花と音楽のある暮らし

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2022年4月3日日曜日

天才トランペット少年の演奏を聴いてきた

3月31日の中日新聞朝刊に、ちょっとした記事があったのが目に入った。



全国大会で活躍する愛工大名電の吹奏楽部と、天才少年トランペッターとして話題の小学生、児玉隼人くんのコンサート。
会場は1,800人収容の愛知県芸術劇場コンサートホール。

電話番号が書いてあるので早速電話してみたが、いつも通話中で全然つながらない。
4月1日の午後になってやっと電話がつながったので、チケットを予約した。



開場時間の12:15に4階エントランスに行ったら、すでにチケットを手に入れている人たちがぞろぞろと入場し始め、予約した人も長い列で順番を待っている。
チケットを受け取ったら、席は「3階R2列44番」。ステージを正面に見る席ではなく、横の壁から張り出したような狭い席だった。
いいように解釈すれば、着飾った貴婦人がオペラグラスをかざして見ているようなイメージの場所。


驚いたことに、3階席までびっしり埋まっている。開演前に会場の様子を撮っておいた。





児玉隼人くんはこの4月から中学1年生。釧路に住んでいてレッスンには4時間ほどかけて札幌に通っているそうだ。
そういう話題を引き出すのは、フルートフェスティバルでもお世話になっている司会の岡田祐希さん。音楽への造詣が深い人なんだろう。

演奏の印象は、愛工大名電の吹奏楽部はキレのあるメリハリの効いた若々しいサウンド。特に打楽器が効果的に盛り上げる。
そこに児玉くんのトランペットはやさしく澄んだ音色で、ときに哀愁を帯びる。
指揮者の伊藤宏樹氏によると、フランス風の、歌唱法に近いトランペットの吹き方ということだ。

"HAPPY"のソリスト、ホルンの児玉理子さんは隼人くんの姉でもあり、中学1年からホルンを始め、2年生で中学生全国第1位になった、4月から中学3年生。
今後の目標はと聞かれ、「3年生でもう一度優勝したい」。

さらにもう一人のゲスト、名フィルのホルン奏者、津守隆宏氏はこの二人にとって叔父さんにあたるようだから、音楽というのは家系(DNA)や子供の時からの環境が大きく影響するのだろう。

愛知県が誇るこの施設でのコンサートは、愛工大名電・吹奏楽部の生徒たちにとっても、児玉兄弟にとっても、満席の観客にとっても、オンラインでは味わえない貴重なひとときとなった。

アンコールでは新聞記事にあったように、「トランペット吹きの休日」や名電おはこの「ディープ・パープル・メドレー」も演奏し、拍手が鳴り止まない。

児玉くんのトランペットと津守氏のホルンの2重奏のときは、児玉くんがSNSで配信するための録画を撮るということで、客席も明るくして会場全体を映し出したようだ。

児玉くんは2021年から毎日の練習動画を投稿しているそうで、この2重奏の様子をYouTubeやInstagramで配信するそうだ。
YouTubeに「児玉隼人 トランペット」と入力すると、練習の様子がいっぱい出てくる。
今後の成長・活躍が楽しみだ。



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