4月5日に「ちごりんの里」のミツバツツジの観察会に行ったときに、カタクリの花がわずかに咲いていたので、鳩吹山に少しは咲き残っているかも知れないと思い、出かけてみた。
駐車場に到着すると車はたくさん停まっているものの、カタクリののぼり旗はないので、やはり時期を逃してしまったと理解した。
それでも様子を見に歩を進める。
思った通りカタクリの花はすっかり終わって、木立の間に葉だけが来年に備えて日を浴びている。
国定公園でもあり、来訪者も多いので、林も竹林もきちんと整備されている。
若葉の緑、山桜の細かい白い花、真っ直ぐに伸びる竹林、チャートの岩肌、エメラルドグリーンの木曽川。そして鳩吹山と青空。
ずっとここに腰を下ろして、樹々と対話したり、スケッチをしたりして時間を過ごしたら、どんなにいいだろうと思う。
カタクリの花は見損なっても、初夏の自然を満喫した。
帰りがけに駐車場から鳩吹山を撮影した。
美しい自然が身近にあるのは嬉しいことだ。
それも、人の手が入って整備されているからこそ気軽に体感できるのだけど。
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