ところが手話の世界では「耳の日」。
愛知県では稲沢市で大会が開催された。
第37回 耳の日記念
聴覚障害者と県民の集い in 稲沢
2019年3月3日(日)
午前9時30分~午後4時
名古屋文理大学文化フォーラム(稲沢市民会館)
主催:一般財団法人 愛知県聴覚障害者協会
社会福祉法人 愛知県社会福祉協議会
主管:稲沢市聴覚障害者福祉協会
後援:愛知県 稲沢市 愛知県教育委員会 他
1月まで受けていた手話奉仕員養成講座の仲間たちと岩倉市役所で待ち合わせ。
近郊のサークルの人達とともに25名がバスに乗り込む。
メイン会場の大ホール |
9:15 受付開始
9:30 オープニング
10:00 式典
11:00 手話スピーチコンテスト
12:00 お昼休憩
13:00 アトラクション
13:20 記念講演
15:10 手話スピーチコンテスト結果発表
15:40 フィナーレ
引き継ぎ
お楽しみ抽選会
16:00 閉会
オープニングは愛知県警音楽隊と、「フレッシュ・アイリス」のバトントワリング。
式典の中で、稲沢市長は用意周到な手話を混じえて挨拶をされた。
相当に勉強されたようだ。
また、参議院議員の女性は、これまた完璧な手話で障害者を取り巻く環境についての報告や市民へのお願いを話された。
手話スピーチコンテストは学習を始めてから5年未満の人が対象。
手話サークルなどから推薦を受けた10人が出場。
うち男性1名、女性9名(1人はフランスからの留学生)
手話を始めて6ヶ月とか8ヶ月とかいう人も堂に入った話しぶり。
午後のアトラクションは愛知県立杏和高等学校 JRC部
手話パフォーマンス
「尾張新作狂言『おそそ仁王』やまかわさとみ作」
平成30年10月7日の全国大会で「日本財団賞」を受賞した、手話を使った狂言の作品。
昼食は一斉に同じ方向に向かうので大混雑。
お弁当を受け取って、中ホールの昼食会場に行っても、どの部屋も満席。
突き当りの研修室で、運良く食べ終わった人のあとに席が取れた。
食べ終えた弁当のパックを回収しているのは、デフバレーで知り合った、イケメンの全日本代表選手。
数メートル先にいる彼に手を振って、「デフバレーのときに会ったね」と手振りをしたら、「ああ、覚えてます」と喜んでくれた。
一緒にいた手話講座の女性たちも「カッコイイ、すごいイケメン!手話が通じたの!?」
(手話というより、身振り手振りだけどね)
中ホールのステージがバザー会場 |
記念講演は、ねむの木学園 理事長 宮城まり子さん
演題「やさしくね やさしくね やさしいことは つよいのよ」
ねむの木学園の障害のある子どもたちの話や、被災した当時の名古屋との関わりや、現在の取り組み、モハメド・アリとの出会い、やさしさについて。
とりとめのないような話しぶりの中に、どんどん引き込まれていくパワーがある。
後半では車椅子から降りて立ち上がり、舞台の一番前まで行って話しかける。
今年91歳、まもなく92歳になるそうだが、聖路加病院の日野原先生のように105歳まで現役で、一生を捧げている今の仕事をやり通すつもり。
講演を終えて、花束が贈られた。
その花束を参加している障害者に分けてあげようと思い立ったらしい。
「参加者の中で一番大変な思いをしてるのは誰?」
・・・「盲ろう協会の会長さん・・・」
「ここへ来て頂戴」
盲ろう協会の会長さんらしき女性が、付添の人に手を引かれて壇上の、宮城まり子さんのそばへ。
愛おしそうに手をとって、「せっかくいただいた花束だけど、この方にあげていい?」
パワーを送り込むように抱擁・・・
涙が溢れ出てきて困った。
記念誌や観光パンフレット |
来年は3月1日、蒲郡で開催されることが決まっている。
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