武士の家計簿

毎週楽しみにしているＴＶ番組は、この地区では水曜日の午後8時放送の「英雄たちの選択」。

歴史学者の磯田道史さんを中心に、様々な分野の専門家が、歴史の分かれ道に英雄たちがどんな決断をしていったかを検証していく。

それぞれの専門家が必ずしも同じ方向を向くのではなく、それぞれの立場で自分ならどうするか、その背景と選択肢を発表していく。

司会の杉浦さんのコントロールの仕方も的確で小気味が良いし、専門家の様々な意見を受け止めながらまとめていく磯田さんの博識ぶりも際立っている。

その磯田さんは日本史（特に幕末から近代史）の本を多数上梓している。

ふだん映画に縁のない私は知らなかったが、この磯田さんの原作の「武士の家計簿」と「殿、利息でござる」は観ておくべき映画と知って、ＤＶＤを借りに行こうと思った。

ちょうどその時、カミさんが「3月5日の夕方BSで『武士の家計簿』放映されるって」。

TVの番組表でたまたま見つけたらしい。

著書「日本史の内幕」の中で、主演の堺雅人さんと磯田さんが意気投合したという話もあり、6時20分からの放映を待ち望んで観た。

監督：森田芳光

出演：堺雅人　仲間由紀恵　伊藤祐樹　松坂恵子　草笛光子　中村雅俊　

原作：磯田道史

音楽：大島ミチル

あらすじ（ネットからコピー）

会計処理の専門家、御算用者として代々加賀藩の財政に携わってきた猪山家八代目の直之（堺雅人）。江戸時代後期、加賀百万石とうたわれた藩も財政状況は厳しく、加えて武家社会には身分が高くなるにつれ出費も増えるという構造的な問題があった。直之は、家財道具を処分し借金の返済に充てることを決断し、猪山家の人々は一丸となって倹約生活を実行していく。

次は「殿、利息でござる」も観てみよう。

泣ける映画らしい。DVDを借りてくるか、Youtubeで観るか。

    
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