階の地中に埋設されていた青銅製の箱で、これごと持っていかれる心配もないし、火災のときは地中に埋めて難を逃れるといった使い方をしていたらしい。
通りはよく見るとジグザグになっているが、これは賊が侵入しようとしたときに陰から攻撃するためだと教わった。
また2階が人が立てないほど天井が低いのは、ここは商家であり武士よりも高い位置から見下ろすのを避け、2階は物置として使用したためとか。
どこかで見覚えのある佇まいだと思ったら、「NHKのブラタモリ」でタモリさんが4月に訪れた場所だった。
そのほか本居宣長の旧宅跡や、このあと見学に行く急長谷川治郎兵衛家もほぼ同じ区画の中にある。
旧長谷川治郎兵衛家
木綿栽培の普及と染色技術の発達で、松阪商人は藍染を基調とした縞模様のブランド品「松阪縞」を生産し江戸で売り出した。
広大な屋敷を、5棟もある蔵の裏側に回ると、樹木の生い茂る庭園に出る。
広大すぎて池から奥は整備できていないので池のところから回り込んでお戻りくださいと言われるほど。
その広さ1400坪だとか。
















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