昨日、池内紀氏の「散歩本を散歩する」を読み終えた後、そういえば東京中を自転車で走り回っていた伊藤礼さんがその後どうされているのかが気になった。
伊藤礼さんは長年勤めた学校を退職する少し前に、一度学校まで自転車で行ってみようと思いたったものの、そのとき体力の衰えを痛感し、体力促進のために自転車にのめり込むようになった。
そこから始まる自転車人生を描いた「こぐごぐ自転車」は抱腹絶倒モノであると同時に、「これなら自分も趣味としてやれるかもしれない」と思わせてくれた。
私がロードバイクで、毎週末のように走ることになるきっかけを作ってくれた「座右の書」というべきもの。
その後「自転車ぎこぎこ」も出版され、東京都内のみならず、遠州、三河、山陰地方と走り回る元気ぶりも目にした。
伊藤礼さんのその後が気になったところで、図書館のサイトで「伊藤礼」で検索したら、ちゃんと出てきた。
「大東京ぐるぐる自転車」。
思ったとおり東京中を元気に走っておられる様子。
池内紀氏の「散歩本を散歩する」に出てくるアンツルさん(安藤鶴夫さん)の名前も出てくるから同じような場所を、かたや散歩で、もう一方は自転車で巡っていたのだろう。
さらに驚いたことに、「自転車走行と記録ということに関して、わたくしは偉大な人物を知っている。」として、私が長年お世話になった愛知県サイクリング協会の「新美善朗さん」をとりあげている。
まだ読みかけたばかりだが、自転車で巡る東京の景色をどんなふうに料理していくのか楽しみ。
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