2026年9月6日(日)
指揮:山下一史 管弦楽:愛知室内オーケストラ
指揮:山下一史 管弦楽:愛知室内オーケストラ
今回も開場までに長い行列ができ、きっちり1:30まで時間が来るのを待つ。
それまでの間、受付でもらったプログラムとプロフィールを読んでみて驚いた。
指揮者の山下一史さんはカラヤンが亡くなるまでアシスタントを務めた。その後スウェーデンの交響楽団やNHK交響楽団の指揮者として、また各地域の指揮者・監督として活躍されている。
という世界的に活躍されている指揮者だった。
文化大学の催しだけに演奏会というだけでなく
◆お話
「大人のための音楽教室」
というのがあって、扶桑町出身のホルン奏者という若者が進行を務め、山下監督にクラシックについて、オーケストラについてその歴史や現代とのかかわりについて質問をしていくと、山下監督は明快に的確に分かりやすく説明していく。
◆演奏
モーツァルト 「フィガロの結婚」序曲
ベートーベン 交響曲 第5番「運命」より第1楽章
J.シュトラウス 雷鳴と稲妻
メンデルスゾーン 結婚行進曲
誰もが聞き覚えのあるクラシック曲を、長くなりすぎないようにその真髄を演奏していく。
ーーー 休 憩 ーーー
ビゼー 「アルルの女」第2組曲より ファランドール
グリーグ 「ペールギュント」より 朝
次いで
<指揮者体験コーナー>
ブラームス ハンガリー舞曲 第5番
2拍子の曲のタクトの振り方を客席全員で教わる。
「せーの!」と小さく言って指揮棒を2拍子で振り始めればいいらしい。
客席の中から希望者を3人、手を挙げた人の中から選んでステージ上に上がってもらう。
1番手は若い男性。名前を言って現在やっている楽器を紹介。バイオリンをやっているそうだ。
指揮台に登る。
小さく「せーの!」と言ってタクトを振り、強弱をきちんととって気持ちよく演奏を終える。
2番手は「龍笛(りゅうてき)」という雅楽の楽器ををやっているという女性。
しっかりと自分をアピールするようなメリハリのある指揮ぶり。
雅楽に指揮者はいないので新鮮で感動的な体験だったそう。
3番手はお笑い芸人をほうふつとさせる雰囲気の女性。
ビアノとドラムとアルトサックスをやっているという。
バンドマスターの女性に握手を求めてから指揮台に登る。
最初のタイミングがつかめないようで、山下監督を振り返り助けを求めるしぐさで客席の笑いを取る。
気を取り直して「せーの!」と大声をかけて指揮棒を振り始める。
危うげな指揮ぶりにもオーケストラは乱れない。
何度も笑いを取って指揮を終え、バンマスと山下監督にも握手を求めここでも客席から笑いが起きた。
三者三様の指揮ぶりと演奏に山下監督から温かいお言葉。
最後の曲は
モーツァルト 交響曲 第25番より 第1楽章
アンコールとなり山下監督が「さきほどオーケストラの歴史についてお話ししましたが、もっと前から歌や手拍子や足踏みを通じて音楽はありました。皆さん、最後は全員で手拍子で盛り上がって終えましょう。」
と言ってラデツキー行進曲が始まる。
周りを見渡すと本当に全員が思いっきり手拍子で楽しんでいる。
クラシックのコンサートでこんなに楽しんだのは初めてかもしれない。
進行役の扶桑町出身のホルン奏者君と、愛知室内オーケストラの面々と、なにより明るくあけっぴろげで包容力のある山下監督のキャラクターが会場中に波及したのだろう。



0 件のコメント:
コメントを投稿