扶桑文化会館のワンコインコンサート
~ピアノトリオで楽しむジャズスタンダードの世界~ 平光広太郎トリオ
2021年12月5日(日)午後2時開演/扶桑文化会館
念の為、文化会館に電話して、当日券が買えるのを確認して出掛けた。
1時35分くらいに到着したら、車で、自転車で、徒歩で人が集まってきている。
手指の消毒と検温を済ませて当日券を購入し入場。
席は一つおきに間隔を開けている。
「封筒のおいてある席にお座りください」と言う係の人の声を聞きながら、ほぼ真ん中に空席を見つけて座った。
開演後は写真撮影等が一切禁止となるので、その前に1枚だけ撮っておいた。
封筒の中身はと見ると、氏名と電話番号を記入する用紙が入っていた。
開演後に回収し、万一新型コロナが発生するようなことがあれば保健所に連絡するための措置だとか。
「ワンコインコンサート」つまり500円の入場料で、出演料を始め、演目やプロフィールのチラシや入場券作り、チケット販売や受付や誘導や座席の手配、ステージの準備など、どうやって運営しているのだろうと思ってしまう。
それはともかく開演間近になると、1階席の座ってもいい席はほぼ埋まってしまった。
ここから2階は見えないが、1階だけを見ても520席のうちの半分は入場したということだろう。
定時きっかりに出演者がステージに上ってきた。
簡単に挨拶したあとすぐに演奏が始まる。
今日の演目は
1. Night and day
2. I love you
3. Body and soul
4. Helen's song
<休憩20分>
5. Donna lee
6. The days of wine and roses
7. Moonriver
8. MGM
ところどころで平光さんによる曲の紹介やメンバー紹介もある。
平光広太郎:ピアノ
山崎 隼:ドラム
出宮 寛之:ベース
1曲目、2曲目はコール・ポーターの作品。
5曲目はチャーリー・パーカー、6・7曲目はヘンリー・マンシーニの作曲。
中でも6曲目の”The days of wine and roses”はオスカー・ピーターソン・トリオのアレンジで、ピアノの位置もその形態をとっているのだとか。
観客は年配者が多いが、もともとジャズ愛好家の人たちのようでノリがよく、平光さんが感心するほどステージと客席が一体となっていた。
8曲目は平光さん自身の作曲によるもの。敬愛するアメリカの演奏家に捧げた曲だそうで、美しく、ときに熱く激しく、最後を飾るにふさわしく盛り上がりのある演奏だった。
もちろん客席からはアンコールの手拍子が収まらない。
アンコール曲はクリスマス曲を3曲の大盤振る舞い。
文化会館を出て自転車置き場に向かう途中、後ろからおばさんたちの声が聞こえてきた。
「今日は良かったね!」
「ほんとに良かったわ!!」
・・・同感!話に加わりたいと思った。
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